push・press・shove・thrust・nudgeの違い!押すを英語で
B!
英語で「押す」という意味を持つpush・
press・shove・thrust・nudge・pokeは、
以下のような違いがあります。
push:何かを動かすために「押す」
press:押しつけるように「押す」
shove:力をこめてぐいと「押す」
thrust:力を出しつくして「押す」
nudge:気を引くために肘で「押す」
poke:指・腕・棒などで「つつく」
脳は複数の情報を関連付けて
覚えると記憶しやすいので、
ここでは似た意味を持っている
push・press・shove・thrust・
nudge・pokeの違いと使い方について
例文を用いて詳しく解説します。
目次
pushとpressの違い
まずは、「押す」という意味で最も
よく用いられるpushとpressの違い
から説明していきます。
pushは、一般的に「押す」
という意味で用いられますが、
力を入れて押すことで何かが
移動する場合に用います。
pushに対し、pressの「押す」は
押したものが移動しない場合に
用いられます。
pushとpressの発音は、
それぞれ以下になります。
・push
・press
それでは、以下に例文を用いて
pushとpressの違いと使い方を
詳しくみていきます。
pushの例文と使い方
以下はpushを用いた例文ですが、
Please push this box to make space.
「スペースを作るために、
この箱を押して下さい。」
箱を押して動かすということを
表しています。
また、以下のpushを用いた例文は、
She was pushing hopping cart in the supermarket.
「彼女は、スーパーマーケットで
ショッピングカートを押していた。」
ショッピングカートを動かすために
押していたということを表します。
このように、pushは何かを動かす
ために押す場合に用いられます。
これに対し、押した物が動かない
場合は以下のpressを用います。
pressの例文と使い方
以下はpressを用いた例文ですが、
Please press the button to open the door.
「そのドアを開けるために、
ボタンを押して下さい。」
エレベーターのドアを開けるために
ボタンを押して欲しいというような
シチュエーションになります。
この場合、押してもボタンは
動かないのでpressを用います。
このように、pressは押した物が
動かない場合のみ用いられますが、
pushは押した物が動かない場合と
動く場合の両方に用いられます。
よって、「ボタンを押す」と言う時に、
以下のようにpush the buttonを用いる
こともできます。
Please push the button to open the door.
「そのドアを開けるために、
ボタンを押して下さい。」
窓が開かない電車に乗っている
子供が外の景色を見たくて電車の
窓に顔を押しつけている場合も、
押しても電車の窓は動かないので
以下のようにpressを用います。
The child pressed his face against the window of the train.
「その子供は、電車の窓に顔を押しつけた。」
pushは押した物が動く場合と
動かない場合の両方に用いられ、
pressは押した物が動かない場合
のみに用いられます。
以下では、pressの名詞としての意味、
「圧力」「圧迫」と似た意味を持っている
pressとpressureの違いと使い方について
例文を用いて解説しています。
それでは、以下にpushとpress以外の
押すを表す英単語について解説します。
shoveとthrustの違い
shoveは、力をこめてぐいと押す
という意味から、「押しやる」、
「押しのける」といった意味で
用いられます。
thrustは、力をこめて急に押す
という意味から、「押しやる」
という意味があります。
そして、thrustはshoveより乱暴に
押すというニュアンスになります。
それでは、以下に例文を用いて
shoveとthrustの違いと使い方を
詳しくみていきます。
shoveの例文と使い方
以下はshoveを用いた例文ですが、
He shoved people to take a train.
「彼は、電車に乗るために人々を押しのけた。」
電車に乗るために手や肩を使って
力をこめて人をぐいぐい押しのける
という感じを表します。
押しのけたという感じではなく、
乗るためのスペースをあけるために
人を動かすために押したという場合は
以下のようにpushを用います。
He pushed people to take a train.
「彼は、電車に乗るために人々を押した。」
また、以下の例文のように、
He shoved people aside.
「彼は、人々をわきに押しのけた。」
shove O asideで「Oをわきに押し
のける」という意味になります。
shoveの過去形と過去分詞は
共にshovedで、それぞれ発音は
以下になります。
thrustの例文と使い方
以下はthrustを用いた例文ですが、
He thrust people to take a train.
「彼は、電車に乗るために(乱暴に)
人々をぐいぐい押した。」
自分が電車に乗るために乱暴に
力をこめて人を急に押すという
ニュアンスになります。
また、以下の例文のように、
thrust O asideで「Oをわきに押し
のける」という意味になります。
He thrust people aside.
「彼は、人々をわきに押しのけた。」
shoveとthrustは、力を込めて
強く押すと意味は似ていますが、
shoveにはthrustのように乱暴な
というニュアンスはありません。
thrustの過去形と過去分詞は
共にthrustで、それぞれ発音は
以下になります。
pokeとnudgeの違い
pokeは、指・腕・棒などで
「つつく」という意味です。
つついたり、押したりして、
「(穴を)あける」という
意味もあります。
nudgeは、注意を引くために
肘でそっと「つつく」「押す」
という意味です。
それでは、以下に例文を用いて
pokeとnudgeの違いと使い方を
詳しくみていきます。
pokeの例文と使い方
以下はpokeを用いた例文ですが、
Don’t poke me with a pen.
「ペンで私はつつくな。」
ペンや棒などでつつという場合は
pokeを用います。
pokeの過去形と過去分詞は
共にpokedで、それぞれ発音は
以下になります。
気を引くためにひじでつつく場合は、
以下のようにnudgeを用います。
nudgeの例文と使い方
以下はnudgeを用いた例文ですが、
My son nudged me.
「息子は、私を肘でつついた。」
息子が私の気を引くために私を
肘でつついたことを表します。
nudgeの過去形と過去分詞は
共にnudgedで、それぞれ発音は
以下になります。
効率の良い英単語の覚え方
ここでは、似た意味を持つpush・
press・shove・thrust・nudge・poke
の違いと使い方を解説しましたが、
脳は関連した情報を一緒に覚えると
記憶しやすいことが分かっているので、
類義語をまとめて覚えると効率よく
英単語を記憶することができます。
以下では、脳の特性に沿って効率よく
英単語を覚える方法を解説しています。