やめるを英語で!quit・stop・give upの違いと使い方
B!
英語で「やめる」と似た意味
を持つquit・stop・give upには、
以下のような違いがあります。
- quit:何かを完全に「やめる」
- stop:一時的に「やめる」「中断する」
- give up:困難に直面して「やめる」「諦める」
脳に複数の関連した情報をセットで
インプットすると記憶しやすいので、
ここでは似た意味を持っている
quit・stop・give upの違いと使い方
について例文を用いて解説します。
目次
quit・stop・give upの違い
quit・stop・give upは「やめる」
と似た意味を持つ英単語ですが、
以下のような違いがあります。
quitは、一般的に何かを
完全に「やめる」という意味で、
特に習慣や仕事などを辞める際に
使われます。
そして、「彼は仕事を辞めた」など、
quitは意図的かつ計画的な行動を表す
ことが多いです。
stopの「やめる」という意味は、
一時的もしくは永続的に活動を
中断する時に用いられます。
stopは幅広い使い方が可能な単語で、
物理的な動作から抽象的な概念まで
様々な状況で使われます。
give upは、挑戦や困難に直面した時、
それ以上進めないと諦めて「やめる」
という意味で用いられます。
しばしば、困難に直面して根を上げたり、
解決策が見つからない時などに使うこと
が多いです。
なので、give upは「諦める」という
意味でよく使われます。
quit・stop・give upの発音は、
それぞれ以下になります。
・quit
・stop
・give up
quit・stop・give upの使い方
ここからは、例文を用いて
quit・stop・give upの違いと
使い方についてみていきます。
quitの例文と使い方
以下はquitを用いた例文ですが、
He quit smoking.
「彼は、禁煙した。」
タバコを吸うことを完全にやめた
ということを表します。
quitの過去形は、辞書にはquittedと
書かれていることもあるようですが、
一般的にquitを用います。
以下もquitを用いた例文ですが、
She quit her jop and start her own business.
「彼女は仕事を辞めて、自分のビジネスを始めた。」
quitは(完全に)仕事を辞める
という場合にも用いられます。
このように、quitは仕事や活動など、
何かを完全に「やめる」という場合
に用いられます。
そして、quitは意図的かつ計画的な
行動を指すことが多いです。
stopの例文と使い方
以下はstopを用いた例文ですが、
He stopped running because he was tired.
「彼は疲れたので、走るのを止めた。」
stopは何かを一時的に中断する
という場合に用いられます。
この場合、疲れて一旦走るのをやめただけで、
回復したらまた走り始める可能性があります。
以下はstopを用いた例文ですが、
We stopped the picnic because it started raining
「雨が降り始めたので、私達はピクニックを中止した。」
stopはピクニックなどの行事を
永続的に「やめる」「中止する」
という場合も用いられます。
このケースでは、雨が降ったので、
ピクニックを中止した(再開はない)
ということを表しています。
中止ではなく「延期する」場合は
put offやpostponeを用いますが、
put offとpostponeの違いと使い方
については以下で解説しています。
give upの例文と使い方
以下はgive upを用いた例文ですが、
He gave up his dream.
「彼は、夢を諦めた。」
give upは困難を乗り越えることができず
ある目標や試みを諦めることを表します。
give upはポジティブな意味よりも、
苦悩や挫折に焦点を当てた文脈で
使われることが多いです。
以下もgive upを用いた例文ですが、
When she found the subjects too challenging,
she gave it up.
「彼女はその課題があまりに困難だと
気づいた時、それを諦めた。」
目的語が代名詞の場合はgive it upの
itのようにgiveとupの間に置かれます。
ここまでが、quit・stop・give up
の違いと使い方の説明になります。
quit・stop・give upのQ&A
ここでは、quit・stop・give up
に関する質問に回答します。
英語で告白するのを「やめる」は?
英語で「告白するのをやめる」と言う時、
quit・stop・give upのどれを使うべきか?
という質問をいただいたので回答します。
quit・stop・give up全て使えるのですが、
それぞれニュアンスが異なります。
まず、以下のようにquitを用いると、
I quit confessing to her.
「私は、彼女に告白するのをやめた。」
諦めて訳ではなく気持ちが冷めたりして
告白することを完全にやめたという意味
になります。
quitを用いると、もう告白する
可能性はないことを表します。
次に、以下のようにstopを用いると、
I stopped confessing to her.
「私は、彼女に告白するのをやめた。」
何かの事情や気持ちの変化があって
一時的に告白することをやめたという
意味になります。
stopの場合は完全にやめた訳ではなく、
また告白する可能性もあります。
そして、以下のようにgive upを用いると、
I gave up confessing to her.
「私は、彼女に告白するのを諦めた。」
彼女の気持ちが他の男性に向いていて
自分への気持ちが完全になかったり、
これからも相手の気持ちが自分に向く
ことは完全にないということが分かり、
告白するのをやめた(諦めた)という
意味になります。
その他の「やめる」を表す動詞は?
quit・stop・give up以外の「やめる」
という意味を持つ動詞には、
以下のようなものがあります。
・resign
発音は、以下になります。
resignは、quitと同じように会社を
「辞める」という意味を持ちますが、
会社の社長や国の首相など、偉い人が
辞職したり辞任する時に用いられます。
以下は、例文です。
The president of the company resigned.
「その会社の社長は、辞職した。」
・suspend
発音は、以下になります。
suspendは、「宙ぶらりんになる」
という意味から、
活動や計画を「一時的にやめる」
という意味で用いられます。
以下は例文ですが、
We suspended the match because of rain.
「雨のため、私達はその試合を一時中断した。」
一時的にやめるという意味から
「一時中断する」「一時停止する」
という意味でも使われます。
quit・stop・give upのまとめ
quit・stop・give upは「やめる」
と似た意味を持っていますが、
quitは何かを完全に「やめる」、
stopは一時的に「やめる」「中断する」、
または永続的に「やめる」「中止する」、
give upは困難のために諦めて「やめる」
「諦める」という違いがあります。
ここでは、似たた意味を持つ
quit・stop・give upの違いと
使い方について解説しましたが、
脳は関連した情報を一緒に覚えると
記憶しやすいことが分かっているので、
類義語をまとめて覚えると効率よく
英単語を記憶することができます。
以下では、「止める」「停止する」と似た
意味を持つhalt・stop・ceaseの違いと
使い方について解説しています。
以下では、「立ち寄る」と似た意味を持つ
drop in・drop by・stop in・stop byの違い
と使い方について解説しています。