to・so as to・in order toの違い!英語で~のためにの使い方

to・so as to・in order toの違いと使い方

英語で「~のために」と似た意味を
持つto・so as to・in order toには、
以下のような違いがあります。

  • to ~:一般的に目的を表す「~のために」
  • so as to ~:結果を意識した「~のために」
  • in order to ~:目的を意識した「~のために」

 

to・so as to・in order toは、
ニュアンスだけでなく使い方
にも違いがあります。

 

脳に関連した情報をセットで
入力すると記憶しやすい
ので、

ここでは似た意味を持っている
to・so as to・in order toの違いと
使い方
について例文を用いて解説します。

to・so as to・in order toの違い

to・so as to・in order toの意味は
「~のために」と似ていますが、
以下のような違いがあります。

to・so as to・in order toの違い

 

まず、to+動詞の原形の
to不定詞の副詞的用法は、

「~のために」という意味で
行動や動作をする理由や目的を表し、
口語(話し言葉)でよく用いられます。

 

so as toも目的や目標を達成する
ために行われる行動を表しますが、
結果をより意識した表現です。

 

in order toはto不定詞やso as to
よりフォーマルなニュアンスで、
目的がより意識した表現です。

そして、in order toは形式的な文章
(書き言葉)でよく用いられます。

 

so as to・in order toの発音は、
それぞれ以下になります。

・so as to

・in order to

 

それでは、以下に例文を用いて
to・so as to・in order toの違いと
使い方について詳しく解説します。

 

to・so as to・in order toの使い方

ここでは、to・so as to・in order to
の使い方の違いについて例文を用いて
ご説明します。

to・so as to・in order toの使い方

 

to不定詞の例文と使い方

以下はto不定詞を用いた例文ですが、

I study hard to pass the exam.
「私は、試験に合格するために
一生懸命勉強しています。」

to不定詞のto pass the examの部分は、
試験に合格するという目的のために
勉強していることを表します。

 

そして、to+動詞の原形(to不定詞
の副詞的用法)は一般的な表現で、
日常会話や一般的な文で使われます。

 

以下もto不定詞を用いた例文ですが、

To stay fit, she exercises regularly.
「健康を保つために、彼女は
定期的に運動しています。」

to不定詞(副詞的用法)は文頭に
置かれることもあります。

 

そして、to stay fitの部分は、
健康を保つという目的のために
運動していることを表します。

 

so as to ~ の例文と使い方

以下はso as toを用いた例文ですが、

He woke up early so as to catch the first train.
「彼は、最初の電車に乗るために早起きしました。」

They saved money so as to buy a new car.
「彼らは、新しい車を買うためにお金を貯めました。」

so as to+動詞の原形も「~のために」
という意味で行動の目的を表しますが、
結果をより意識した表現になります。

 

例えば、上の例文では「早起きした」
下の例文では「お金を貯めた」という
結果にフォーカスした感じになります。

 

so as toのtoの前にnotを入れて
so as not to ~ とすると否定になり、

以下の例文のように「~しないように」
という意味になります。

He woke up early so as not to be late for work.
「彼は、仕事に遅れないように早起きしました。」

 

in order to ~ の例文と使い方

以下はin order toを用いた例文ですが、

She took a cooking class in order to learn how to make sushi.
「彼女は、寿司を作る方法を学ぶために
料理教室に通いました。」

in order toも形式的なニュアンスで、
行動や動作の目的を表します。。

 

以下の例文のように、in order toは
文頭に置くことができます。

In order to discuss the project, they organized a meeting.
「そのプロジェクトについて話し合うために、
彼らは会議を開きました。」

 

これに対し、so as toは文頭に置く
ことができません。

×In order to discuss the project, they organized a meeting.

○They organized a meeting so as to discuss the project.
「彼らは、そのプロジェクトについて話し合うために
会議を開きました。」

 

so as toとin order toは共に
フォーマルなニュアンスですが、

in order toのほうがより目的が
明確な感じを表します。

 

in order toのtoの前にnotを入れて
in order not to ~ とすると否定になり、

以下の例文のように「~しないために」
という意味になります。

I trained hard in order not to loose the game.
「私達は、その試合に負けないように
一生懸命トレーニングをしました。」

 

in order toは書き言葉でよく用いられ、
in order toやin order not toを用いると
より目的が明確な感じになります。

 

そして、in order toはtoの前にfor A
を置くことで以下の例文のように、

toの後ろの動詞の動作主を表すこと
ができます。

In order for them to pass the exam,
the teacher gave them some advice.
「彼らが試験に合格するように、その先生は
彼らに幾つかのアドバイスをしました。」

 

この例文では、

for them「彼らが」⇒
to pass the exam「試験に合格するために」

というように、
for themはto pass the examの
意味上の主語になっています。

 

ここまでが、to・so as to・in order toの
違いと使い方についての説明になります。

 

to・so as to・in order toのまとめ

to・so as to・in order toは、
「~のために」という意味で
動作をする目的を表しますが、

これらの表現は文脈や使用する
文体によって使い分けられます。

 

toは一般的な表現で、日常会話や
一般的な文章でよく使われます。

so as toは、より結果に意識した
表現になります。

 

そして、in order toはtoやso as to
よりフォーマルなニュアンスで、

形式的な場面や文語(書き言葉)で
好んで用いられる傾向があります。

 

ここでは、to・so as to・in order toの
違いと使い方について解説しましたが、

脳は関連した情報を一緒に覚えると
記憶しやすいことが分かっているので、

類義語をまとめて覚えると効率よく
英単語を記憶することができます。

 

以下では、脳の特性に沿って効率よく
英単語を覚える方法を解説しています。

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