angerとangryの違い！angrilyの意味と使い方も解説

angerは、「怒り」という名詞と、
「怒る」「怒らせる」という動詞
としての意味を持っています。

angryは、「怒って」「腹を立てて」
という意味の形容詞です。

そして、angrilyは副詞で「怒って」
「腹立たしげに」という意味です。

脳に複数の関連した情報をセットで
インプットすると記憶しやすいので、

ここでは似た意味を持っている
anger・angry・angrilyの違いと使い方
について例文を用いて解説します。

angerとangryの違いと使い方

ここでは、angerとangryの
意味の違いと使い方について
例文を用いてご説明します。

angerとangryの発音は、以下になります。

・anger

・angry

名詞のangerの意味と使い方

angerは、「怒り」という名詞
としての意味があります。

以下の例文では、angerは主語
として用いられています。

His anger towards the situation was evident.
「彼の状況への怒りは、明白だった。」

そして、以下の例文のように

The girl cried out in anger.
「その少女は、怒って泣き叫んだ」

in angerで「怒って」という意味で、
動詞を修飾する副詞になります。

この英文では、「怒って」→
「泣き叫んだ」とin angerは
動詞のcry outを修飾しています。

また、over ～ をangerの後ろに置いて、
怒りの原因を表します。

以下の例文のように、

I couldn’t hide an anger over the result.
「私は、その結果に対する怒りを隠せなかった。」

anger over ～ で「～に対する怒り」
という意味になります。

動詞のangerの意味と使い方

angerには「怒る」という自動詞と、
「怒らせる」という意味の他動詞
としての意味もあります。

以下は、自動詞のangerの例文です。

She angers when things don’t go her way.
「彼女は、物事が思い通りにいかないと怒る。」

ただ、「怒る」という意味で用いる時、
自動詞のangerより以下の例文のように

She get angry when things don’t go her way.
「彼女は、物事が思い通りにいかないと怒る。」

形容詞のangryを用いたget angryという
表現が用いられます。

get angryについては、次の形容詞の
angryのところで解説します。

以下は他動詞のangerの例文で、
angerは後ろに目的語をとります。

I won’t（will not）anger him.
「私は、彼を起こさせるつもりはない。」

The politician angered a lot of people.
「その政治家は、多くの人を怒らせた。」

「～を怒らせる」という場合、
「OをCさせる」という意味を持つ
make O Cという形も使われます。

補語のCには形容詞のangryが入り、
上の２つの英文はmakeを用いると
以下のようになります。

I won’t（will not）make him angry.
「私は、彼を起こさせるつもりはない。」

The politician made a lot of people angry.
「その政治家は、多くの人を怒らせた。」

形容詞のangryの意味と使い方

angryは、「怒って」という形容詞
としての意味があります。

以下はangryを用いた例文で、

She got angry because he was late.
「彼が遅れたので、彼女は怒った。」

この英文では「彼女」＝「怒って」
という関係が成り立ち、angryは

主語とイコールになる補語（主格補語）
として用いられています。

getは「～になる」と変化を表し、

get angryは怒っていない状態から
怒っている状態になったという
変化を意味します。

getと同じく「～になる」という
意味のbecomeを用いて、
以下のように言うこともできます。

She became angry because he was late.
「彼が遅れたので、彼女は怒った。」

getとbecomeの違いについては、
以下を参考にしてください。

これに対し、be動詞は状態を表すので、

She was angry because he was late.
「彼が遅れたので、彼女は怒っていた。」

というようにbe動詞（この場合はwas）
を用いると「怒っていた」という状態
を意味します。

「～に怒っている」と言う場合は、
be angry at ～ という形になります。

She was angry at him.
「彼女は、彼に怒っていた。」

そして、形容詞は名詞も修飾します。

以下の例文では、

Angry people went on strike.
「怒った人達が、ストライキをした。」

「怒った」→「人達」というように
形容詞のangryは名詞のpeopleを修飾
しています。

副詞のangrilyの意味と使い方は、
以下で例文を用いて解説します。

angerとangryに関するQ＆A

ここでは、angerとangryに関して
いただいたご質問に回答します。

angerの過去形は？

anger「怒らせる」の過去形はangeredで、
「怒らせた」という意味になります。

以下は、過去形のangeredを用いた例文です。

The boy’s behavior angered his father.
「その少年の振舞いは、父親を怒らせた。」

angeredの発音は、以下になります。

angerの過去分詞もangeredです。

副詞のangrilyの意味と使い方は？

angrilyは、「怒って」「怒りを込めて」
という意味の副詞です。

angrilyの発音は、以下になります。

以下はangrilyを用いた例文で、

He spoke angrily about her lie.
「彼は、彼女の嘘について怒りを込めて話した。）

この英文では「怒りを込めて」
→「話した」と副詞のangrilyは
動詞のspokeを修飾しています。

anger・angry・angrilyの違いまとめ

angerには名詞の「怒り」と、
動詞の「怒る」「怒らせる」
という意味があります。

angryは形容詞で「怒って」
「腹を立てて」という意味、

angrilyは副詞で「怒って」
「腹立たしげに」という
意味を持っています。

ここでは、anger・angry・angrilyの
意味の違いと使い方を解説しましたが、

脳は関連した情報を一緒に覚えると
記憶しやすいことが分かっているので、

類義語をまとめて覚えると効率よく
英単語を記憶することができます。

以下では、「怒る」と似た意味を持つ
mad・angry・upset・furious・indignant
の違いと使い方について解説しています。