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startとbeginの違い!英語で「始める・始まる」の使い方

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英語で「始める」「始まる」は
startとbeginが用いられますが、

startはカジュアルな場面で、
beginはフォーマルな場面
用いられるという違いがあります。

 

また、beginは最初の一歩を踏み出す
startは止まっている状態から動き出す
場合に用いられます。

 

脳に関連した情報をセットで
入力すると記憶しやすい
ので、

ここでは似た意味を持っている
startとbeginの違いと使い方について
例文を用いて解説します。

startとbeginの違い

startとbeginは共に
「始める」という意味で、

以下のように同じように
用いられることもあります。

Let’s start.「始めましょう。」

Let’s begin.「始めましょう。」

 

ただ、表すニュアンスに違いがあるので、
以下で例文を用いて解説しています。

 

startとbeginの発音は、
それぞれ以下になります。

・start

・begin

 

それでは、startとbeginの違いと使い方
について以下に例文を用いて解説します。

 

beginはstartよりフォーマル

beginのほうがstartより
フォーマルな表現となり、

 

以下のようにstartは「始める」と
カジュアルな感じになるのに対し、

We’ll start the meeting at 3 p.m.
「私達は、午後3時に会議を始めます。」

 

以下のようにbeginは「開始する」と
フォーマルな感じになります。

We’ll begin the meeting at 3 p.m.
「私達は、午後3時に会議を開始します。」

 

startは静止状態から動き出す

startの「始める」は、

<止まっている状態から動き出す>

というという意味で用いられます。

 

例えば、運動会の徒競走などでは
start line「スタートライン」と言い、
begin lineとは言いません。

スタート地点では静止した状態から
動き出すので、startを用います。

 

以下の例文のようにstartを用いると、

I started to study English.
「私は、英語を勉強することを始めた。」

一時休んでいたという静止状態から
始めたという意味になります。

 

startの対義語はstop

startに止まっている状態から動き出す
という意味があることから、

startの対義語は動いているものが止まる
という意味を持つstopになります。

 

逆に、動いているものが止まるという
stopの対義語がstartであることから、

startは止まっている状態から動き出す
という意味になると言えます。

 

beginは最初の一歩を踏み出す

また、beginは

<最初の一歩を踏み出す>

というニュアンスでの「始める」
という意味で用いられます。

 

例えば、「初心者」と言う場合は
最初の一歩を踏み出した人という意味で、
beginを用いてbeginnerとなります。

 

以下のようにbeginを用いると、

I began to study English.
「私は、英語を勉強することを始めた。」

最初の一歩を踏み出して一から始めた
というニュアンスになります。

 

ただ、日本人の場合は中学と
高校で英語の勉強をしているので、

最初の一歩という感じではなく、
一時休んでいた静止状態から始めた
とい感じなので以下のようにstartを
用いるほうが自然です。

I started to study English.
「私は、英語の勉強を始めた。」

 

beginの対義語はend

beginに最初の一歩を踏み出す
という意味があることから、

beginの対義語は物事の終わりを表す
endになります。

 

逆に、物事の終わりを表すendの
対義語がbeginであることから、

beginは物事の始まり、
つまり最初の一歩を踏み出すという
意味になると言えます。

 

注意すべきstartとbeginの使い方

これまで解説してきた以外の
startとbeginの使い方について、
以下に例文を用いて解説します。

 

ビジネスを始める場合

ビジネスや事業を始める場合は、
以下のようにstartを用います。

We will start a new business next year.
「私達は、来年新しいビジネスを始めるつもりです。」

×We will begin a new business next year.

 

機械類が作動し始める場合

そして、機械類が動き出す場合は、
以下のようにstartを用います。

The train started.
「その列車は、出発した。」

×The train began.

 

乗り物は機械類に含まれるので、
乗り物が動き始める場合は基本的に
startを用います。

 

雨が降り始めたと言う場合

以下のようにstartを用いると、

It started to rain.

ニュースなどを観て「雨が降り始めた」
という情報を知って第三者的(客観的)
に捉えて言う感じになります。

 

これに対し、
以下のようにbeginを用いると、

It began to rain.

自分が外に出た時に
実際に雨に降られて「雨が降り始めた」
と言う感じになります。

 

以下では、「梅雨入り」と「梅雨明け」の
英語での言い方について解説しています。

 

start+不定詞or動名詞

startの後ろには、
不定詞(to+動詞の原形)と
動名詞(動詞のing形)が置かれますが、

始めてから習慣になる動作の場合は
動名詞が用いられるようです。

 

以下のように
startの後ろで動名詞を用いると、

I started jogging.
「私は、ジョギングをすることを始めた。」

ジョギングを始めてからそれが
習慣になっていることを表します。

 

それ以外の場合は、
startを用いてもbeginを用いても
大差はないとのことです。

 

startとbegin以外の「始める」

ここでは「始める」という意味を持つ、
startとbegin以外の動詞を紹介します。

 

initiateは、「(重要なことを)始める」、
「(事業などを)起こす」いう意味です。

以下は、例文です。

He’s going to initiate a new business.
「彼は、新しい事業を起こす予定です。」

 

initiateの発音は、以下になります。

 

commenceは、「~が始まる」や
「~を開始する」といった意味で、

beginとほぼ同じ意味合いですが、
主に書き言葉として用いられます。

 

以下は、例文です。

The ceremony commences at 1 p.m.
「そのセレモニーは、午後1時に始まります。」

We will commence the meeting at 9 a.m.
「私達は、その会議を午前9時に開始します。」

 

commenceの発音は、以下になります。

 

効率の良い英単語の覚え方

ここではstartとbeginの意味の
違いと使い方を解説しましたが、

脳は関連した情報を一緒に覚えると
記憶しやすいことが分かっているので、

類義語をまとめて覚えると効率よく
英単語を記憶することができます。

 

以下では、脳の特性に沿って効率よく
英単語を覚える方法を解説しています。