一人で英語のスピーキング上達!1日5分の独り言練習法
B!
外国人と英会話を楽しむためには、
英語を聞く&話す能力が必要です。
しかし、リスニングはできても、
英語のスピーキングが苦手という
日本人はたくさんいます。
そこで、ここでは一人で簡単にでき、
1日5分で英語のスピーキングが上達
する独り言の練習法を紹介します。
目次
英語のスピーキングが上達しない理由
英会話学校やオンライン英会話で
たくさんレッスンを受けても、
英語のスピーキングが上達しない
日本人は本当に多いです。
僕自身、英会話学校に2年通っても、
オンライン英会話で毎日レッスンを
受けても思ったように英語を話せる
ようになりませんでした…。
僕のような失敗をして欲しくないので、
まずその理由についてご説明します。
練習ではなく勉強をしている
中学、高校で英語学習を
6年間も続けていますが、
日本人は英語を話せるように
なっていません。
これは、勉強だけを続けても
英語を話せるようにならない
ということを意味します。
独学で英語の勉強を頑張って
TOEICスコアが800点以上でも、
英語のスピーキングは苦手な
日本人はたくさんいます。
たくさん英語をインプットしていて
リスニングとリーディングのスキルは
アップして英語力はかなり高いけど、
いざ英語を話そうとすると口から出ない
ということが起こってしまうのです。
どうしても仕事やビジネスで必要なら
TOEIC対策の学習をしてもいいですが、
英語のスピーキングを上達させるには
言いたいことを瞬間的に英文にして口
からアウトプットする練習が必要です。
英会話はスポーツと似ていて、
本や動画で勉強だけしていても
スポーツが上達しないのと同じで、
英会話も本を読んだり動画を観て
勉強ばかりしても上達しません。
野球ならやり方を学習した後、
キャッチボールや素振りなどの
基礎練習や紅白戦などの実践形式の
練習をすることで上達していきます。
本で野球について勉強するより
練習をすることが大事であるように、
英会話の習得にも練習が大事です。
本で勉強したらその知識を使って英語
を話す練習をする必要がありりますが、
英語のスピーキングが上達しない方は
勉強:練習の比率が8:2や9:1に
なっているケースが多い気がします。
英語のスピーキングを上達させるには
勉強:練習の比率を2:8に変えて、
練習の量を増やす必要があります。
ただ、初心者が英会話学校に通ったり、
オンライン英会話でいきなり外国人の
レッスンを受けても上達しません。
基礎がないまま英会話をする
英会話学校やオンライン英会話で
外国人と英語で会話することは、
野球などのスポーツに例えると
練習試合のようなものです。
例えば、野球でボールを打つ&投げる
といった基礎ができていないのに試合
をしたらボロ負けしてしまうように、
英会話も英語を聞く&話すという基礎が
身についていない状態で外国人と英会話
をしたらボロ負けしてしまいます。
これが、初心者が英会話スクールや
オンライン英会話でレッスンを受けても
なかなか上達しない理由の一つです。
また、大人の脳は丸覚えができないので、
外国人の先生から教えてもらった英語の
フレーズを丸覚えするやり方は日本人の
大人にとって上達しにくい練習法です。
野球の試合で負け続けると
自信を失ってしまうように、
英語が話せないことが続くと
英会話への自信も失ってしまう
可能性もあります。
野球でボールを打つ&投げるという
基礎を身につけて試合をするように、
英語を聞く&話すという基礎を
身につけてから外国人と英会話の
練習をするという順番が大切です。
英語と日本語は大きく形が違う
英語のスピーキングが苦手な
日本人が多いもう一つの理由は、
英語と日本語の形が大きく異なる
からです。
よく言われるのは、
以下の例文のように、
I like dogs.
「彼女は、犬が好きです。」
英語は主語の次に動詞がきて、
日本語は動詞が文の最後にくる
ということです。
もう一つの大きな違いは、
日本語は助詞の「てにをは」を
使って文を作るので以下のように
並び順を変えても意味は通じますが、
「彼女は好きです。犬が。」
「犬が好きです。彼女は。」
英語はSVCやSVOというように
並び順が変えられないことです。
このように、英語と日本語は
動詞(結論)の位置が違うことと、
日本語は単語の並び順が変わっても
意味は通じてしまう言語ですが、
英語は主語、動詞という並び順を
守って組み立てなければならない
言語という違いがあります。
このような大きな違いがあるので、
日本語環境で育ち日本語しか使って
こなかった日本人は英文を作る時に
脳がストレスを感じるのです。
そこで、英語のスピーキングの
上達せるためには英語の文の形に
慣れることがポイントです。
英語のスピーキングが上達する練習法
ここでは、一人で簡単にできて、
1日5分で英語のスピーキングが
上達する練習法をご紹介します。
会話相手がいなくでも隙間時間に
一人でできるのでお勧めですが、
前のパートでお伝えしたように、
英語と日本語の形が大きく異なるので
まずは英語の形について確認します。
まずは話す時の英語の形を知る
英文の形は、以下の5文型の
どれかに必ず当てはまります。
第1文型:S+V
第2文型:S+V+C
第3文型:S+V+O
第4文型:S+V+O+O
第5文型:S+V+O+C
S:主語 V:動詞 O:目的語 C:補語
そして、英語を話す時はこの5つ
の形を全て均等に使うのではなく、
よく用いられるのは第1文型から
第3文型の3つの形になります。
例えば、「私は、学校へ行った。」は
英語でI went to school.となりますが、
この英文は以下のように第1文型です。
S:I
V:went
to schoolはどこへ行ったのかと
動詞を修飾している副詞ですが、
副詞については後で解説します。
「彼は、幸せそうに見える。」は
英語でHe looks happy.となりますが、
この英文は以下のように第2文型です。
S:He
V:looks
C:happy
また、「私は、サッカーをした。」を
英語にするとI played soccer.ですが、
この英文は以下のように第3文型です。
S:I
V:played
O:soccer
このように、日常会話で話す英文は
ほぼ第1文型~第3文型になります。
よって、英語を話す時はSVを作り、
その後ろにC・O・副詞を付けるだけ
というシンプルな英文の形になります。
このように、日常会話レベルならほぼ
使う形はパターンが決まっているので、
日常英会話のスピーキングでは難しい
英文法を使いこなす必要はありません。
ただ、第4文型や第5文型も含めた
5文型や英文法を復習したい場合は、
以下のサイトが役立つと思います。
そして、5文型のうち第1文型~
第3文型を使いこなす練習をすれば
英語のスピーキングは上達しますが、
一人で好きな時に独り言を言うだけで
簡単にできる練習方法がありますので
以下にご紹介します。
英文を作って話す独り言練習法
ここでは、一人で簡単にできて、
英語のスピーキングが上達する
独り言の練習法を解説します。
日常生活の中で自分がしたことや
見たことを誰かに話すつもりで、
実際に英文を作って言ってみます。
1回に作る英文は3~5英文で、
1日5分くらい行えば十分です。
例えば、自分が行ったことなら、
以下のような感じになります。
I went to the supermarket.
「私は、スーパーへ行きました。」
I bought fruits and vegetables.
「私は、果物と野菜を買いました。」
I cooked dinner.
「私は、夕食を作りました。」
It was delicious.
「それは、美味しかったです。」
生活の中で見たことなら、
以下のような感じです。
I saw a tall boy.
「私は、背の高い少年を見ました。」
He was running.
「彼は、走っていました。」
He looked tired.
「彼は、疲れているように見えた。」
感情を動かすと記憶されやすいので、
他人の作った日本語を英語に変換する
学校の勉強のような英作文ではなく、
ちょっとしたことでも自分の日常生活で
気持ちが動いたことを話すようにすると
記憶の面でもプラスの効果があります。
練習のポイントは日本語にあり
英語を話す時、日本語環境で育って
大人になった日本人は言いたいことを
英語で考えることはできません。
英語より日本語にたくさん触れる
日本語環境で、大人が話す内容を
英語で考えられられるバイリンガル
脳を作るのはすごく大変なことです。
と言いますか、日本にいながら
日本語より英語に触れる時間を
増やせる方以外ほぼ不可能です。
そこで、日本語環境で大人が効率よく
英語のスピーキングを上達させるには、
話す内容を日本語で考えてそれを瞬時に
英語に変換する練習が必要です。
最初はゆっくりかもしれませんが、
脳はスーパーコンピューター以上の
性能を持っているので、練習すると
徐々に高速で変換できるようになり、
話す内容を英語で考えているように
思われるほど速く英文を作って言える
ようになります。
このように、日常英会話で話す
英文は短くて非常に簡単ですが、
それでも最初は英文が口から出ない
という方もいるかもしれません。
これは日本語の文は「てにをは」など、
助詞を使って文を作るので並び順は自由で
英語はSV~と並び順が決まっているため、
日本語と異なる作りの英語の文を作る時に
最初は脳がストレスを感じるためです。
SVを作って最後に副詞を付ける
そこで、瞬時に英文を作れない場合は、
最初は主語と動詞(SV)だけを作る
練習から始めましょう。
例えば、I am.「私はです。」や
I bought.「私は買った。」のように、
SVだけを作る練習を繰り返します。
SVを瞬時に作って
言えるようになったら、
以下のようにCやOまで付けて
英文を作って言う練習をします。
I am happy.「私は幸せです。」
I bought a pen.「私はペンを買った。」
最後に、以下のようにyesterdayなどの
副詞を付けて英文を作る練習をします。
I bought a pen yesterday.
「私は昨日ペンを買った。」
yesterdayは「昨日」という意味ですが、
いつ「買った」のかを表し
動詞のboughtを修飾しています。
また、I played soccer.にin the park
「その公園で」という副詞を付けて、
以下のようにどこでサッカーをしたのかと
場所を表すこともできます。
I played soccer in the park.
「私は、その公園でサッカーをした。」
このように、5文型の後ろに必要なら、
「いつ」「どこで」「なぜ」「誰と」
などを表す副詞を付けます。
そして、副詞はyesterdayなどの副詞と、
in the parkのような前置詞+名詞の形が
よく用いられます。
以下のように、一つの文に2つ
副詞が付くこともあります。
I played soccer in the park yesterday.
「私は、昨日その公園でサッカーをした。」
しかし、第1文型以外は副詞が
2つ付くと英文が長くなるので、
以下のように第1文型は2つまで
その他の文型は1つ付ける感覚で
短い英文に分けるようにしましょう。
I went to the park yesterday.
「私は、昨日その公園へ行った。」
I played soccer with my friends.
「私は、友達とサッカーをした。」
それでは、上で解説した例文にも
副詞を付けてみます。
I went to the supermarket yesterday.
「私は、昨日スーパーへ行きました。」
I bought fruits and vegetables there.
「私は、そこで果物と野菜を買いました。」
I cooked dinner at 5 p.m.
「私は、午後5時に夕食を作りました。」
It was delicious.
「それは、美味しかったです。」
副詞は全ての文に付ける必要はなく、
必要なら付ける感じで大丈夫です。
I saw a tall boy at the station.
「私は、駅で背の高い少年を見ました。」
He was running very fast.
「彼は、すごく速く走っていました。」
He looked tired.
「彼は、疲れているように見えた。」
このように生活の中で自分がしたことや
見たことを英文にする練習を毎日すると、
日本語から英語に変換する瞬発力がつき
英語のスピーキング力が上達します。
この独り言の練習は好きな時にできるので、
隙間時間に1日5分から行いましょう。
実は、この1日5分から始めるというのも
練習を続けるためのコツです。
練習時間は1日5分からにする
正しい方法で練習すれば上達しますが、
初心者やこれまで上達していない方が
最初から長い時間練習をすると練習を
続けることが苦痛になりやすいです。
これは、脳には安定化指向といって、
急激な変化を嫌う特性があるからです。
早く上達したいという思いから、
よさそうなやり方を知るといきなり
たくさん練習したくなりますが、
脳が安定化指向により変化を嫌うので
元の練習をしない状態に戻そうとして
続けられなくなるのです。
逆に、少しずつなら変化できる可塑性
(かそせい)という特性もあるので、
まずは1日5分でいいので短い時間の
練習を毎日繰り返すようにしましょう。
もし5分でも続けるのが大変な場合は、
3分でも1分からでも楽しく続けられる
時間からスタートすれば大丈夫です。
そして、毎日続けられるようになったら、
1日の練習の量を増やしていきましょう。
スピーキングに加えてリスニングも上達し、
英単語も覚えられる練習の量を増やす時に
お勧めの練習法を最後にご紹介します。
英語のリスニングとスピーキングを上達
以下では、英単語やフレーズを
英会話で使える形で覚えながら、
リスニングとスピーキングが上達する
練習法について解説しています。
英語のスピーキング上達に、
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以下のe-bookも参考にしてください。