factor・cause・elementの違い!英語で要因・原因の覚え方
B!
英語で「要因」「原因」「要素」
を表すfactor・cause・elementは、
以下のような違いがあります。
- factor:間接的に影響する「要因」
- cause:直接的な何かの「原因」
- element:複合物を構成する「要素」
脳に関連した情報をセットで
入力すると記憶しやすいので、
ここでは似た意味を持っている
factor・cause・elementの違いと使い方
について例文を用いて解説します。
目次
factor・cause・elementの違い
factorの意味を辞書で調べると、
以下のように記載されています。
「(結果を生じさせるのに
寄与した)要因・要素」
factorに対し、elementは辞書に
以下のように記載されています。
「(化学反応の最小構成要素の)元素」
「(大きな集団を構成する)成分・要素」
factorはある結果をもたらす
「要因」や「要素」を意味し、
elementはある合成物や複合物を
構成している「成分」や「要素」
という意味を持っています。
そして、factorとcauseには共に
「原因」という意味がありますが、
factorは何かに影響を与えるもの、
causeは何かを引き起こすもので、
factorは間接的に影響する「要因」、
causeは直接的な「原因」を表します。
factor・cause・elementの発音は、
それぞれ以下になります。
・factor
・cause
・element
それでは、以下に例文を用いて
factor・cause・elementの違いと
使い方についてみていきます。
factorの例文と使い方
以下はfactorを用いた例文ですが、
Health is an important factor of happiness.
「健康は、幸福の重要な要因です。」
Health「健康」が幸福をもたらす
要因であることを表しています。
以下のfactorを用いた例文では、
Diligence is an important factor of success.
「勤勉さは、成功の重要な要因です。」
Diligence「勤勉さ」が成功する
要因であることを表しています。
causeの例文と使い方
以下はcauseを用いた例文ですが、
Smoking was a cause of cancer.
「喫煙は、癌の原因でした。」
検査などで喫煙が癌を引き起こした
直接的な原因であることが分かった
場合はcauseを用います。
これに対し、一般的に喫煙が癌
の原因であることを言う場合は、
喫煙は直接的な原因ではないので、
以下のようにfactorを用います。
Smoking is a factor of cancer.
「喫煙は、癌の原因です。」
このように、causeは直接的な「原因」、
factorは一般的な「原因」を表します。
elementの例文と使い方
以下の例文でDiligence「勤勉さ」は、
成功という大きなものを構成する要素
という意味でelementを用いています。
Diligence is an important element of success.
「勤勉さは、成功の重要な要素です。」
これに対し、以下の例文では、
Diligence「勤勉さ」が間接的に
成功をもたらすことに影響する
要因と考えてfactorを用いています。
Diligence is an important factor of success.
「勤勉さは、成功の重要な要因です。」
factorは結果を生じさせるのに
影響した間接的な要因を表し、
elementは大きなものを構成する
要素を表す時に用いられます。
以下の例文のようにelementには、
An element that is the root of everything.
「元素は、万物の根源です。」
それ以上分解できない究極的な要素、
つまり「元素」という意味もあります。
人によって捉え方が変わるので、
ここで解説した使い分けについては
これが絶対正解という線引きはなく、
factor・cause・elementの3つは
使いながら状況に応じて使い分けを
感覚的に身につけていきましょう。
効率の良い英単語の覚え方
ここでは、似た意味を持っている
factor・cause・elementの違いと
使い方について解説しましたが、
脳は関連した情報を一緒に覚えると
記憶しやすいことが分かっているので、
類義語をまとめて覚えると効率よく
英単語を記憶することができます。
以下では、脳の特性に沿った効率的な
英単語の覚え方について解説しています。