Let’s startとLet’s get startedの違い!startedはなぜ過去形?
英語で「始めましょう」という
意味のLet’s startとLet’s get startedは、
ニュアンスが少し異なります。
脳に関連した情報をセットで
入力すると記憶しやすいので、
ここでは、似た意味を持っている
Let’s startとLet’s get startedの違いと
使い方について例文を用いて解説します。
また、Let’s get startedのstartedは、なぜ
過去形なのか?と思っている方がいますが、
startedは過去形ではなく過去分詞形です。
そこで、Let’s get startedの形についても
使い方と合わせて説明します。
目次
Let’s startとLet’s get startedの違い
Let’s startは、何かをすぐに
「始めましょう」という
ニュアンスになります。
これに対し、Let’s get startedは、
特に急ぐことなく「始めましょう」
という時に用いられます。
Let’s startを用いると急いでいてせかす
ような感じになることがあるのに対し、
Let’s get startedはぼちぼち始めましょう
と穏やかな感じになります。
Let’s startとLet’s get startedの発音は、
それぞれ以下になります。
・Let’s start
・Let’s get started
それでは、以下に例文を用いて
Let’s startとLet’s get startedの違い
と使い方をみていきます。
Let’s startの例文と使い方
以下はLet’s startを用いた例文ですが、
Let’s start the lesson.
「授業を始めましょう。」
Let’s startを用いると今すぐに授業を
始めましょうという意味になります。
Let’s startはLet us start
のlet usを省略した形で、
使役動詞のletは「~させる」という
意味で後ろに原形不定詞を置くので、
Let us startは「私達に始めさせて」
という意味になります。
そこから、Let’s startで「始めましょう」
という意味になっています。
使役動詞+O+原形不定詞の
詳しい説明が必要な場合は、
以下を参考にしてください。
Let’s get startedの例文と使い方
以下はLet’s get startedを用いた例文ですが、
We have to prepare for the party.
Let’s get started.
「私達は、パーティーの準備をしなければなりません。
(そろそろ)始めましょう。」
Let’s get startedを用いると、ぼちぼちや
そろそろ始めましょうというニュアンス
になります。
これに対し、以下の例文の
ようにLet’s startを用いると、
We have to prepare for the party.
Let’s get started.
「私達は、パーティーの準備をしなければなりません。
(今すぐ)始めましょう。」
すぐに始めましょうという感じ
になります。
startedは過去形ではなく過去分詞形
Let’s get startedのLet us getの部分は、
使役動詞+O+原形不定詞の形です。
そして、letは「させる」という意味で、
getはある状態に「する」「させる」
という意味です。
なので、let’s get(let us get)で
「私達を(ある状態に)させて」
という意味になります。
また、getの後ろのstartedは過去分詞なので
startedは「始められる」という意味になり、
let’s get startedの直訳は「私達を始められる
状態にさせて」という意味で、そこから
「始めましょう」という意味になります。
Let’s startとLet’s beginの違いと使い方
英語で「始める」を表す英単語は、
startとbeginがあります。
ここでは、Let’s startとLet’s beginの
違いと使い方についてご説明します。
startは第三者をその行為を行う人、
beginは話し手(当事者)がその行為を
行うことを暗に意味します。
以下の2つはどちらも使えますが、
Let’s start the meeting.
Let’s begin the meeting.
「会議を始めましょう。」
上のstartを用いた英文は話し手以外
の第三者が会議を行うことを暗に示し、
下のbeginを用いた英文は話し手が
会議を行うことを暗に示しています。
startとbeginの違いについて、
詳しく説明しています。
Let’s startとLet’s beginの覚え方
ここでは、似た意味を持っている
Let’s startとLet’s get startedの違い
と使い方について解説しましたが、
この2つの表現は、文法を覚えるより
英語を話す時にそのまま言えるように
したほうがラクです。
脳は関連した情報を一緒に覚えると
記憶しやすいことが分かっているので、
類義語をまとめて覚えると効率よく
英単語を記憶することができます。
特に、大人の脳は丸覚えができないので、
大人の脳の特性に合った英単語やフレーズ
の覚え方を知っておきましょう。
以下で、大人が脳の特性に沿って効率よく
英単語を覚える方法を解説しています。