英単語を覚えられない大人向け!単語帳を使わない覚え方

大人の英単語の覚え方

単語帳などで覚えようとしても、
なかなか英単語を覚えられない
大人の方は多い
と思います。

 

これは、関連性のない英単語が
並んでいる単語帳やアプリなどは、

脳科学的に大人にとって非効率な
英単語の覚え方だから
です。

 

また、単語帳やアプリで英単語と
意味を覚えても使い方が分からず、
英会話にはそれほど役立ちません。

英単語を効率よく覚えたいなら、
まずは脳の特性を知りそれに沿った
覚え方をすることが大切
です。

 

そこで、ここでは英会話も上達する
大人に効果的な英単語帳を使わない
英単語の覚え方
について紹介します。

大人が単語を覚えられない理由

単語帳や英単語アプリを使っても
英単語を覚えられないという大人は、
たくさんいると思います。

これは、単語帳や英単語アプリが、
特に大人の脳の特性にあっていない
覚え方だからです。

 

子供と大人で脳が変わるので、
年齢によって物事の覚え方が変わる
脳の特性についてまずは解説します。

大人が単語を覚えられない理由

 

子供は丸覚えができる

物事の覚え方は年齢によって変わり、
12才くらいまでは丸覚えができます。

 

まず、右脳しか動いていない
生まれてから3才くらいまでは
聞き流して言葉を覚えます。

 

私達も赤ちゃんの時に、

両親が話している言葉や
テレビなどから聞こえてくる
言葉を聞き流して覚えます。

 

そして、左脳が発達し始める
4才くらいから12才くらいまでは
丸覚えで言葉を覚えます。

 

なので、小学校の時に呪文のように
唱えているだけで九九を丸覚えしたり、

国語の授業で本読みをしているうちに
日本語を覚えてしまいます。

 

これは左脳が発達しきっていない、
子供だからできる覚え方です。

 

しかし、左脳が発達しきる13才くらい
から丸覚えができなくなります。

そのため、中学2年生くらいになると、
努力している割に英単語が覚えられない
と感じるようになるのです。

 

大人は丸覚えができない

13才くらいで左脳が発達しきると、
丸覚えができなくなります

これは、中学2年生くらいから
単語帳で英単語を丸覚えするのが
苦痛に感じる大きな原因です。

 

このように、13才以上(大人)は
丸暗記で英単語を覚えられないので、
単語帳は非効率な覚え方
になります。

 

左脳が発達しきる13才くらいからは、
論理的に理解してから物事を覚える

ようになります。

そこで、大人は脳の特性を上手く使って
英単語の覚えるる必要があります。

 

大人に効果的な英単語の覚え方

子供の脳は丸覚えできるが
大人の脳は丸覚えができず、

その代わりに物事を論理的に理解して
記憶することは既にお伝えしました。

 

よって、大人は単語帳で英単語を
丸覚えするような覚え方をやめて、
別の方法で覚える必要があります。

そこで、ここでは大人の英単語の覚え方
について以下のポイントを解説します。

大人に効果的な英単語の覚え方

 

感情とセットでインプット

感情とセットでインプットすると、
少ない繰り返しで英単語を記憶する
ことができます。

これは命を守るために備わっている、
非常に強い脳の特性だから
です。

 

例えば、車にひかれそうになったりして
危険な目にあって「怖い」と感じた時に、

その状況を1回で記憶しておかないと
同じ危険な目に何度もあってしまうため、

感情とセットで入ってきた情報を少ない
繰り返しで記憶するようになっています。

 

昨日の朝何を食べたのか思い出せなくても、
1年前に開催された誕生日パーティーなどで
何を食べたか覚えている方は多いと思います。

 

これは、誕生日パーティーの時に
「楽しい」「嬉しい」と感情が動き、

その感情とセットで食事の情報などが
脳にインプットされたからです。

 

このように、感情とセットで
脳にインプットされた情報は
1回で記憶することがあるので、

この脳の特性を上手く使うと
英単語が覚えやすくなります。

 

そこで、感情と組み合わせて
英単語を脳にインプットすると、

より少ない繰り返しで英単語を
記憶することができます。

 

単語帳で覚えることは丸覚えができない
大人の脳の特性に合っていない
ことに加え、

感情も動かないので何度見ても覚えらない
効率の悪い英単語の覚え方になります。

 

それでは、大人は何を使って覚えると
効率よく英単語を記憶できるかというと、

自分が楽しいと感じる絵本を読んだり、
アニメ、ドラマなどを観ると感情が動き、
英単語が記憶されやすくなります。

 

例えば、好きな漫画の英語版を読んだり
好きなアニメの英語版を観たりすると、

「楽しい」「面白い」と感情が動くので
早く英単語を覚えることができます。

 

ただ、楽しいと感じるからといって
初心者が映画などで覚えようとすると、
難しすぎて嫌になってしまいます。

よって、自分のレベルにあったもので
英単語を覚えることも大切
です。

 

英単語が難しいものは避ける

楽しい、面白いと感じる題材でも、
使われている英単語が難しいと感じる
ものは使わないようにしましょう。

 

これは「痛みを避けて快楽を得る」
という行動原理が備わっているので、

難しいと感じて脳が不快になると
痛みになり続けるのが嫌になって

しまうからです。

 

よって、使われている英単語が難しい
法廷や科学関係の映画やドラマなどは、
ストーリーが楽しくても初心者の方が
使うことをお勧めしません

自分の英語力やレベルにあっていて、
楽しいと感じる題材がお勧めです。

単語帳を使わない英単語の覚え方

 

そして、英単語を覚えたと思っても
すぐ忘れてしまいなかなか覚えられない
と悩んでいる大人をよく見かけます

しかし、これも気にする必要はなく、
むしろそれは記憶にいいことであると
教えている方もいます。

 

例えば、一度覚えたと思った英単語を
次見た時に意味が分からなかった場合、

「あれ、前に覚えたのに忘れてる><」
「なんで、すぐ忘れてしまうんだ><」

といったように感情が動きます。

 

また、その英単語の意味を確認すると、

「そうだった!○○という意味だった!」

といったようにまた感情が動きます。

 

このように、覚えたつもりの
英単語を忘れてしまっても、

再度見た時に感情が動くので
その時に覚えてしまうことが
よくあるためです。

 

実際に英語で会話していて間違えた時も
「間違えちゃった!」と感情が動くため、

間違えたら英単語を覚えやすくなるので
ラッキーと思うようにしましょう。

 

次に、脳は複数の情報を関連づけて
記憶するという特性があります。

 

物事を関連付けてインプット

感情とセットに加えて、

複数の情報を関連づけて
脳にインプットすると効率よく
記憶することができます。

 

よって、この点からも関連性のない
英単語が並んでいる単語帳やアプリを
使う方法は効率の悪い覚え方です。

 

関連性のない英単語がランダムに
並んでいる単語帳で覚える方法は、

丸覚えすることができる子供でも
大変な英単語の覚え方
です。

 

もし子供が英単語帳を使うとしても、
動物シリーズや食べ物シリーズなど、

関連性のある英単語がまとめられている
単語帳を使うと効率よく記憶できます。

単語帳を使わない英単語の覚え方

 

しかし、子供と大人がもっと効率よく
英単語を記憶する方法
があります。

それは、絵、ストーリー、英単語の
情報がセットで脳にインプットされる
英語の絵本などで覚えることです。

 

単語帳だと英単語の日本語の情報しか
脳に入ってこないので関連情報が少なく、
英単語を覚えるのに時間がかかりますが、

絵本なら絵やストーリーと英単語が
関連付いて脳にインプットされるので、
効率よく記憶することができます。

 

最近ではディズニーの英語の絵本など、
色々な英語の本が販売されているので、

自分のレベルに合っていて楽しいと感じる
ものを使って覚える
ようにしましょう。

 

しかも、古本屋さんなら500円くらいで
なので教材を買うよりずっと安いです☆

 

記憶に必要な繰り返しの回数

脳に新しい情報を記憶するには、
1ヶ月に平均7日インプットする
必要があると言われています。

 

よって、絵本で覚える場合は、
同じ絵本を最低1週間は繰り返し
読む必要があります

 

大人の脳は丸覚えができないので
いきなり英文を読むのではなく、

最初に日本語訳を確認しながら
英文の意味を理解してから繰り返し
絵本を読むようにしましょう。

 

よって、日本語訳が付いている
絵本などを選ぶと自分で英文を
訳さなくていいので効率的です。

これが、論理的に理解してから
物事を理解する脳の特性に沿った
大人の英単語の覚え方になります。

 

繰り返しの回数を減らすために

脳に新しい情報を記憶するには
1ヶ月に平均7日インプットする
必要があると言われていますが、

感情とセットでインプットするや
複数の情報を関連付けてインプット
するといったポイントを押さえると、

少ない繰り返しで効率よく英単語を
記憶することができます。

 

さらに、脳は既に記憶されている
情報と関連付けて新しい情報を記憶する

という特性を持っています。

 

僕達の脳には日本語の情報が
たくさん記憶されているので、

新しい漢字や言葉を見た時に少ない
繰り返しで覚えることができます。

 

よって、脳に英語の情報が少ない
最初の頃は何度も英単語を繰り返し
インプットする必要がありますが、

脳に記憶されている英単語の情報が
増えれば増えるほど新しい英単語を
早く記憶できるようになります。

単語帳を使わない英単語の覚え方

 

最初は少し大変ですが、

英単語を覚えれば覚えるほど
覚えるのが楽になりますので、

脳の特性に沿って確実に記憶する
英単語を増やしていきましょう。

 

毎日勉強を継続するためのコツ

脳には安定化指向といって
急激な変化を嫌う特性があり、

1度に行う量が多すぎると
毎日続けるのが嫌になるので、

例えば選んだ絵本のページ数が多い時は
最初の10ページを1週間繰り返し読み、

2週目は次の10ページというように
1日5分くらいで読み終わる量に区切って
1週間ずつ繰り返すようにしましょう。

 

単語帳を使わない英単語の覚え方

英単語を絵本などで覚えるメリットは、
効率よく覚えること以外にもあります。

それは、英会話に繋がりやすいことです。

 

単語帳で英単語を覚えたとしても、
英単語の意味が分かるようになるだけで
使い方までは分かりません。

しかし、絵本などは英文を読むため、
その英単語を使った英文の作り方まで
同時に覚えることができます。

 

単語帳で英単語を覚えられたとしても、

その英単語を使って英文を作る方法を
さらに覚える必要がありますが、

絵本などで覚えれば同時に英単語を使った
英文の作り方まで覚えることができます

 

記憶術などで短時間にたくさんの
英単語を覚える方法がありますが、

英単語の意味さえ分かれば解ける
学校やTOEICの試験などには有効ですが
英会話には役に立たない覚え方です。

 

洋画やドラマ、英語の絵本などで
英単語を覚えたほうが、効率よく
英会話で使えるようになります。

ただ、洋画やドラマを選ぶ時には
SFや法廷ものではなく、恋愛ものなど、
日常英会話が多いものにしましょう。

 

以下では、単語帳を使わずに、

英単語を覚えながらリスニングと
スピーキングが上達する練習法
と、

練習に使う効果的な題材の選び方
について解説しています。

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