forget toとforget ingの違い!to不定詞と動名詞の使い分け
B!
forgetの後ろにto不定詞がくる場合と
動名詞(動詞のing形)がくる場合で、
意味が変わります。
そこで、ここではforget to不定詞と
forget ingの違いと使い分けについて
例文を用いて解説します。
目次
forget toとforget ingの違い
forgetの後ろにto不定詞が置かれる
forget to+動詞の原形は「~すること
を忘れる」という意味になります。
そして、forgetの後ろが動名詞の
forget ingで「~したことを忘れる」
という意味になります。
これは、to不定詞は未来を表し、
動名詞は過去を表すためです。
それでは、forget toとforget ingの
違いについて実際に例文を用いて
以下に詳しく解説します。
forget toとforget ingの使い分け
以下はforget toを用いた例文ですが、
I forgot to call her.
「私は、彼女に電話するのを忘れた。」
to callは「電話をすること」という意味で、
forgotの時点からみて未来のことを表します。
この英文は、電話するのを忘れたので、
彼女に電話していないことになります。
以下はforget ingを用いた例文ですが、
I forgot calling her.
「私は、彼女に電話したのを忘れた。」
callingは「電話をしたこと」という意味で、
forgotの時点からみて過去のことを表します。
この英文は、電話したのを忘れたので、
彼女に電話をしたけど、それを忘れた
ということになります。
to不定詞と動名詞の使い分け
forgetの他に、try「挑戦する」や
remember「覚えている」の後ろに、
to不定詞と動名詞が置かれる場合も
同じように考えられます。
以下はremember toを用いた例文ですが、
I remember to meet him.
「私は、忘れずに彼に会います。」
to不定詞は未来を表すので
彼に会うのはこれから(未来)で
それを覚えているという意味になり、
remember to ~ で「忘れずに~する」
という意味になります。
以下はremember ingを用いた例文ですが、
I remember meeting him.
「私は、彼に会ったことを覚えています。」
動名詞は過去を表すので
彼に会ったという過去のことを
覚えているという意味になり、
remember ~ ingで「~したことを
覚えている」という意味になります。
以下はtry toを用いた例文ですが、
He tried to speak English.
「彼は、英語を話そうとした。」
to不定詞は未来を表すのでtried
の時点からto speakは未来を表し、
英語を話そうとしたけど実際に話した
かどうかは分かりません。
以下はtry ingを用いた例文ですが、
He tried speaking English.
「彼は、英語を話してみた。」
動名詞は過去を表すのでtriedの
時点からspeakingは過去を表し、
「話すことをしてみた」、つまり
彼は英語を話したことになります。
forget toとforget ingの違いまとめ
ここでは、forget toとforget ing
の違いについて解説しましたが、
to不定詞が未来、動名詞が過去を
表すということを知っていると、
forget toが「~するのを忘れる」、
forget ingが「~したのを忘れる」
と意味を覚えやすくなります。
tryやrememberの後ろにto不定詞や
動名詞がくる場合の違いについて、
他の例文も用いて解説していますので
以下も参考にして頂ければと思います。