say・tell・talk・speakの違い!文型と意味から使い方を解説

say・tell・talk・speakの違い

say・tell・talk・speakの意味
「言う」「話す」と似ていますが、
それぞれ使い方が違います。

 

脳に関連した情報をセットで
入力すると記憶しやすい
ので、

ここでは似た意味を持っている
say・tell・talk・speakの違いと
使い方を文型や文法の観点から
例文を用いて解説します。

say・tell・talk・speakの違い

sayは内容に焦点を当て何かを「言う」、
speakは言語など、単に何かを「話す」
という意味で相手は不要です。

tellは誰かに何かを「言う(伝える)」、
talkは何かについて「話す(会話をする)」
という意味で相手が必要です。

say・tell・talk・speakの違い

 

say・tell・talk・speakの発音は、
それぞれ以下になります。

・say

・tell

・talk

・speak

 

それでは、以下に例文を用いて
say・tell・talk・speakの文型や
使い方を詳しくみていきます。

 

sayの文型と使い方

sayは何かを「言う」という意味で、
話す内容に焦点が当てられます。

また、聞き手を必要としません。

 

以下はsayを用いた例文ですが、

He said “I’ll do my best”.
「彼は、”ベストを尽くします”と言った。」

“I’ll do my best”という彼が言った
内容に焦点が当てられています。

sayの意味と使い方&例文

 

このI’ll do my bestのように、
sayの後ろに話された内容が
目的語として置かれます。

 

そして、このsayを用いた英文は、

S:He
V:said
O:I’ll do my best

の第3文型になります。

 

sayは聞き手がいなくても使えますが、
聞き手を表したい場合は以下のように
「to+人」をsayの後ろに付けます。

He said to me, “I’ll do my best”.
「彼は、”ベストを尽くします”と私に言った。」

 

この英文のto meは、
「私に」→「言った」というように
動詞のsayを修飾する副詞になります。

 

tellの文型と使い方

tellもsayと同様に話す
内容に焦点が置かれますが、
聞き手を必要とします。

そして、tellは“誰か”に“何か”を
「言う」、「伝える」という
意味になります。

 

以下はtellを用いた例文ですが、
tellの後ろに”誰に”と”何を”を置いて
SVOOという第4文型になります。

I will tell him the truth.
「私は、彼に真実を伝えるつもりです。」

tellの意味と使い方&例文

 

この例文ではwill tellの後ろに、
him「彼に」とthe truth「真実を」
という目的語が置かれています。

S:I
V:will tell
O:him
O:the truth

 

この英文で、himとthe truthの
並び順を変えて以下のようにすると、

I will tell the truth to him.

 

以下のような第3文型になります。

S:I
V:will tell
O:the truth

 

そして、to himは「彼に」→
「伝えるつもり」というように
動詞のwill tellを修飾する副詞になります。

 

また、「伝える」という意味から
派生して「教える」という意味で
用いられることもあります。

She told me the way to the station.
「彼女は、私に駅へ行く道を教えてくれた。」

 

talkの文型と使い方

talkは「話す」という意味ですが、
誰か相手がいて「会話をする」
という時に用います。

 

talkは話し相手がいるので、
話している相手を表す場合は、
以下のようにwithを用います。

I talked with my friend.
「私は、友達と話しました(会話しました)。」

 

このtalkを用いた英文は、

S:I
V:talked

の第1文型になります。

 

そして、with my friendは
「友達と」→「話しました」
と動詞のtalkedを修飾している
副詞になります。

ただ、この場合は、
talk with ~ で「~と話しをする」と
覚えておくと使いやすいと思います。

 

talk to ~ は、「~に話しかける」
という意味になります。

He talked to her.
「彼は、彼女に話しかけた。」

talkの意味と使い方&例文

 

このtalkを用いた英文は、

S:He
V:talked

の第1文型になります。

 

そして、to herは
「彼女に」→「話しかけた」
と動詞のtalkedを修飾している
副詞になります。

ただ、この場合は、
talk to ~ で「~に話しかける」と
覚えておくと使いやすいと思います。

 

また、「~について話す」と話す
内容を表す場合はtalk about ~ を用い、

「私達は、(私達の)趣味について
話をしました。」と言いたい場合は、
以下のようになります。

We talked about our hobbies.

 

このtalkを用いた英文は、

S:We
V:talked

の第1文型になります。

 

そして、about our hobbiesは
「趣味について」→「話した」
と動詞のtalkedを修飾している
副詞になります。

ただ、この場合は、
talk about ~ で「~について話す」と
覚えておくと使いやすいと思います。

 

話す内容はabout our hobbiesのように
about「について」を用いて表しますが、

「あなたは、何について話しましたか。」

と話している内容を質問する場合は
talk aboutを用いて以下のようになります。

What did you talk about?

 

相手が一方的に話しているのではなく、
会話をしているのでtalkを用います。

 

speakの文型と使い方

speakは言葉を発するという
ニュアンスでの「話す」という意味で、
聞き手がいなくても使えます。

speaker「スピーカー」は
speakが名詞になった形ですが、
まさに相手がいなくても一方的に音や
言葉を発する機械や人を表します。

speakの意味と使い方&例文

 

例えば、「彼は、流暢に英語を話す。」は
単に彼は英語を話すということを表すので
以下のようにspeakを用います。

He speaks English fluently.

 

このspeakを用いた英文は、

S:He
V:speaks
O:English

の第3文型になります。

 

fluentlyは、「流暢に」→「話す」
と動詞のspeaksを修飾している
副詞になります。

 

そして、以下のように、

「彼は、流暢に英語を話すことができる。」

「~できる」と能力を表す場合は
speakの前に助動詞のcanを付けて、
以下のようになります。

He can speak English fluently.

 

このspeakを用いた英文は、

S:He
V:can speak
O:English

の第3文型になります。

 

このように、言語を話すという場合、
speakの後ろに目的語として言語を置き
第3文型になります。

 

sayと同様に話す相手を表す場合は、
「to+人」という形を付けます。

He spoke to her.
「彼は、彼女に話しかけました。」

 

このspeakを用いた英文は、

S:He
V:spoke

の第1文型になります。

 

そして、to herは「彼女に」→
「話しかけた」と動詞のspokeを
修飾している副詞になります。

ただ、この場合は、
speak to ~ で「~に話しかける」と
覚えておくと使いやすいと思います。

 

talk to ~ も「~に話しかける」と
日本語に訳すと同じになりますが、

He talked to her.
「彼は、彼女に話しかけた。」

talkの本来の意味は会話をするなので
talk toは話しかけて会話をするという
ニュアンスになります。

 

talk toに対してspeak toは
単に話しかけたということを表し、
会話したかは分かりません。

talk toは親密な人との会話を表し、
speak toは親密な関係ではない相手に
話しかけるという違いもあるようです。

 

効率の良い英単語の覚え方

ここでは、似た意味を持つ
say・tell・talk・speakの意味の
違いと使い方を解説しましたが、

脳は関連した情報を一緒に覚えると
記憶しやすいことが分かっているので、

類義語をまとめて覚えると効率よく
英単語を記憶することができます。

 

以下では、脳の特性に沿って効率よく
英単語を覚える方法を解説しています。

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