state・nation・countryの違い!英語で国・国家の使い方
英語で「国」「国家」を表す
state・nation・countryには、
以下のような違いがあります。
- state:政治的な意味から「国家」
- nation:国民に重きをおいた「国家」
- country:地理的な面からみた「国」
脳に関連した情報をセットで
入力すると記憶しやすいので、
ここでは似た意味を持っている
state・nation・countryの違いと使い方
について例文を用いて解説します。
目次
state・nation・countryの違い
まず、stateとnationの違いですが、
stateは政治的な意味での国を表し
「国家」という意味を表すのに対して、
nationは国民に重きをおいた国を表し
「国家」という意味を表します。
stateとnationに対してcountryは、
地理的に独立している地域を表し
「国」という意味で用いられます。
state・nation・countryの発音は、
それぞれ以下になります。
・state
・nation
・country
それでは、以下に例文を用いて
state・nation・countryの違いと
使い方についてみていきます。
stateの例文と使い方
以下はstateを用いた例文ですが、
There are welfare states in Europe.
「ヨーロッパには、福祉国家がある。」
政治的に福祉を重要視している国
ということを表します。
stateには「州」という意味もあり、
アメリカは政治的に独立している州が
くっついて一つの国を形成しているので、
the United States「アメリカ合衆国」
という言い方もします。
nationの例文と使い方
以下はnationを用いた例文ですが、
There are four nations in the UK.
「イギリスには、4つの国家があります。」
イギリスにはイングランド、ウェールズ、
スコットランド、北アイルランドという
4つの国家があることを表します。
このように、nationは同じ言語を話し、
同じ歴史や文化を共有している人々の
集合体という意味での国を表します。
また、社会や経済状況が強調された語で、
以下のようにアメリカなどの国力が強い
国に対して用いられます。
America is the biggest nation in the world.
「アメリカは、世界の中で最も強力な国家です。」
countryの例文と使い方
以下は、countryを用いた例文です。
She was born in this country.
「彼女は、この国で生まれました。」
Canada is my favorite country.
「カナダは、私のお気に入りの国です。」
How many countries have you ever visited?
「あなたは、今までに何ヵ国訪れましたか。」
このように、「国」という意味で
countryは幅広く用いられます。
landとcountryの違いと使い方
landには「国」という意味もあり、
古いイメージで古典などの文章では
用いられているようです。
しかし、最近では「国」という意味で、
landの代わりにcountryが用いられます。
そして、「土地」という意味から、
landには「国土」という意味があります。
以下はlandを用いた例文ですが、
国土=土地のイメージが強くなります。
He was born in the land.
「彼は、その国土(土地)で生まれた。」
landの発音は、以下になります。
以下では、「景色」と似た意味を持つ、
view・sight・scene・scenery・landscape
の違いと使い方について解説しています。
効率の良い英単語の覚え方
ここでは、似た意味を持っているland・
state・nation・countryの違いと使い方
について例文を用いて解説しましたが、
脳は関連した情報を一緒に覚えると
記憶しやすいことが分かっているので、
類義語をまとめて覚えると効率よく
英単語を記憶することができます。
以下では、脳の特性に沿って効率よく
英単語を覚える方法を解説しています。