英語の聞き取り9つのコツとは?おすすめの練習法も紹介
B!
脳の特性について知ることで、
スムーズに英語のリスニングを
上達させることができます。
そこで、まず英語のリスニング
上達に役立つ脳の特性に沿った
聞き取りのコツをご紹介します。
その後、初心者にもおすすめの
効果的な英語の聞き取り練習法も
紹介します。
無理して全て行う必要はないので、
試して自分に合うと感じたものを
ぜひ取り入れてみてください☆
目次
英語の聞き取り9つのコツ
英語の聞き取りが上達しない人は、
脳の特性に沿っていない方法で練習
をしている可能性が高いです。
脳の特性はみんな同じなので、
脳の特性に沿って練習すれば誰でも
英語のリスニングは上達します。
そこで、ここでは脳科学的に正しい
英語の聞き取りのコツを解説します。
練習をしているのに思ったように
リスニングが上達しないという方は、
聞き取りの練習の効果を高める以下の
コツを意識して練習してみてください。
脳波をα波にする
脳波には、以下の5つがあります。
δ(デルタ)波:寝ている状態
θ(シータ)波:超リラックス状態
α(アルファ)波:リラックス状態
β(ベータ)波:緊張している状態
γ(ガンマ)波:パニック状態
そして、日常生活の中で脳波は、
主にα波とβ波を行き来していると
言われています。
学習やスポーツで良い結果を出すには
リラックスしてα派にすることがコツで、
実際、一流のスポーツ選手は試合中に
脳波が超リラックス状態になっている
とのことです。
たくさん練習をしているのに
リスニングが上達しない方は、
英語の聞き取りをしている時に
理解しようと力んで緊張している
可能性があります。
そうすると脳波がβ波になって
練習の成果が出にくくなるので、
英語のリスニングの練習をする時に
緊張して力が入っていると感じたら
深呼吸をしてリラックスしましょう。
日本語環境で育った大人の脳は聴いている
英語を英語のまま理解するのが難しいので、
日本語に訳して理解する必要があります、
しかし、一旦英文を日本語で理解した後は、
できるだけイメージでとらえるように意識し
リラックスして聴くようにしてみましょう。
ただし、英語を聞き流しても
大人はリスニングは上達しないので、
集中して聞き取りの練習をする中で
リラックスを心掛けてください。
そして、リラックスするために
最初は少量をゆっくり丁寧に練習
することも大切です。
最初は丁寧で遅くても
繰り返し練習すると、
丁寧で速く→丁寧でもっと速く
できるようになり上達します。
しかし、ザツで速くやってしまうと、
雑でもっと速く→ザツでもっと速くと、
速くなりますが雑なままで努力したけど
上達しないという結果になります。
雑で速くやって上達しない場合、
丁寧で遅いからやり直す必要があり
余計時間がかかってしまいます。
英語の聞き取りが上達しない方は、
まずはリラックスして脳派をα波にする、
丁寧にゆっくりを意識しましょう。
音読で効果が倍増
右脳優位の12才位までと異なり、
左脳が発達しきった13才位からは
右脳と左脳をバランスよく使うことで
聞き取りも上達しやすくなります。
そして、右脳と左脳を繋いで情報伝達
をしている脳梁(のうりょう)という
部位を鍛えると学習効果が高まります。
音読すると、右脳と左脳が使われて
脳梁が鍛えられることが分かっていて、
音読すると黙読の5倍~10倍も学習
効果が上がると言われています。
さらに、正しい発音で言えるように
なった言葉は聞けるようになるので、
英語の正しい発音を意識して音読すると
聞き取りはさらに速く上達します。
ただし、全ての発音をマスターするのは
大変だと思います。
そこで、日本語にない英語の発音を中心に
矯正できる練習法が解説された無料動画を
まとめたページを後半でご紹介します。
英単語も覚えるコツ
脳に記憶を残すか捨てるかは、
脳内の記憶の司令塔と呼ばれている
海馬(かいば)が決めています。
そして、入ってきた情報を全て記憶すると、
脳は5分でパンクする位の容量しかないので
海馬は基本的に情報を削除してしまいます。
その中で、平均1ヶ月に7回(7日)と
脳は一定期間に繰り返し入ってきた情報を
重要だと判断して長期的に記憶しますが、
感情とセットで入ってきた情報については
1回でも記憶することがあります。
これは、脳の中で感情をつかさどる部位の
扁桃体(へんとうたい)が海馬に接していて
扁桃体が揺れると海馬も同時に揺れるため、
感情とセットで入ってきた情報を重要だと
海馬が判断するためです。
よって、感情が動く題材で練習すると、
英語の聞き取りと合わせて英単語力も
アップさせることができます。
そこで、題材選びのコツを紹介します。
練習の題材選びのコツ
英語の聞き取りは自分が楽しい、
面白いと思う動画やCD付きの書籍で
練習するのがおすすめです。
一つ目の理由は、楽しい、面白い、
気持ちいと感じている快の状態の時、
脳は良いパフォーマンスをすることが
分かっているからです。
効果があると宣伝されていたとしても、
その教材を使って面白くないと感じると
練習をしても効果は低くなります。
楽しい題材を選ぶと良いもう一つの理由は、
楽しい、面白いというように感情が動くと、
脳は1回でも情報を記憶するからです。
これは、危ない目にあって「危ない!」と
感情が動いた時に1回で覚えておかないと、
繰り返し同じ危険な目にあってしまうので
生存本能に関わる強力な脳の特性です。
よって、この特性を英語学習にも活かし、
感情を動かすと聞き取りの練習と同時に
英単語や英語表現を覚えやすくなります。
また、練習を続けることが大切ですが、
つまらないと苦痛で続けられませんが
楽しいと自然に続けることができます。
高額な教材より、自分が楽しいと感じる
安い英語のCD付きの書籍やDVDを使った
ほうがはるかに聞き取りは上達します。
市販の教材は1万円以上するものが多く、
非常に高額ですが、書店に売られている
CD付きの書籍なら1000円程度です。
ブックオフなら500円以下など、
さらに安くCD付きの書籍が手に入りますし、
図書館なら無料で借りれます。
DVDも買わなくても安くレンタルできますし、
最近はYoutubeなどで無料でアニメ、ドラマ、
映画の英語吹き替え版を観ることができます。
そして、大人の脳は丸覚えができず、
論理的に物事を理解して覚えるので、
日本語版で内容を理解してから英語字幕版→
英語吹き替え版を観るという順番で少しずつ
ステップアップしていくのがおすすめです。
このように脳の特性に沿って行うことで、
1日5分~10分の練習を続けるだけで
英語のリスニングは上達していきます。
世の中には巧みな宣伝によりラクして
効果が出ると感じる教材がありますが、
自分が楽しいと感じないと脳の特性的に
効果は出にくく続けることができません。
そこで、英会話教材の宣伝に惑わされず、
自分のレベルに合っていて楽しく続けられる
題材で聞き取りの練習をすることが大切です。
以下で、英語の聞き取り練習をする時に
おすすめの無料動画を紹介していますので、
参考にして頂ければと思います。
効果を感じるまでの期間
聞き取りの練習を始めて
大きな効果を感じるまでに、
最低3ヶ月位は必要です。
理由は、アメリカの研究でダイエットや
禁煙に成功した人の統計データを見ると、
3ヶ月で成功した人の人数が他の期間より
多いことから生存本能にかかわる変化には
3ヶ月必要であると言われているからです。
また、脳には大きな変化を嫌う
安定化指向という特性があるので、
短期間で急激に上達させようとすると
元の状態に戻りやすくなります。
例えば、ダイエットで1ヶ月で
10キロ痩せることは可能ですが、
脳がその変化に耐えられず元の状態に戻し
リバウンドする人が多いのと同じです。
急な変化を嫌う安定化指向に対して、
脳には少しずつなら変化できる可塑性
(かそせい)という特性もあるので、
最短3ヶ月、できれば半年から1年位
かけて上達させたほうが元に戻らない
確実な効果が得られます。
少しずつ自信をつけていく
脳には急激な変化を嫌う
安定化指向(あんていかしこう)
という特性があるので、
何事も一気に変化させようとすると
脳は元の状態に戻そうとします。
これが、短期間で急激に痩せる
ダイエットをするとリバウンド
しやすい理由です。
英語も同じで早く上達したくて
急に長い時間練習したりすると、
上達しても続けるのが嫌になって
元の状態に戻りやすくなります。
そこで、脳には少しずつなら変化できる
可塑性(かそせい)という特性もあるので、
最初は毎日少しずつ練習するようにすると
ストレスなく練習を続けることができて、
早くて3ヶ月、遅くても1年くらい経つと
大きな上達を感じるようになります。
できるだけ早くリスニングを上達させて
プラスのイメージを持てるようにしたい
という気持ちの方が多いと思いますが、
焦って練習しても効果は得られにくいので
脳の特性に沿って少しずつ毎日練習をして
自信をつけていくことがコツです。
ナチュラルスピードで聞く
リスニングが上達しない理由で、
日本語より英語のスピードが速い
ということをお伝えしましたが、
英語のスピードに慣れるために
ナチュラルスピードで短い英文を聞く
ことが7つ目のコツになります。
長文がスロースピードで流れるものが、
高額教材によくあります。
長い英文をスロースピードで聞いても、
実際にネイティブが話す英語を理解する
ことはできません。
さらに、脳には安定化指向があるので、
耳がスロースピードに慣れてしまうと
そこから抜け出すのが大変になります。
これは僕の体験談ですが、教材を使って
長い英文をスロースピードで聞いていたら、
遅いスピードに脳が慣れて通常スピードの
英語を聞き取れるようになるまでにすごく
時間がかかってしまいました…。
よって、短い英文でいいので最初から
ナチュラルスピードで練習することで、
英語のスピードに脳が慣れていき、
少しずつ長い英文で練習するようすると
早くリスニングが上達します。
腕立てを100回できるようになりたい時に
まずは5回できるように繰り返し練習をして、
できるようになったら回数を10回に増やし、
その後も、20回、30回と腕立ての回数を
増やしていけば最終的に100回できるよう
になるのと似ています。
ナチュラルスピードの速い英語の文章を
最初は5単語くらいまでの英文で練習して
できるようになったら7単語→10単語と、
少しずつ長い英文にして練習していけば
長い英文でもネイティブが話すスピードで
聞き取れるようになります。
日本語で意味を理解して聞く
リスニングの練習をする題材を選んだら、
英文の日本語の意味を理解してから聞く
練習をすることが8つ目のコツです。
3才位までは聞き流しで言語を習得し、
4才から12才位までの子供は言葉を
丸覚えで習得できます。
よって、日本語で意味を理解しなくても
英語を聞けばリスニングは上達します。
しかし、13才位で左脳が発達しきると、
丸覚えすることができなくなります。
逆に13才以降は論理的思考能力が発達し、
左脳で内容を理解して言葉を覚えます。
よって、英文の内容を日本語で理解した後、
集中してその英文を聞く練習をすることで
リスニング力はアップします。
2ステップで大変だと思うかもしれませんが、
大人の脳の特性に合っているので上達します。
英語が聞き取れない時のコツ
脳は視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚の
5つの感覚から情報を取り入れますが、
1度に一つの感覚からの情報しか脳に
送られないようになっています。
例えば、何かを見ている時には視覚
(目)から入ってきている情報だけが
神経を通って脳に伝達されています。
この時、聴覚(耳)、嗅覚(鼻)、
味覚(口)、触覚(肌)からの情報は
脳に伝達されていません。
また、日常の中で人間は80%の情報を
視覚から取り入れていると言われており、
目を閉じて視覚からの情報を遮断すると
より聴覚から入ってくる情報に集中する
ことができると思われます。
目を閉じてリスニングの練習をすると、
英語が聞き取りやすいと感じる方は多い
のではないでしょうか?
よって、リスニングの練習をしていて、
英語を聞き取れない時は、目を閉じて
聞いてみましょう。
ただ、脳は複数の情報を関連づけて
インプットしたほうが記憶しやすいので、
英単語などを覚えることを考えると
目を開けて視覚と聴覚から情報を入れて
練習したほうがいいです。
目を閉じて聞く練習をするのは
どうしても聞き取れない場合にし、
目を閉じて聞き取れるようになったら
目を開けて聞き取りの練習をしましょう。
6つのおすすめ聞き取り練習法
ここからは、初心者でも簡単にできて
英語のリスニングが上達する効果的で
おすすめの練習法をご紹介します。
数当て聞き取り練習法
数当てとは、英語の文章を聞いた時に
使われている英単語の数を数えていき、
その英文が構成されている単語の数を
当てる練習法です。
数当ては英文を聞く時に意味を考えず、
英単語の数だけに集中します。
これにより、英語のスピードやリズム、
周波数に脳が慣れていきます。
・数当てがおすすめの理由
日本語の文と作りが大きく異なり、
英語は主語+動詞で始まります。
日本語は結論である
動詞が最後にきますが、
以下のように英語は
動詞が主語の次にきます。
I bought a pen at the shop yesterday.
また、以下のように並び順が
変わっても意味は通じますが、
「私は、昨日そのお店でペンを買った。」
「昨日、私はそのお店でペンを買った。」
「昨日、そのお店で私はペンを買った。」
「昨日、そのお店でペンを私は買った。」
英語は核になるI bought a penの
部分の並び順は変えられません。
※at the shopやyesterdayなどの副詞は
一般的に文末につけることが多いですが、
強調する時は文頭に出ることもあります。
英語は並び順が重要であるのに対し、
「は」や「が」が付いていると主語、
「を」や「に」が付いていると目的語と、
日本語は助詞を使って文を作るため
並び順は重要視されません。
英語は並び順が重要な言語で、
特に結論がある主語+動詞という
文頭を聞き取ることがリスニングの
大きなポイントになります。
そして、数当ては意味を考えずに
英単語の数に集中して聞くことで、
英文を前から聞くクセがつきます。
数当てで文を前から聴くクセがつき、
主語+動詞を聞き取ることができれば
英文の意味を理解しやすくなります。
よって、今行っている練習で
リスニングが上達していない方は、
同じ教材を使って英語を聞く時に
英文の意味を考えるのをやめてまず
数当ての練習を行ってみてください。
数当てで英単語の数に集中することで、
英語のスピードやリズムなどにも慣れて
結果的に意味も分かるようになります。
数当ては今持っている音声付きの
本や教材ですぐにでもできるので、
リスニングが上達しないという方は
一度ぜひお試しください。
文頭を聞く聞き取り練習法
数当ての正解率が上がってきたら
英文の文頭を聞き取る練習をして、
英文の主語+動詞の部分の意味を
理解する練習をするとリスニングが
さらに上達します。
これは、既に自分が持っている教材や
書店で売られている1000円位のCD付き
書籍でできるのでぜひお試しください。
以下は、練習をする時のコツです。
・最初の3単語を聞き取る
僕達は学校で不定詞、動名詞、分詞、
関係詞といった英文法を学びますが、
英語の聞き取りで最も大事なことは
主語→動詞という語順感覚です。
そして、英語は最初の3単語に結論
などの重要な情報が含まれているので、
最初の3単語を聞き取ることに集中して
この練習をすると短期間で上達します。
これは、英語は疑問文ならDo, Does, Didが
文頭に置かれDo 主語 動詞という形になり、
否定文ならdon’t, doesn’t ,didn’tが動詞の前
に置かれて主語 don’t 動詞という形になり、
最初の3単語を聞き取ると肯定文に加えて
疑問文と否定文も結論が分かるためです。
最初の3単語が聞き取れるようになると、
結論が分かるので相手が何を言いたいのか
かなり理解できるようになります。
よって、最初は細かい英文法は気にせず、
最初の3単語を集中して練習をしましょう。
最初の3単語が聞き取れるようになったら、
英文全体を聞くと段階を踏んで練習すると
初心者の方もストレスなく上達します。
書き出す聞き取り練習法
聞いた英文を紙に書きだす練習法も、
英語のリスニング上達に効果的です。
この前に解説した文頭を聞く練習で、
聞いた英文の最初の3単語を書き出す
ことをしても効果的です。
人間は13才位で左脳は発達しきると、
物事を丸覚えすることができなくなり
論理的に理解して覚えるようになります。
よって、ただ映画などを観ているだけで
大人は英語を覚えることができません。
大人は英語を日本語で理解してから
その英文を繰り返し聞く練習をすると、
リスニングが上達します。
また、書くことで右脳と左脳を繋ぐ
脳梁(のうりょう)という部位が使われ、
学習効果がアップします。
このことから聞いた英文を書き出し、
日本語の意味を理解して聞く練習は
リスニングを伸ばすのに効果的です。
・練習の題材の選び方
楽しいや気持ちいと感じている時に
脳のパフォーマンスが良くなるので、
楽しいと感じる題材で練習をすると
効果が得られやすくなります。
楽しければ、自然に継続もできます。
また、脳は感情とセットで入ってきた
情報を重要だと判断して記憶するので、
楽しいと感じる題材で練習することで
リスニングを伸ばすだけでなく少ない
繰り返しで英単語を記憶できます。
そして、複数の情報を関連づけて
インプットすると記憶しやすいので、
音声だけより映像と音声がセットで
脳に入ってくる動画がおすすめです。
これより、ディズニーが好きなら、
ディズニーのアニメや映画にするなど、
楽しくて感情が大きく動きやすい動画で
練習すると効果的です。
Youtubeには英語字幕が付いている
日本のアニメの動画もたくさんあり、
無料で使えるのでおすすめです。
・動画を使った練習法
そして、自分に合った動画を選んだら、
英語字幕の部分を隠して動画を観てから
英文を書き出して確認するという練習を
字幕を隠して聞き取れるようになるまで
繰り返しましょう。
1本の動画の時間が長い場合は
一度に全部やると苦痛になるので、
5分位ずつなど時間を区切って
分けて練習をしていきましょう。
そして、5分ずつに切って練習して、
最後まで全部終わった後で動画を観ると
聞き取れるようになっていると思います。
一度リスニングの上達を感じると
練習をすることが楽しくなるので、
最初はあせらず毎日できる量にして
少しずつ練習してみてください。
倍速で聞く聞き取り練習法
日本語より英語のほうが
話されるスピードが速いので、
ネイティブが話す英語は速くて
理解できないという方は多いと
思います。
そこで、倍速で聞く練習をすると、
英語のリスニング上達に効果的です。
以下で、速いスピードに慣れるために
倍速で聞く時のコツを解説します。
・初心者は短文から始める
英語を倍速で聞く速聴は
ネイティブが話すスピードに
慣れるために効果的ですが、
ただでさえ速い英語を速聴したら
理解することができなくなるのでは?
と心配になる方もいると思います。
そこで、速聴をする時は短い英文から
練習するということを意識しましょう。
特に初心者の方がいきなり長い文を
倍速で聴くとストレスを感じるので、
短い英文から始めてください。
腕立て伏せ100回を目指す場合も、
50回から練習するとできなかったり
ストレスを感じて嫌になります。
腕立て伏せの練習を5回から始めて、
できるようになったら10回、20回
というように少しずつ回数を増やせば
必ず100回できるようになるように、
聞き取りの練習も短い英文から少しずつ
長い英文にしていきましょう。
例えば、I like cats.という英文は
ほとんどの方が倍速のスピードで
聴いても理解できると思います。
自分が今聞き取れる長さより
少し長い英文から速聴して練習し、
少しずつ英文を長くしていけば
ネイティブが話す英文も少し遅いか
普通に聞こえるようになっていきます。
・何倍速がおすすめ?
速度を速くする機器を購入すれば、
通常スピードの1.5倍、2倍、4倍速
とスピードを速くすることができますが、
実際に効果は出るのか検証してみました。
そして、聞く時に何倍速がいいのか?
実際に1.5倍速・2倍速・4倍速で
練習したので効果について報告します。
・1.5倍速と2倍速の効果
まず、1.5倍速で音声を聞いて
内容が理解できるようになってから、
同じ英文をナチュラルスピードで聞くと
遅く感じて聞き取りやすくなりました。
2倍速でも同様の効果が得られましたが、
2倍速で聞くのは1.5倍速より大変で
少しストレスを感じました。
・4倍速は速すぎて効果なし
4倍速は速すぎて繰り返し聞いても
内容を理解できず効果がないと感じ、
すぐにやめてしまいました。
ネット上の体験談を調べてみても、
4倍速は効果が出なかったという
感想を述べている方を見つけたので
4倍速はあまりおすすめしません。
・個人的なおすすめは1.5倍速
1.5倍速と2倍速は効果を感じたので、
1.5倍速と2倍速で試しに聞いてみて
良いと思うほうで練習しましょう。
ただ、脳は苦痛に感じると
パフォーマンスが落ちるので、
2倍速でストレスを感じる方は
1.5倍速がおすすめです。
・スロースピードがダメな理由
英語は日本語より速いので、
スピードを遅くして聞く練習を
するとよいと言う方もいますが、
脳の特性と僕の個人的な経験から
スロースピードの英語を聞くことは
あまりおすすめしません。
英語が聞き取れない原因の一つは、
日本語のスピードが遅いことです。
よって、英語をスロースピードで
聞くことに脳が慣れてしまうと、
ナチュラルスピードで英語を聞いた時に
速いと感じリスニング力は変わりません。
これは脳に安定化指向という特性があり、
ゆっくりしたスピードに慣れてしまうと
その状態に安定しようとするからです。
ゆっくりした英語を聞く状態に安定すると、
速い英語を聞く時に脳はストレスを感じて
聞き取れるようにならないのです。
よって、倍速で短い英文を聞く練習をして、
長い英文にしていくのがよいと思います。
音読する聞き取り練習法
声に出して音読すると黙読の時と比べて
学習効果が5倍~10倍アップするので、
聞いた後でその英文を音読しましょう。
音読するだけで学習効果があがるので、
新しい英単語などを覚えやすくなります。
・同じ英文を7日音読する
同じ英文を1週間聞いて音読すると、
英単語や表現を覚えやすくなります。
これは、新しい情報を記憶するのに、
同じ情報を1ヶ月に平均7日(7回)
インプットする必要があるためです。
7回という回数はあくまで平均で、
既に記憶している情報と関連づけて
脳は新しい情報を記憶するるので、
記憶されている英語の情報が多いほど
繰り返しの回数は少なくてすみます。
よって、練習して英単語や英語表現を
覚えれば覚えるほど暗記が楽になります。
そのためにも、最初は同じ英文を7日
繰り返して確実に覚えていきましょう。
・正しい発音で音読をする
また、正しく発音できる音は
聞き取れるようになるので、
音読する時に正しい発音ですると
英語のリスニングを伸ばすために
さらに効果的です。
英語の発音を改善するコツについては、
以下を参考にしてください。
1日5分の聞き取り練習法
シャドーイングは英文を聞いて
それを追いかけて音読する練習で、
僕も実践して非常にリスニングの
上達効果が得られています。
ただ、シャドーイングは難しいと
感じる方も多いと思います。
また、社会人になり仕事を始めると、
英語に触れられる時間は限られます。
そこで、初心者でも簡単にできて、
短い時間でリスニングを上達させ、
英単語を覚えながらスピーキングも
上達する練習法を作り上げました。
そして、僕はこの練習をすることで、
1日5分位の練習を継続しているだけで
リスニング・スピーキング・英単語力を
同時にアップさせることができています。
その練習法を以下で解説していますので、
英語のリスニングが上達しないという方は
ぜひ一度お試し頂ければと思います。
習慣は3週間~4週間で身につくので、
まずは1ヶ月毎日続けてみてください。