look forward toの後ろはなぜ~ing?be looking forward toとの違い
B!
英語のlook forward to ~ と
looking forward to ~ は共に、
「~を楽しみにしている」
という意味を持っていますが
以下のような違いがあります。
・look forward to(~ing)
フォーマル、落ち着いた感じ
・looking forward to(~ing)
カジュアル、ワクワクしている感じ
そして、前置詞toの後ろは名詞なので、
動作がくる時はto不定詞(動詞の原形)
ではなく動名詞(動詞のing形)です。
脳に関連した情報をセットで
入力すると記憶しやすいので、
ここでは似た意味を持っている
look forward toとlooking forward toの
違いと使い方、toの後ろはなぜingなのか?
について例文を用いて解説します。
目次
look forward toの後ろはなぜ~ing?
look forward to ~ は、
「~を楽しみにしている」
という意味ですが、
toの後ろの~は動詞の原形
(to不定詞の形)ではなく、
look forward toのtoの後ろは
~ingという動名詞になります。
look forward toのtoの後ろが
~ingの形になる理由について、
例文を用いて以下に解説します。
前置詞の後ろは名詞
look forward toのtoは、
to不定詞(to+動詞の原形)
を作るtoではなく前置詞です。
そして、前置詞の後ろには
名詞が置かれます。
例えば、以下の例文のように、
I go to school.
「私は、学校へ行きます。」
前置詞toの後ろには名詞の
schoolが置かれています。
look forward toのtoも
同様に前置詞なので、
I look forward to the event.
「私は、そのイベントを楽しみにしています。」
のように前置詞toの後ろには
名詞のthe eventが置かれます。
前置詞の後ろは動名詞だから~ing
そして、以下のように、
「私は、あなたとお話しする
のを楽しみにしています。」
look forward toの後ろに
動作を入れたい場合、
動詞を動名詞(動詞のing形)
にして以下のようになります。
I look forward to talking with you.
「私は、あなたとお話しするのを楽しみにしています。」
look forward toのtoを
to不定詞のtoと勘違いして、
×I look forward to talk with you.
のようにlook forward toの後ろに
動詞の原形を置いてしまう間違いを
よく見かけるので気をつけましょう。
ここまでは、look forward toの後ろに
動作がくる時はなぜ~ingになるのか?
についてご説明しました。
会話ではlook forward toの進行形の形、
looking forward toもよく用いられます。
そこで、以下でlook forward to ~ingと
looking forward to ~ingの違いと使い方
について例文を用いて解説します。
look forward toとlooking forward toの違い
look forward to(~ing)と
looking forward to(~ing)は、
共に「~を楽しみにしている」と
日本語に訳すと意味は同じですが
以下のような違いがあります。
look forward toとlooking forward to
の発音は、それぞれ以下になります。
・look forward to
・looking forward to
時制の観点からみた違い
時制(英文法)の観点からみると、
be looking forward toは進行形で
look forward toは現在形です。
そして、look forward toと
以下のように現在形を用いると、
I look forward to playing tennis.
「私は、テニスをすることを楽しみにしています。」
例えば毎週末など、定期的に行われる
サークルでテニスをするのを普段から
楽しみにしている感じになります。
これに対し、be looking forward toと
以下のように現在進行形を用いると、
I’m looking forward to playing tennis.
「私は、テニスをすることを楽しみにしています。」
久しぶりに仲間で集まってテニスをするのを
(今)楽しみにしている感じになります。
am looking forward toと現在進行形を
用いると現在進行中の動作を表すので、
今ワクワクしている感じが出ます。
これは、現在進行形は今この瞬間に
動いているという動作を表すので、
be looking forward toと進行形を用いると
その瞬間、心が動いているという躍動感や
ワクワクしている感じを表すからです。
また、現在進行形は定期的ではなく、
今週末などに1回あることに対して
今から楽しみにしているような場合に
よく用いられます。
これが、時制の観点からみた
look forward toとbe looking forward to
の違いです。
カジュアル・フォーマルの違い
ネイティブはどちらかというと
look forward toをフォーマルな、
be looking forward toをカジュアルな
シチュエーションで使うようです。
例えば、仕事などフォーマルな状況で
会うのを楽しみにしているという場合、
以下のようにlook forward to(~ing)
が用いられます。
I look forward to meeting you.
「私は、あなたにお会いできることを楽しみにしています。」
そして、友達に会うなどカジュアルな
状況で会うのを楽しみにしている場合、
以下の例文のようにbe looking forward to
(~ing)が用いられます。
I’m looking forward to meeting you.
「私は、あなたに会えるのを楽しみにしています。」
日常会話などのカジュアルな場面では
be looking forward to(~ing)が、
ビジネスなどのフォーマルな場面では
look forward to(~ing)が用いられる
ことが多いです。
look forward toとbe looking forward toは
日本語に訳すとどちらも同じ意味ですが、
このような違いがあるので少し意識して
使い分けるとより正確に自分の気持ちを
伝えることができます。
時制的な違いと合わせて、フォーマルと
カジュアルの違いも覚えておきましょう。
それでは、例文を用いてlook forward toと
be looking forward toの意味やニュアンス
の違いと使い方について復習します。
ビジネスではlook forward to(~ing)
以下はlook forward toを用いた例文ですが、
She looks forward to working with him.
「彼女は、彼と仕事をするのを楽しみにしています。」
look forward toはフォーマルなニュアンスで
落ち着いた感じを表し、ビジネスシーンなど
で用いられます。
日常英会話ではbe looking forward to(~ing)
以下はlooking forward toを用いた例文ですが、
She’s looking forward to visiting him.
「彼女は、彼を訪れるのを楽しみにしています。」
looking forward toはカジュアルなニュアンスで
ワクワクしている感じを表し、日常会話でよく
用いられます。
日常英会話で、旅行などをワクワクして
「~を楽しみにしている」という場合は、
be looking forward toがよく用いられます。
I’m looking forward to traveling next month.
「私は来月、旅行をするのを楽しみにしています。」
look forward toとlooking forward toのまとめ
最後に、look forward toと
looking forward toについて
まとめます。
look forward toとlooking forward to
の後ろには名詞か動名詞が置かれ、
どちらも日本語では「~を楽しみに
している」と似た意味を持ちますが、
以下のような違いがあります。
look forward toはフォーマルで
落ち着いた感じを表し、
be looking forward toはカジュアルで
躍動感のある感じを表します。
ここでは、look forward to ~ingと
be looking forward to ~ingの違いと
使い方について解説しましたが、
脳は関連した情報を一緒に覚えると
記憶しやすいことが分かっているので、
類義語をまとめて覚えると効率よく
英単語を記憶することができます。
以下では、脳の特性に沿って効率よく
英単語を覚える方法を解説しています。