barely・hardly・scarcelyの違い!英語でほとんど~ないの覚え方
B!
関連した英単語をセットで覚えるのが、
脳科学的に記憶しやすい覚え方です。
そこで、「ほとんど~ない」と似た意味を
持っているbarely・hardly・scarcelyの違い
と使い方について例文を用いて解説します。
目次
barely・hardly・scarcelyの違い
barely・hardly・scarcelyは
3つとも「ほとんど~ない」
という意味を持っていますが、
以下のような違いがあります。
まず、barelyは「ほとんどできない」
という意味から「かろうじて~」や
「わずかに~」「やっと~」という
意味で用いられます。
hardlyとscarcelyは、
「ほとんど~ない」という意味で
notを用いた否定より弱い否定を表します。
ただ、scarcelyのほうがhardlyより強く、
硬い感じになるので文語(書き言葉)で
scarcelyはよく用いられます。
逆に、hardlyは口語(話し言葉)で
よく用いられます。
barely・hardly・scarcelyの発音は、
それぞれ以下になります。
・barely
・hardly
・scarcely
それでは、以下に例文を用いて
barely・hardly・scarcelyの違いと
使い方についてみていきます。
barelyの例文と使い方
以下はbarelyを用いた例文ですが、
He barely passed the exam.
「彼は、かろうじてその試験に合格した。」
「ほとんどできない」という意味から
barelyは「かろうじて~する(した)」
という意味で用いられます。
また、以下の例文のように、
I can barely see it from here.
「私は、ここからわずかにそれを見ることができます。」
They barely arrived there.
「彼らは、やっとそこへ到着した。」
barelyは「わずかに~」「やっと~」
という意味でも用いられます。
副詞のbarelyを置く位置ですが、
上の例文のように一般動詞の前、
助動詞の後ろになります。
また、以下のようにbarelyは
be動詞の後ろに置かれます。
He is barely standing on it.
「彼は、かろうじてその上に立っている。」
hardlyとscarcelyの例文と使い方
以下はhardlyを用いた例文で、
He hardly catches a cold.
「彼は、ほとんど風邪をひかない。」
hardlyは「ほとんど~ない」という意味で
一般動詞の前に置いて用いられます。
以下の例文のように、
He scarcely catches a cold.
「彼は、ほとんど風邪をひかない。」
hardlyをscarcelyに置き換えても
同じ意味になります。
ただ、scarcelyのほうがhardlyより
意味が強く、硬い感じになるので
文語でよく用いられます。
hardlyは、口語でよく用いられます。
そして、以下の例文のように、
She can hardly cook.
She can scarcely cook.
「彼女は、ほとんど料理ができない。」
助動詞がある時はhardlyとscarcelyを
助動詞の後ろに置きます。
また、「ほとんど~ない」という
意味のhardlyとscarcelyにeverを付けて
hardly everやscarcely everとしても、
以下の例文のように「めったに~ない」
という意味になります。
He hardly ever come here.
He scarcely ever come here.
「彼は、めったにここへ来ません。」
「めったに~ない」という意味の
rarelyとseldomの違いと使い方は、
以下で詳しく解説しています。
効率の良い英単語の覚え方
ここでは、barely・hardly・scarcelyの
違いと使い方について解説しましたが、
脳は関連した情報を一緒に覚えると
記憶しやすいことが分かっているので、
類義語をまとめて覚えると効率よく
英単語を記憶することができます。
以下では、脳の特性に沿って効率よく
英単語を覚える方法を解説しています。