tellの文型と使い方は?第3文型と第4文型の書き換えも解説
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tellは「言う」「話す」という意味ですが、
以下の4つの文型と意味で用いられます。
・第1文型:S tell 「Sは言う(話す)」
・第3文型:S tell O「SはOを言う(話す))」
・第4文型:S tell O1 O2「SはO1にO2を言う(話す)」
・第5文型:S tell O C「SはOにCを言う(話す)」
tellには「伝える」「教える」
という意味もあったり、
第3文型と第4文型は書き換え
が可能です。
ここでは、tellの使い方について
例文を用いて詳しく説明しますが、
英語で「言う」「話す」と似た意味
を持つsay・tell・talk・speakの違い
については以下をご覧ください。
それでは、tellの解説に入ります。
目次
tellの文型と使い方
tellは第1文型、第3文型、第4文型、
第5文型の形を作ります。
ここでは、それぞれの文型について
例文を用いてtellの使い方を解説します。
tellの過去形と過去分詞はtoldで、
発音は以下になります。
第1文型のtellの例文と使い方
第1文型の形はSV(主語+動詞)ですが、
tellの後ろに何について話したのかを表す
of・about ~ が置かれることが多いです。
以下はtellを用いた例文ですが、
He told about the problem.
「彼は、その問題について話した。」
S:He、V:toldの第1文型で
about the problemは「その問題について」
→「話した」とtoldを修飾しています。
aboutをofにしても、同じような
意味になります。
He told of the problem.
動詞を修飾する品詞は副詞なので
about(またはof) the problemは、
文法用語では副詞の役割をする句
(複数の単語のセット)で副詞句
と呼ばれます。
tellは話し手の彼が彼の趣味について
話し相手に伝えるという意味ですが、
趣味について会話するというば場合は
以下のようにtalkを用います。
He talked about the problem with us.
「彼は、私達とその問題について話した(会話した)。」
We talked about the problem.
「私達は、その問題について話した(会話した)。」
tellとtalkの違いについての詳しい解説が
必要な場合は、以下をご覧ください。
第3文型のtellの例文と使い方
第3文型の形はSVOですが、
tellの後ろに何を言うのかを表す
目的語が置かれます。
以下はtellを用いた例文ですが、
I will tell the truth.
「私は、真実を言う(伝える)つもりです。」
S:He、V:will tell、O:the truthの
第3文型で、the truthは何を言うのか
を表しており(will)tellの目的語です。
以下もtellを用いた例文ですが、
He told(that)he finished the work.
「彼は、その仕事を終えたと言った。」
S:He、V:told、O:that he finished the work
の第3文型です。
以下の部分(that節)は、
that he finished the work
「彼はその仕事を終えた」
何を「言った」のかを表しており
toldの目的語になっています。
このように、tellが第3文型を作る時、
目的語にthat節がきて「~ということ
を言う(伝える)」という意味になる
ことが多いです。
そして、that節が目的語にくる時、
以下のようにthatは省略されることが
ほとんどです。
He told he finished the work.
第4文型のtellの例文と使い方
第4文型の形はSVO1O2ですが、
tellの後ろに誰に言うのかを表す
目的語O1と何を言うのかを表す
目的語O2が置かれます。
以下はtellを用いた例文ですが、
I will tell her the truth.
「私は、彼女に真実を言う(伝える)つもりです。」
S:I、V:will tell、O1:her、
O2:the truthの第4文型です。
この例文でherは誰に言うのかを表しており、
the truthは何を言うのかを表してます。
以下もtellを用いた例文ですが、
He told me(that)he finished the work.
「彼は、その仕事を終えたと私に言った。」
S:He、V:told、O1:me、
O2:that he finished the work
の第4文型です。
以下の部分(that節)は、
that he finished the work
「彼はその仕事を終えた」
何を「言った」のかを表しており
toldの目的語になっています。
第5文型のtellの例文と使い方
第5文型の形はSVOCですが、
tellの後ろに誰に言うのかを表す
目的語のOとOを補足する補語の
Cが置かれます。
OとCは、イコール関係(O=C)
になるとも言われます。
以下はtellを用いた例文ですが、
She told me to do the work.
「彼女は、その仕事をするよう私に言った(伝えた)。」
S:She、V:told、O:me、
C:to do the workの第5文型です。
to do the workは不定詞の名詞的用法で、
直訳は「その仕事をすること」ですが、
目的語のmeと補語のto help herは
「私」=「その仕事をすること」と
イコール関係になっています。
この形を作る動詞は、tellの他に
ask・want・allow・adviseなどで、
これらの動詞の使い方については
以下を参考にしてください。
tellの第3文型と第4文型の書き換え
ここでは、tellを用いた第3文型と
第4文型の文の書き換えについて
例文を用いて解説します。
以下はtellを用いた第4文型の例文ですが、
I will tell her the truth.
「私は、彼女に真実を言う(伝える)つもりです。」
O1のherとO2のthe truthの並び順を変えて
以下のように書き換えることができます。
I will tell the truth to her.
上の英文は、S:I、V:will tell、
O1:her、O2:the truthの第4文型で、
下の英文はS:I、V:will tell、O:herの
第3文型で、to herは「彼女に」→「言う」と
動詞の(will)tellを修飾している副詞です。
第4文型から第3文型に書き換える時、
tellの場合は前置詞toを用います。
to以外に動詞によってfor、ofを使い分けますが、
to・for・ofの使い分けについては以下で詳しく
解説しています。
教えるという意味のtellとteachの違い
tellは道など情報を「教える」
という場合に用いられ、
teachは学問や技術を「教える」
という場合に用います。
tellは駅までの道順を教えるなど、
情報を伝えるというニュアンスで、
teachのほうは授業やレッスンなど
のように一から十まで教えるという
ニュアンスになります。
「教える」という意味を持つ英単語には
tell・show・teach・tutor・coachがあり、
以下で違いと使い方を解説しています。
tellの文型と使い方まとめ
tellは「言う」「話す」「伝える」
という意味を持っていますが、
以下の4つ形を作ります。
・第1文型:SV
・第3文型:SVO
・第4文型:SVOO
・第5文型:SVOC
ここでは、それぞれの文型において
tellの使い方について解説しましたが、
以下では「言う」「話す」と似た意味の
say・tell・talk・speakの違いと使い方
について例文を用いて解説しています。