by・near・besideの違い!英語でそばに&近くにの使い方
英語で「~のそばに」「~の近くに」と
似た意味を持つby・near・besideには、
以下のような違いがあります。
- near:感覚的に「~の近くに」
- by:nearより近く「~のそばに」
- beside:左右のみで「~のそばに」
脳は関連した複数の情報をセットで
インプットすると記憶しやすいので、
ここでは似た意味を持っている
by・near・besideの違いと使い方
について例文を用いて解説します。
目次
by・near・besideの違い
byは「~のそばに」「~の近くに」、
nearは「~の近くに」、besideは
「~のそばに」という意味ですが、
以下のような違いがあります。
nearは、感覚的に近くにある、
近くにいることを表します。
nearが表す近さは主観的なもので、
絶対的なものではないので近さには
個人差があります。
以下のようにnearを用いると、
My house is near the river.
「私の家は、川の近くにあります。」
話し手が感覚的に(主観的に)
川の近くに自分の家があると
言っていることを表わします。
byとbesideの意味は「~のそばに」で、
nearより近くにあることを表します。
以下のようにbyを用いると、
My house is by the river.
「私の家は、川のそばにあります。」
前後左右いずれかの川のそばに
家があることを表わします。
byとbesideは、nearより近くにある
というニュアンスになります。
byとbesideは「~のそばに」
と意味は同じですが、
byは前後左右に使えるのに対し、
besideは左右の位置関係にしか
用いることができません。
以下のようにbesideを用いると、
My house is beside the river.
「私の家は、川のそばにあります。」
前後ではなく、左右どちらか川の
そばに家があることを表わします。
また、besideには「~の傍らに」
という意味もあり、感覚的ですが
byより少し近い位置を表します。
by・near・besideの発音は、
それぞれ以下になります。
・by
・near
・beside
さらに、色々な例文を用いて、
by・near・besideの違いと使い方
について以下で詳しく解説します。
by・near・besideの使い方
ここからは、様々な例文を用いて
by・near・besideの使い方について
みていきたいと思います。
nearの例文と使い方
以下はnearを用いた例文ですが、
There is a supermarket near my house.
「私の家の近くにスーパーマーケットがあります。」
nearは話し手の主観的(感覚的)に
家の近くにあることを表します。
以下もnearを用いた例文ですが、
The bus stop is near the train station,
so it’s convenient for commuters.
「バス停は駅の近くにあるので、
通勤者にとって便利です。」
nearを用いるとバス停が感覚的に
駅の近くにあることを表します。
nearには「近くに」「近くへ」
という副詞としての意味と、
「近い」「近くにある」という
形容詞としての意味もあります。
以下では、「近い」「近くに」
と似た意味を持っている、
nearとnearbyの違いと使い方について
例文を用いて解説しています。
byとbesideの例文と使い方
以下はbyを用いた例文ですが、
The bus stop is by the train station,
so it’s convenient for commuters.
「バス停は駅のそばにあるので、
通勤者にとって便利です。」
byを用いるとバス停が駅前や真横など、
駅のすぐそばにあることを表します。
以下はbesideを用いた例文ですが、
The bus stop is beside the train station,
so it’s convenient for commuters.
「バス停は駅のそばにあるので、
通勤者にとって便利です。」
byが前後左右どの位置関係にも使えますが
besideは左右の位置関係にしか使えないので、
besideを用いるとバス停が駅の左右どちらか
の真横辺り(のそば)にあることを表します。
そして、besideはbyより感覚的に
少しだけ近い位置を表します。
以下のbyを用いた例文は、
I sat by the window to enjoy the view.
「私は、眺めを楽しむために窓のそばに座りました。」
外が見えるように窓のすぐ横に座った
ということを表します。
以下のbesideを用いた例文は、
He parked his car beside the building.
「彼は、建物のそばに車を停めました。)
(左右どちらか)建物のすぐ横に
車を停めたことを表します。
ここまでが、by・near・besideの違い
と使い方についての説明になります。
by・near・besideのQ&A
ここでは、by・near・besideに関して
頂いたご質問に回答します。
nearとclose toの違いは?
close toも「~の近くに」と
nearと同じ意味ですが、
close toのほうがnearより近い
ニュアンスになります。
以下はnearを用いた例文ですが、
The hotel is near the station.
「そのホテルは、駅の近くにあります。」
以下のclose toを用いた例文のほうが
ホテルが駅の近くにある感じがします。
The hotel is close to the station.
「そのホテルは、駅の近くにあります。」
besideとnext toの違いは?
besideは、左右のどちらか
「~のそばに」という意味から、
「~の傍らに」「~の脇に」
という意味も持っています。
それと似ているのが、「~の隣に」
という意味のnext toです。
以下のbesideを用いた例文は、
He is standing beside his pet.
「彼は、ペットの脇に立っています。」
以下のようにnext toを用いても
ほぼ同じことを表します。
He is standing next to his pet.
「彼は、ペットの隣に立っています。」
by・near・besideのまとめ
nearは「~の近くに」という意味で
感覚的(主観的)に近いとを表し、
byとbesideは「~のそばに」という
意味でnearより近いことを表します。
そして、byは前後左右に対して使え、
besideは左右のみに使えます。
besideはbyより少しだけ近くにある、
近くにいることを表します。
ここでは、by・near・besideの違い
と使い方について解説しましたが、
脳は関連した情報を一緒に覚えると
記憶しやすいことが分かっているので、
類義語をまとめて覚えると効率よく
英単語を記憶することができます。
以下では、besideとbesidesの違いと
使い方について解説しています。