high・expensive・costly・valuableの違い!値段が高いを英語で

high・expensive・costly・valuableの違い

英語で「値段が高い」「高価な
ということを表す時に用いられる
high・expensive・costly・valuableは、
それぞれ使い方が違います。

 

脳に関連した情報をセットで
入力すると記憶しやすい
ので、

ここでは似た意味を持っている
high・expensive・costly・valuable
の違いと使い方
について例文を用いて
詳しく解説します。

 

また、「高価な」という意味を持つ
pricey・priceless・overpricedといった
英単語の使い方も紹介しています。

highとexpensiveの違い

highは、「高い」と
物理的な高さを表す他に、
high priceで「価格・値段が高い」
という意味でも用いられます。

highは高さなど、
数値が高いことを表すので、
金額が高いことも表します。

 

expensiveは、「値段が高い」
という意味で一般的に用いられ、
highのようにpriceを付けなくても
値段が高いことを表します。

highとexpensiveの違い

 

highとexpensiveの発音は、
それぞれ以下になります。

・high

・expensive

 

それでは、以下に例文を用いて
highとexpensiveの違いと使い方
について詳しくみていきます。

 

highの例文と使い方

以下はhighを用いた例文ですが、

The price of this coat is high.
「このコートの値段は高い。」

highは数値が高いという意味から
値段が高いことを表します。

 

また、以下のように数値で表す
給料や税金、学費、生活費などが高い
という場合もhighが用いられます。

His salary is high.
「彼の給料は、高い。」

The tax in this country is high.
「この国の税金は、高い。」

The tuition of private universities is high.
「私立大学の学費は、高い。」

The cost of living in New York is very high.
「ニューヨークの生活費は、すごく高い。」

 

以下では、「高い」と似た意味を持つ
tallとhighの違いについて解説しています。

 

expensiveの例文と使い方

expensiveはそのままで
値段が高いという意味があるので、

 

highを用いた以下の例文は、

The price of this coat is high.
「このコートの値段は高い。」

 

expensiveを用いると
以下のようになります。

This coat is expensive.
「このコートの値段は高い。」

 

このように、expensiveは、
highのように値段を表すpriceなどの
英単語と一緒に使う必要はありません。

 

また、数値的な高さを表すhighに対し、
expensiveはお金を出して買うには高い
というニュアンスが含まれます。

 

よって、誰かにとって何かを
買うのには高いという場合は、
以下のようにexpensiveを用います。

This coat is expensive for me.
「私にとって、(買うには)
このコートの値段は高い。」

 

そして、expensiveの比較級は
more expensiveとなります。

This coat is more expensive than that one.
「このコートは、あのコートより高い。」

 

A is more expensive than Bで、
「AはBより値段が高い」
という意味になります。

 

expensiveの最上級は、
most expensiveとなります。

This coat is the most expensive of all.
「このコートは、全ての中で一番高い。」

 

A is the most expensive in/of Bで、
「AはBの中で一番値段が高い」
という意味になります。

最上級のinとofの使い分けについて
詳しい解説は、以下をご覧ください。

「~の中で」inとofの使い分け

 

costly・valuable・expensiveの違い

costlyはexpensiveと同じ
「高価な」という意味の他に、
「贅沢な」「お金がかかる」
という意味でも用いられます。

 

そして、valuableはexpensiveより
金銭的な価値や値段が高い「高価な」
という意味で用いられます。

valuableの例文と使い方

 

highは数値的な値段の高さを、
expensiveは買うには値段が高い
ということを表しますが、

valuableは数が少なかったりして
珍しく、貴重な存在であることから
価値が高いということを表します。

 

costlyは、予想以上にお金がかかる
という意味で主に用いられます。

 

costlyとvaluableの発音は、
それぞれ以下になります。

・costly

・valuable

 

それでは、以下に例文を用いて
costlyとvaluableの違いと使い方
について詳しくみていきます。

 

costlyの例文と使い方

以下はcostlyを用いた例文ですが、

It’s costly to live in Tokyo.
「東京で生活するには、お金がかかる。」

東京で生活するには予想以上に
お金がかかることを表します。

 

costlyには、「犠牲が大きい」
という意味もあることから、
費用面に加えて犠牲が大きいという
ニュアンスを含む場合もあります。

 

例えば、以下の例文は、

It was costly to move to Paris.
「パリへ引っ越すには、お金がかかった。」

予想以上にお金がかかったことに加え、
日本での生活を捨てて何らかの犠牲を
払ったという意味を含む場合もあります。

 

予想以上にということではなく、
パリへの引っ越しで支払った
価格や値段が高いという場合は、
以下のようにexpensiveを用います。

It was expensive to move to Paris.

この英文は、予想以上に値段が高いや
犠牲が大きいという意味は含みません。

 

valuableの例文と使い方

以下はvaluableを用いた例文ですが、

He has a lot of valuable goods.
「彼は、高価な物をたくさん持っている。」

彼が珍しく、価値の高いものを
たくさん持っていることを表します。

 

以下の例文も、数が少なく貴重な
宝石が売られていることを表します。

They sell valuable jewelry at the shop.
「そのお店では、高価な宝石を売っています。」

 

以下のように、資源などにも
valuableが用いられます。

Natural gas is one of the valuable resources.
「天然ガスは、貴重な資源の1つです。」

 

pricey・priceless・overpricedの違い

以下に、「高価な」や「値段が高い」
という意味を持つその他の英単語を
紹介していきます。

pricey・priceless・overpricedの違い

 

・pricey

priceyは、expensiveと同じで
「値段が高い」という意味ですが、
expensiveより口語的でカジュアルな
表現になります。

 

以下はpriceyを用いた例文ですが、

This coat is a bit pricey.
「このコートは、少し値段が高い。」

a bitやa littleを付けて
「ちょっと値段が高い」
という意味になります。

 

priceyの発音は、以下になります。

 

・priceless

pricelessは、お金では買えないほど
「きわめて貴重な」という意味です。

 

以下はpricelessを用いた例文ですが、

Our relation is priceless.
「私達の関係は、何事にも代えがたい。」

私達の関係がお金では買えないほど
きわめて貴重であることを表します。

 

pricelessの発音は、以下になります。

 

・overpriced

overpricedは、価値に対して
「値段が高すぎる」「高価すぎる」
という意味になります。

 

以下はoverpricedを用いた例文ですが、

The item is overpriced.
「その商品は、高価すぎる。」

その商品の適正な価値より販売価格が
高すぎることを表します。

 

overpricedの発音は、以下になります。

 

効率の良い英単語の覚え方

ここでは、似た意味を持っている
high・expensive・costly・valuableの
違いと使い方について解説しましたが、

脳は関連した情報を一緒に覚えると
記憶しやすいことが分かっているので、

類義語をまとめて覚えると効率よく
英単語を記憶することができます。

 

以下では、脳の特性に沿って効率よく
英単語を覚える方法を解説しています。

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