idea・mind・thought・thinkingの違い!英語で考えの使い方
B!
idea・mind・thought・thinkingは、
以下のように意味が異なります。
・idea
一般的に「考え」や「アイデア」
という意味で最もよく用いられる
・mind
心の中で思っていること、
thoughtより広範囲の「考え」
・thought
理性的な思考に基づいた「考え」
・thinking
thoughtより抽象的なニュアンスで、
「考え方」という意味で用いられる
脳に関連した情報をセットで
入力すると記憶しやすいので、
ここでは似た意味を持っている
idea・mind・thought・thinking
の違いと使い分け、使い方について
例文を用いて詳しく解説します。
集団の中で共有される「考え」や
「概念」や「コンセプト」を表す、
conceptの使い方も解説しています。
目次
thoughtとthinkingの違い
thoughtは論理的な思考に
基づいた「考え」を表し、
thinkingはthoughtより
抽象的なニュアンスがあり、
「考え方」という意味で
よく用いられます。
また、thinkingは意見(opinion)
と同じ意味での「考え」を表す
こともあります。
thoughtは加算名詞なので
thoughtsと複数形になりますが、
thinkingは不可算名詞なので
thinkingsと複数形になりません。
thoughtとthinkingの発音は、
それぞれ以下になります。
・thought
・thinking
それでは、以下に例文を用いて
thoughtとthinkingの違いと使い方
について詳しくみていきます。
thoughtの例文と使い方
以下はthoughtを用いた例文ですが、
He told us his thought in the meeting.
「彼は、会議で私達に彼の考えを伝えた。」
論理的思考に基づいて熟考した上で
出てきた彼の「考え」を私達に伝えた
という意味になります。
thoughtは加算名詞なので、
「考え」が複数ある場合は
以下のようにthoughtsと複数形で
用いられることもあります。
He told us his thoughts in the meeting.
thinkingの例文と使い方
以下はthinkingを用いた例文ですが、
Positive thinking gives us a lot of energy.
「前向きな考え(方)は、
私達にたくさんのエネルギーを与えます。」
thinkingは「考え方」という意味で
よく用いられます。
「考え方」と言う時に、
以下のようにway of thinking
を用いることもあります。
I like his way of thinking.
「私は、彼の考え方が好きです。」
thinkingは、以下の例文のように、
I like his thinking.
「私は、彼の考え(意見)が好きです。」
opinion「意見」と同じよう意味での
「考え」を表す時にも用いられます。
以下では、I think とI’m thinkingの違い
と使い方について解説しています。
idea・mind・thoughtの違い
ideaとthoughtは共に「考え」
という意味を持っていますが、
thoughtは理性的な思考に基づき
出てきた「考え」を表します。
そして、ideaはどちらかというと
とっさに浮かんだ「考え」を表し、
日本語ではよく「アイデア」や
「思いつき」と訳されます。
よって、以下のように言うと
とっさに思いついた考えを表し、
This is my idea.
「これは、私の考えです。」
以下のように言うとよく考えて
思いついた考えを表します。
This is my thought.
「これは、私の考えです。」
mindは一般的に「心」や「精神」
という意味で用いられますが、
thoughtと同じように「考え」という
意味で用いられることもあります。
ただし、mindが「考え」
という意味で用いられる時は、
心の中で“常に”思っていることや
thoughtより広い範囲にわたる考え
というニュアンスになります。
ideaとmind発音は、
それぞれ以下になります。
・idea
・mind
それでは、以下に例文を用いて
ideaとmindの違いと使い方について
詳しくみていきます。
ideaの例文と使い方
以下はideaを用いた例文ですが、
Her ideas are wonderful.
「彼女のアイデアは、素晴らしい。」
ideaはとっさに浮かんだ考えや、
思いついたアイデアを表します。
そして、この例文のようにideaは、
複数形で用いられることもあります。
上の例文や以下の例文のように、
ideaは「アイデア」という意味で
用いられることが多いです。
A good idea came up to him.
「彼は、良いアイデアが浮かんだ。」
=「良いアイデアが、彼の所に来た。」
We’re going go realize the idea.
「私達は、そのアイデアを実現するつもりです。」
mindの例文と使い方
以下はmindを用いた例文ですが、
I changed my mind.
「私は、(自分の)考えを変えた。」
change one’s mindで「考えを変える」
という意味になります。
one’sの部分は誰の考えを変えたかで、
以下のように変わります。
He changed his mind.
「彼は、(自分の)考えを変えた。」
He changed my mind.
「彼は、私の考えを変えた。」
He changed her mind.
「彼は、彼女の考えを変えた。」
change one’s thoughtとは言わないので、
change one’s mindを覚えておきましょう。
また、以下のthinkを用いた文は、
What are you thinking?
「あなたは、何を考えていますか。」
以下のようにmindを用いても、
What do you have in your mind?
「あなたは、あなたの心の中に何を
持っていますか。」という直訳から、
What are you thinking?
「あなたは、何を考えていますか。」
と同じ意味になります。
mindは、ここで紹介したような
決まった表現で用いられます。
以下では、「精神」という意味を持つ
mind・soul・spirit・heartの違いと
使い方について解説しています。
ideaとconceptの違い
ideaは個人的な「考え」や
「アイデア」を表しますが、
conceptは集団の中で
共有される「考え」を表し、
「概念」や「コンセプト」という
意味でよく用いられます。
conceptの発音は、以下になります。
それでは、以下に例文を用いて
conceptの使い方をみてみます。
conceptの例文と使い方
以下はconceptを用いた例文ですが、
We can’t understand the concept.
「私達は、その概念が理解できません。」
私達という“集団の中で共有”しよう
としている「概念」が理解できない
ということを表します。
下の例文のように、
conceptは「コンセプト」と
訳されることもあります。
Her design concept is amazing.
「彼女のデザインコンセプトは、素晴らしい。」
彼女のデザインを集団で共有した結果、
素晴らしいという評価が得られたことを
表しています。
そして、コンセプトは概念の段階で、
コンセプトから具体的なアイデアに
落とし込まれるとideaを用います。
Her design idea is amazing.
「彼女のデザインのアイデアは、素晴らしい。」
以下では、「~を(~について)考える」
という意味のthink ofとthink aboutの違いと
使い方について解説しています。
効率の良い英単語の覚え方
ここでは、似た意味を持っている
idea・mind・thought・thinkingの違い
と使い方について解説しましたが、
脳は関連した情報を一緒に覚えると
記憶しやすいことが分かっているので、
類義語をまとめて覚えると効率よく
英単語を記憶することができます。
以下では、脳の特性に沿って効率よく
英単語を覚える方法を解説しています。