vital・crucial・essential・important・significantの違い!重要なを英語で
B!
英語で「重要な」と似た意味を持つvital・
crucial・essential・important・significantは、
以下のような違いがあります。
・vital
命に関わるほど極めて「重要な」
・crucial
成功に関わるほど極めて「重要な」
・essential
欠けてしまうと成り立たないほど、
本質的に最も「重要な」
・important
主観的に「重要な」という意味で、
話し言葉で幅広く用いられる
・significant
客観的に「重要な」という意味で、
書き言葉でよく用いられる
脳に関連した情報をセットで
入力すると記憶しやすいので、
ここでは似た意味を持っている
vital・crucial・essential・important・
significantの違いと使い方について
例文を用いて解説します。
目次
vital・crucial・essentialの違い
「命の」「生命に関する」や
という意味もあることから、
vitalの重要なは「極めて重要な」
という意味になります。
また、vitalは「不可欠な」や
「(存在に)必須の」という
意味も持っています。
crucialもvitalと同じで、
「極めて重要[重大]な」
という意味になります。
ただ、vitalは命に関わる重要性、
crucialは成功の行方を決定づける
重要性を表します。
crucialは、「命運を左右する」や
「(危機の回避などに)決定的な」
という意味も持っています。
essentialは「絶対必要な」、
「必須の」という意味から、
欠けてしまうと成り立たない
本質的に「最も重要な」という
意味になります。
essentialは「本質の」や「本質的な」
という意味も持っています。
vital・crucial・essentialの発音は、
それぞれ以下になります。
・vital
・crucial
・essential
それでは、以下に例文を用いて
vital・crucial・essentialの違いと
使い方についてみていきます。
vitalの例文と使い方
以下はvitalを用いた例文ですが、
He plays a vital role in this project.
「彼は、このプロジェクト(の中)で
極めて重要な役割を果たしている。」
彼がいないとこのプロジェクトが
成立しないほど彼の存在が不可欠
であることを表しています。
以下のvitalを用いた例文は、
It’s vital for me to take the medicine.
「その薬を飲むことは、
私にとって不可欠です。」
その薬を飲まないと命にかかわるほど
私にとってその薬を飲むことが極めて
重要であることを表しています。
crucialの例文と使い方
以下はcrucialを用いた例文ですが、
She made a crucial mistake.
「彼女は、極めて重大なミスを犯した。」
命に関わるほどではないが大きな
ミスをしたということを表します。
crucialは「重要な」という意味で、
一般的に用いられるimportantより
重要度が高いニュアンスになります。
また、crucialを用いると
成功の行方に関わるような
極めて重大なミスをしたことを表し、
以下のようにvitalを用いると、
命に関わるような重大なミス
をしたことを表します。
She made a vital mistake.
「彼女は、極めて重大なミスを犯した。」
essentialの例文と使い方
以下はessentialを用いた例文ですが、
Breathing is essential to live.
「呼吸は、生きるために絶対必要です。」
呼吸をすることは生きるために
絶対必要な最も重要なこと(の一つ)
であることを表しています。
以下のessentialを用いた例文は、
It is essential for you to use a PC to work here.
「ここで働くために、
パソコンが使えることは必須です。」
パソコンを使えることが
ここで働くために最も重要なスキル
であることを表しています。
importantとsignificantの違い
significantとimportantは共に
「重要な」という意味ですが、
以下のような違いがあります。
まず、importantは主観的に
「重要な」という意味を表し、
一般的に話し言葉(口語)で
よく用いられます。
そして、significantは客観的に
「重要な」という意味を表し、
一般的に書き言葉(文語)で
よく用いられます。
importantとsignificantの発音は、
それぞれ以下になります。
・important
・significant
それでは、以下に例文を用いて
importantとsignificantの使い方
について詳しくみていきます。
importantの例文と使い方
これまでにvital、crucial、essentialの
意味や使い方について解説しましたが、
使い分けに困った時は重要の程度は
vital、crucial、essentialより下がりますが
importantを用いることもできます。
以下は、vitalのところで用いた例文の
vitalをimportantに置き換えたものです。
He plays an important role in this project.
「彼は、このプロジェクト(の中)で
重要な役割を果たしている。」
It’s important for me to take the medicine.
「その薬を飲むことは、
私にとって重要です。」
以下は、essentialのところで用いた例文の
essentialをimportantに置き換えたものです。
Breathing is important to live.
「呼吸は、生きるために重要です。」
It is essential for you to use a PC to work here.
「ここで働くために、
パソコンが使えることは重要です。」
このように、importantは「重要な」
という意味で、幅広く用いられます。
significantの例文と使い方
以下はsignificantを用いた例文ですが、
The research was significant.
「その調査は、意味のあるものでした。」
その調査が大きな影響を与えるほど
重要だったことを表しています。
以下はsignificantを用いた例文は、
It is a significant problem for us.
「それは、私達にとって重要な問題です。」
以下のimportantを用いた例文より
私達に大きな影響を与える問題である
ことを表します。
It is an important problem for us.
「それは、私達にとって重要な問題です。」
また、significantはimportantより
硬い表現になります。
significantは影響が大きいことを表し、
「重要な」の他に「大きな影響を与える」、
「意味のある」、「かなりの」といった
意味も持っています。
また、以下ではsignificantに関連した
signify・significance・significationの
意味と使い方について解説しています。
「極めて重要な」を表すpivotal
pivotalは、「重要な」よりさらに上の
「極めて重要な」という意味です。
pivotalの発音は、以下になります。
以下はpivotalを用いた例文ですが、
He made a pivotal decision.
「彼は、極めて重要な決断をした。」
importantなどを用いるよりはるかに
重要な決断をしたことを表します。
そして、「すごく重要な」という場合は
以下のようにvery importantを用います。
He made a very important decision.
「彼は、すごく重要な決断をした。」
very importantよりpivotalのほうが、
重要なニュアンスになります。
効率の良い英単語の覚え方
ここでは、vital・crucial・essential・
important・significantの意味の違い
と使い方について解説しましたが、
脳は関連した情報を一緒に覚えると
記憶しやすいことが分かっているので、
類義語をまとめて覚えると効率よく
英単語を記憶することができます。
以下では、脳の特性に沿って効率よく
英単語を覚える方法を解説しています。