same・equal・identical・equivalentの違い!英語で同じの使い方

same・equal・identical・equivalentの違い

英語で「同じ」「等しい」を表す
same・equal・identical・equivalentは、
以下のように意味が異なります。

  • same:人や物の見た目や性質が「同じ」
  • equal:大きさや量、程度などが「等しい」
  • identical:外見や質などが全く「同じ」
  • equivalent:価値が「等しい」

 

脳に関連した情報をセットで
入力すると記憶しやすい
ので、

ここでは似た意味を持っている
same・equal・identical・equivalent
の違いと使い方
について例文を用いて
詳しく解説します。

same・equal・identicalの違い

sameは「同じ」という意味で、
equalは「等しい」という意味です。

 

そして、sameは人の外見や性格、
物の外観や質、状態などが「同じ」
という意味で幅広く用いられます。

 

equalは、複数の物の大きさや量、
程度などが「等しい」ことを表し、

外見や質などが同じという場合には
用いられません。

 

sameに物の外観や質、人の外見が
「同じ」という意味がありますが、

identicalは人や物の外観や質などが
”全く”「同じ」時に用いられます。

 

同じ度合いはsame<identicalとなり、
identicalはsameより硬い表現です。

sameの例文と使い方

 

same・equal・identicalの発音は、
それぞれ以下になります。

・same

・equal

・identical

 

それでは、以下に例文を用いて
sameとequal・identicalの違いと使い方
について詳しくみていきます。

 

sameの例文と使い方

以下はsameを用いた例文ですが、

These two houses are the same.
「これら2つの家は、同じです。」

2つの家の外観や内装、状態など、
質が同じことを表しています。

 

このように、sameを用いる時は、
ほとんどの場合前にtheが付きます。

 

そして、「AはBと同じ」と言う時は、
以下のようにthe same as を用います。

My pen is the same as his pen.
「私のペンは、彼のペンと同じです。」

 

この例文も、私のペンと彼のペンの
見た目(外観)が同じであることを
表しています。

 

equalの例文と使い方

sameが”質”が同じであるのに対し、
equalは”量”や”程度”が同じことを
表します。

equalの例文と使い方

 

以下はequalの例文ですが、

This car and that car have equal power.
「この車とあの車は、同じパワーを持っています。」

2台の車のパワーの量や程度が
同じであることを表しています。

 

これに対し、車の外観が同じ場合は、
以下のようにsameを用います。

This car and that car is the same.
「この車とあの車は、同じです。」

 

以下の例文は、It「それ」が同じ量に
なるように分けられたことを表します。

It was divided in two equal parts. 
「それは、2つの等しい部分に分けられた。」
=「それは、2等分された。」

 

測定してきっちり同じ量でなくても、
ある程度同じ量に分けられた場合にも
equalが用いられます。

 

また、A be equal to B
「AはBに等しい」を用いて、
足し算や掛け算を表します。

Two and five is equal to seven.
「2たす5は、7です。」

Six minus five is equal to one.
「6ひく5は、1です。」

Two times five is equal to ten.
「2かける5は、10です。」

Nine divided by three is equal to three.
「9わる3は、3です。」

 

identicalの例文と使い方

先ほどのsameを用いた例文は、

These two houses are the same.
「これら2つの家は、同じです。」

 

以下のようにidenticalを用いて
書き変えることができますが、

These two houses are identical.
「これら2つの家は、(全く)同じです。」

identicalの例文と使い方

 

identicalを用いた例文のほうが
見分けがつかないほど似ていると、

2つの家の外観や内装、状態など
全てにおいてsameより同じである
ことを表します。

 

そして、identicalを用いて
「AはBと同じ」という場合は、
以下のようにidentical withを用います。

My pen is identical with his pen.
「私のペンは、彼のペンとそっくりです。」

 

このidenticalを用いた例文も、
以下のsameを用いた例文より
ペンの外観が似ていることを表します。

My pen is the same as his pen.
「私のペンは、彼のペンと同じです。」

 

identicalの名詞形であるidentificationに
「身分証明書」という意味があるように、
identicalは以下のように人の見た目が同じ
という場合にも用いられます。

The twins are identical.
「その双子は、本当にそっくりです。」

 

この例文のようにidenticalを用いると、
見分けがつかないほど双子の外見が同じ
であることを表します。

 

equalとequivalentの違い

equivalentのeqは「等しい」、
valはvalueで「価値」なので、

equivalentは”価値が等しい”ことを表し
「等価な」という意味になります。

 

equivalentに対し、equalは大きさや量、
程度などが「等しい」ことを表します。

equalとequivalentの違い

 

equivalentの発音は、以下になります。

 

それでは、以下に例文を用いて
equalとの違いと合わせてequivalent
の使い方についてみていきます。

 

equivalentの例文と使い方

以下はequivalentを用いた例文ですが、

This picture is equivalent to one million yen.
「この絵は、百万円の価値がある。」

equalのように大きさや量が同じではなく
この絵が百万円と同じ”価値がある”という
ことを表しています。

 

以下のequivalentを用いた例文では、

Your request is equivalent to an order.
「あなたの依頼は、命令に等しい。」

依頼が命令と質や価値などが同等である
ということを表します。

 

以下の例文のようにequalを用いると、

Your request is equal to an order.
「あなたの依頼は、命令に等しい。」

作業の量など程度が等しいという
ニュアンスになります。

 

効率の良い英単語の覚え方

ここでは、似た意味を持っている
same・equal・identical・equivalentの
違いと使い方について解説しましたが、

脳は関連した情報を一緒に覚えると
記憶しやすいことが分かっているので、

類義語をまとめて覚えると効率よく
英単語を記憶することができます。

 

以下では、脳の特性に沿って効率よく
英単語を覚える方法を解説しています。

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