ネイティブイングリッシュを徹底評価！口コミ＆効果的な使い方
はてブ
送るネイティブイングリッシュが
聞くだけで英語を話せるよう
になるというのは本当なのか？
実際に使ってみて脳科学的な
観点から評価しました。
また、他の利用者の口コミや評判、
大人の脳の特性に合った効果的な
ネイティブイングリッシュの使い方
についても紹介しています。
目次
ネイティブイングリッシュを評価
まず、ネイティブイングリッシュの
本とCDを脳科学的に評価します。
本の内容を評価
ネイティブイングリッシュの
テキストの最初のページには、
理想的な学習スケジュールが
以下のように載っています。
そして、学習スケジュールの後に、
Day１から１６７までCDの内容が
記載されています。
ネイティブが使う表現を厳選
あいさつや自己紹介、電話でのやりとり、
ホテル、カフェ、レストランの会話など、
２４のテーマについて１６７ページ分の
会話事例が載っています。
例えば、パート１では以下のように
挨拶と自己紹介を学びます。
そして、パート２で日常会話で使う表現、
パート３ではホテル・飲食店で使う表現、
パート４では乗り物に乗る時に使う表現、
パート５では観光と日常会話で使う表現、
パート６ではトラブル時に使う表現など、
ネイティブイングリッシュのテキストには、
自己紹介、カフェ・レストランでの注文や
観光、電車に乗る、飛行機のチェックイン、
レンタカーを借りる病気になった場合など、
日常や旅行で使う英会話表現が載っていて
辞書がわりにもなります＾＾
それだけでなく、海外旅行での緊急時に
使う表現も学ぶことができます。
テキストに載っている英文はネイティブが
実際に使っているものが厳選されていて、
使える表現を学べるのは良いと思います。
英文法の解説がないのは残念
実際にネイティブが使っている
英文というのは良いと思いますが、
英文法の解説がないのは残念でした。
とうのも、１３才位で左脳が発達
しきると丸覚えができなくなることが
脳科学の研究で分かっているからです。
子供は九九を丸覚えしたように
英語の表現も丸覚えできますが、
大人には英語表現を丸覚えすることは
脳の特性に逆らうので難しいことです。
そして、大人の脳は丸覚えがでない
代わりに論理的に物事を理解してから
覚えるようになります。
大人は英語表現を英文法を通して
理解してから覚えることができますが、
ネイティブイングリッシュには英文法の
解説がないのでその点はマイナスです。
後で紹介する初心者の方の評価でも、
英文法の解説がないので理解するのが
大変だったという口コミがありますが
これは当然のことなのです。
ネイティブイングリッシュの本は
英文法の解説がなくても理解できる
ある程度英語力がある方には良いですが、
英文法の解説がないと日本語訳だけでは
理解できない初心者にはお勧めしません。
CDの内容を評価
CDはリスニングとスピーキングがあり、
以下のようなパッケージに入っています。
学習スケジュールによると、
テキストの１ページにつき
２日ずつ学習していきます。
１日目はリスニングCDを聴き、
２日目はスピーキングCDを聴いて
１セクションの学習が終わります。
ナチュラル速度がスローに
リスニング練習用CDは６枚で、
リスニングCDは英語の文が流れた後
日本語の意味が流れます。
倍速の後ナチュラルスピードを聴くと
リスニングが上達するとのことですが、
実際にCDを聴いてみると
倍速がナチュラルスピードで
ナチュラルスピードがスロースピード
のような気がしました。
なので、倍速で聴けるようになって
やっとネイティブが話すスピードが
理解できるようになる感じです。
スピーキングCDは効果なし
スピーキング練習用CDも６枚です。
日本語の意味が流れた後で
英語の文が流れるという順番で、
名前はスピーキングですが聴くだけです。
ホームページにはCDを聴くだけで
話せるようになると説明がありますが、
実際は話せるようになりません。
他の方の口コミを見ても、
聞くだけでは話せるようにならない
という評価をしている方が多いです。
大人が英語を話せるようになるには、
脳科学的にも声に出して英文を話す
練習をする必要があります。
ニュアンスの解説はいいが…
リスニングとスピーキングCDの他に、
ネイティブが英語表現のニュアンスを
解説したCDと復習用に英語オンリーの
CDが付いていました。
ネイティブが表現のニュアンスを
解説してくれるのは役立ちますが、
本のところでも書かせて頂いたように
大人の脳は表現の丸覚えが苦手なので
論理的に理解できるように英文法的な
解説がないのは残念でした。
英語オンリーCDを使った脳科学的に
効果的な使い方は後で解説します。
以下に、ネイティブイングリッシュを
利用した方の口コミも紹介します。
ネイティブイングリッシュの評判
ここでは、私以外の実践者の
ネイティブイングリッシュの
口コミを紹介します。
良かったという口コミ・評判
最初の頃より発音が聞き取れる
ようになった。
ネイティブのDJトークが面白く、
飽きない。
教材の内容がとてもわかりやすい。
同じテーマで会話事例とフレーズの
両方を学べるのが良い。
楽しく簡単に勉強を始められるので、
続けやすい。
良くないという口コミ・評判
初心者向きではない。
１日６分では上達しない。
テキストの文字が小さくて読みにくい。
リスニングとスピーキングCDが別で、
インプットとアウトプットが連続して
いないのは効率が悪い。
ネイティブイングリッシュの
口コミはたくさんありますが、
前より英語が聞けるようになった
という口コミはよく見かける反面、
英語を話せるようになったという
口コミは皆無でした…。
これは脳の特性に沿っていないからで、
その理由を以下で解説していきます。
ネイティブイングリッシュの効果
ネイティブイングリッシュの
ホームページにはCDを聞くだけで
英語が話せるようになるとありますが、
本当にそのような効果があるのか？
以下に脳科学的に評価します。
聞くだけで本当に上達する？
聞くだけで話せるようになるのか、
脳科学的に効果を評価するために
まず生まれてから大人になるまでの
脳の変化を解説します。
生まれてから３才位までは
右脳しか動いていないため、
聞き流しで言語を覚えます。
そして、４才位から左脳が発達し始め、
左脳が発達しきる前の１２才位までは
丸覚えして物事を覚えます。
小学校の時に九九を言っているだけで
覚えられたのはこのためです。
また、教えていないのに小さい子供が
聞いた言葉を丸覚えして突然言い始め
家族が驚くといったことが起きます。
最終的に１３才位で左脳が発達しきると
丸覚えができなくなり、論理的に物事を
理解して覚えるようになります。
しかし、ネイティブイングリッシュは
英語表現を丸覚えする学習方法なので
これで理解するのは大人には厳しいです。
ただ、脳は既に記憶されている情報と
関連付けて新しい情報を記憶するので、
今まで英語の勉強をある程度してきて
既に英語の情報が記憶されている方は
ネイティブイングリッシュで学ぶ英文を
関連付けて記憶できる可能性があります。
なので、今まで英語学習をしてきて、
英文法の側面からの解説がなくても
本の内容を理解できる英語レベルの方が
ネイティブが使う表現を学ぶには役立つ
かもしれません。
しかし、これから英会話を始める
脳に英語の情報が記憶されていない方が
ネイティブイングリッシュを使っても
効果は出ない可能性が高いです。
聞くだけで話せるようにならない
ネイティブイングリッシュの本では、
スピーキングCDを聞くだけで良いと
解説されていますが、英語を話せる
ようになるには話す練習が必要です。
先程、解説したように３才位までは
聞き流しで覚えることができるので、
日本語を聞き流していると自然に
パパ、ママと話すようになるように、
CDを聞いているだけで英語も話せる
ようになります。
また、聞いているだけで
表現を丸覚えできるのは、
左脳が発達しきっていない
１２才位までとなります。
しかし、大人はそれができないので、
日本語で英文の内容を理解してから
声に出して練習する必要があります。
スピーキングのCDを聞くだけでいいと
ネイティブイングリッシュのテキストに
書かれていますがそれは間違いです。
ネイティブイングリッシュの教材の
内容は素晴らしいところもありますが、
大人が聞くだけで話せるようになるのは
脳科学の観点からみても難しいのです。
スポーツができるようになるために
体を動かす練習が必要なのと同じで、
英語を話せるようになるにも口を動かす
練習をすることが必要です。
さらに、音読すると黙読の時と比べて
学習効果が５倍～１０倍になることが
脳科学の研究で分かっています。
よって、声に出して練習をすると、
それだけで学習効果が倍増します。
学習スケジュールに問題あり
本で解説されている効果的な学習法だと、
１日目はリスニングCDを聞いて２日目は
スピーキングCDを聞くと１ページにつき
２日間ずつ学習するスケジュールです。
しかし、新しい情報を記憶するには
１ヶ月以内に平均７日のインプットが
必要ということが分かっています。
よって、２日だけ聞いて終わりにしては
新しい英文を覚えることができないので
初めて見る英文が多い場合は１ページを
最低１週間繰り返す必要があります。
脳の特性に合った効果的な使い方
ここまでに解説してきたことを踏まえ、
以下にさらに詳しく脳の特性に沿った
ネイティブイングリッシュの効果的な
使い方を解説していきます。
興味のあるページから学ぶ
ネイティブイングリッシュの本では、
日常で使う様々な英語表現を学習でき、
パート１から単元が並んでいますが、
順番通りではなく、自分が興味がある
単元から行うようにしましょう。
例えば、近いうちに海外旅行へ行く方は
航空搭乗手続きや入国手続きの単元から、
外国人に会う機会がある方はあいさつや
自己紹介の単元から始めましょう。
これは人間には痛みを避けて快楽を得る
という行動原理が誰にでも備わっていて、
海外旅行や外国人との会話を楽しむなど
快楽を得るためならより行動できるので、
学習や練習を継続しやすくなります。
ストレスを感じない量にする
次に、学習する単元を決めたら
１日に練習する量を決めます。
例えば、以下のように本の見開き
２ページにすると区切りがいいですが、
もし毎日２ページを学習して多い場合は
１ページに減らすなど毎日ストレスなく
練習できる量にしましょう。
同じ英文を１週間繰り返す
脳が新しい情報を記憶するのに
１ヶ月に７日のインプットが必要
ということが分かっているので、
同じ英文（ページ）を１週間（７日）
繰り返し練習しましょう。
１週間サイクルのお勧め練習法
毎日同じことを繰り返すのではなく、
脳の特性に沿った効果的な練習法を
以下に紹介します。
使うのは、本と英語オンリーのCD、
ネイティブの解説CDです。
１日目は英文の内容を理解
まず、１日目は本の英文と和訳を
読んで英文の意味を理解します。
これは、左脳が発達しきる１３才以降は
脳が論理的に理解して物事を覚えるので、
大人は英文の内容を日本語で理解してから
聴く練習をしたほうが効果的だからです。
英文の内容を日本語で理解したら
ニュアンス解説のCDでネイティブが
解説する細かいニュアンスを学びます。
これは２日目から聴く・話す練習を
行う時に使う状況をイメージできると
より効果が出やすいからです。
１日目はまだ英語を聴きません。
それは、脳には安定化指向という
急な変化を嫌う特性があるので、
１日で多くのことをすると脳は嫌がり、
元のやらない状態に戻そうとします。
逆に、脳には少しずつなら変化できる
可塑性（かそせい）という特性があり、
脳がストレスを感じないように少しずつ
学習することが継続するコツです。
２日目～４日目は聴いて音読
２日目からリスニングの練習に入り、
１日目に内容を理解したページの英文を
見ながら英語オンリーのCDを聴きます。
集中してCDを聴いた後、
CDをとめて本を見ながら
聴いた単元の英文の発音をまねして
５セット位音読する練習を行います。
脳の可塑性に沿って変化させるために、
最初は１０分位で終わる回数がお勧めです。
リスニングの練習で音読する理由は、
黙読の時より学習効果が５倍～１０倍
上がるのと、正しい発音で言えるよう
になった言葉は聞き取れるようになるので
より早くリスニングが上達するからです。
本を見ながら英語オンリーCDを聴き、
その後で英文を音読するという練習を
２日目から４日目まで繰り返します。
より短時間の練習で効果を得るために、
英語と日本語が交互に流れて練習時間が
長くなるリスニングとスピーキングCDは
この練習で使いません。
５日目～７日目はシャドーイング
５日目から７日目は、
本の英文を見ながら英文を聴いて
シャドーイングをします。
シャドーイングとはCDの音声を聴いて
それを追いかけて音読する練習方法で、
リスニング力とスピーキング力を同時に
アップさせる非常に効果的な方法です。
もし１回やってみて
シャドーイングができない場合は
CDを聴いた後にCDを一旦止めて、
本を見ながら音読するという２日目～
４日目に行って練習を数回繰り返した後、
再度シャドーイングをしてみましょう。
これを５日目から７日目まで繰り返せば、
最初少し大変だとしても７日目には必ず
シャドーイングができるようになります。
よって、５日目にシャドーイングを
完璧にできるようにするのではなく、
７日目までにできるようになればいい
というスタンスで練習を行いましょう。
シャドーイングも１日１０分位で終わる
回数（５セット位）繰り返しましょう。
１日約１０分と練習時間が短いのも脳の
安定化指向に逆らわないようにするためで、
最初から長時間練習するとダイエットの
リバウンドのように元に戻りやすいので
可塑性の範囲で練習を行いしましょう。
まとめ＆無料動画で英会話上達
本に実際にネイティブが使う
英語表現がまとめられていて、
良い点もあるのでやってみようと
思われた方は３年間サポート付きの
公式サイトからの購入をお勧めします。
ただ、良い口コミが多い教材ですが、
個人的な評価としては約３万円払って
ネイティブイングリッシュを買うのは
少しもったいないかなと感じました。
以下で、英会話の上達にお勧めの
無料動画サイトと英単語を覚えながら
リスニングとスピーキングが上達する
練習方法を解説しています。
