think ofとthink aboutの違い!後ろが動詞の時は動名詞ing

think ofとthink aboutの違い

think ofは「~のことを考える」
think aboutは「~について考える」

というように、意味は似ていますが
表すニュアンスと使い方が違います。

 

脳に関連した情報をセットで
入力すると記憶しやすい
ので、

ここでは、似た意味を持っている
think ofとthink aboutの違いと使い方
について例文を用いて解説します。

 

また、think ofとthink aboutと合わせて
think overについても解説します。

think ofとthink aboutの違い

think ofは「~のことを考える」、
think aboutは「~について考える」
と日本語の意味は似ていますが、

think ofはofの後ろに置かれる
人や物、出来事だけを考えている

think aboutはaboutの後ろに置く
人や物、出来事に関連した情報まで
考えている
という感じになります。

 

例えば、think about himを用いると、
職業や家族構成、住んでいる所など、

彼に関連した様々な情報まで考えて
いるというニュアンスになります。

 

これに対しthink of himを用いると、
大好きな彼のことだけを考えている
というニュアンスになります。

think ofとthink aboutの違い

 

また、think ofを用いると
短時間で対象のことを考える

think aboutを用いると対象について
長時間考える
という違いもあります。

 

これは、think ofは対象のことだけを
考えるので必然的に短い時間になり、

think aboutは周辺情報まで考えるので
長い時間になるからだと思われます。

 

think ofとthink aboutの発音は、
以下になります。

・think of

・think about

 

それでは、以下に例文を用いて
think ofとthink aboutの違いと使い方
について詳しくみていきます。

 

think of you

例えば以下の英文だと、

I’m thinking of you.
「私は、あなたのことを考えている。」

私はあなたのことだけ考えている
ということを表します。

 

of youとofを用いると、
私の頭の中はあなたのことだけ
というような感じになります。

この英文は恋人同士の話題など、
恋愛の場面で用いられたりします。

 

ただ、恋愛でもI think of you.と言うと
場合によっては相手に重く捉えられて
しまうこともあります。

 

think ofをあまり親しくない人
に使うと変な感じになるようで、

家族や恋人、親しい友人のことを
考える時に用いるのが一般的です。

 

think about you

これに対し、think aboutと
aboutを用いた以下の英文は、

I’m thinking about you.
「私は、あなたについて考えている。」

あなたに関連した情報まで考えている
ということを表します。

 

私とあなたの共通の思い出や
あなたが所有している物など、

関連情報を全体的に考えている
という感じになります。

 

恋愛の場面でthink of youと言うと、
あなたのことだけを考えているのよ
というニュアンスになりますが、

think about youを用いると気になって
なんとなくあなたのことを考えている
というニュアンスになります。

 

think of things

ofとaboutの後ろに物がきても、
意味の違いは同じです。

 

以下のようにofを用いると、

I’m thinking of the things.
「私は、そのことを考えています。」

そのこと(the things)だけを
集中して考えているという感じ
になります。

 

そして、以下の例文だと、

I’m thinking of the things.
「私は、そのことを考えています。」

そのことだけを集中して考えて
短時間で結論を出す感じになります。

 

think about things

以下のようにaboutを用いると、

I’m thinking about the things.
「私は、そのことについて考えています。」

そのこと(the things)に加えて
そのことに関係する周辺情報まで
考えているという感じになります。

 

そして、以下の例文は、

I’m thinking about the things.
「私は、そのことについて考えています。」

長い時間そのことについて
考えている感じを表します。

 

think ofとofを用いると直接的に思う、
think aboutとaboutを用いると周辺の
情報まで考えるという違いがあります。

また、think aboutのほうがthink ofより
長い時間考えるというニュアンスを表す
こともあります。

 

以下では、I thinkとI’m thinkingの違いと
使い分け方について解説しています。

 

What do you think ofとabout

以下のthink ofを用いた疑問文は、
彼女のことをどう思っているかだけ
質問している感じになります。

What do you think of her?
「彼女のことをどう思っていますか。」

 

これに対し、think aboutの疑問文は、
彼女の周辺情報も含めて彼女について
どう思っているかを質問しています。

What do you think about her?
「彼女についてどう思っていますか。」

 

think of ingとthing about ing

think ofとthink aboutの
ofとaboutは前置詞なので、
後ろには名詞がきます。

よって、think ofとthink about
の後ろに動詞を置きたい場合は、
動名詞(動詞のing形)になります。

 

そして、動名詞の意味は
「~すること」なので、

think of ingとthink about ingの意味は
「~することを考える」となります。

 

think of ingとthink about ingの違いは
think ofのofとthink aboutの違いの通り、

think of ingは「~しようと思う」と
~することを集中して短時間考える、

think about ingは「~することについて
考える」と情報を集めて長時間じっくり
考えるというニュアンスになります。

 

ただ、ネットで色々調べてみたところ、

肯定文ではI think of ingがよく用いられ、

疑問文ではWhat do you think about ing
がよく用いられています。

 

以下はthink of ingの例文ですが、

I’m thinking of buying the car.
「私は、その車を買おうと思っている。」

ofの後ろには「買うこと」という意味の
動名詞buyingが置かれています。

 

以下はthink about ingの例文で、

What do you think about living abroad?
「海外に住むのはどう(思いますか)。」

直訳は「海外に住むことについて
何を思いますか。」となりますが、

日本語として少し不自然なので
「海外に住むのはどう(思いますか)。」
という意味になります。

 

think overとof・aboutの違い

think overは「~のことを熟考する」と、
think ofやthink aboutより何かについて
よく考える時に用います。

think overの意味と使い方

 

think overの発音は、以下になります。

 

それでは、以下に例文を用いて
think of・think aboutとの違いや
think overの使い方を解説します。

 

think overの例文と使い方

以下はthink overを用いた例文ですが、

You should think over the problem.
「あなたは、その問題を熟考すべきです。」

 

以下のthink ofやthink aboutの文より
熟考べきだということを表します。

You should think of the problem.
「あなたは、その問題のことを考えるべきです。」

You should think about the problem.
「あなたは、その問題について考えるべきです。」

 

このthink ofとthink aboutの違いは、

これまでに解説したとおり、think ofだと
その問題のことだけを考える感じになり、

think aboutを用いるとその問題に関する
周辺情報まで考える感じになります。

 

また、think overは目的語が代名詞の場合、
以下のようにthinkとoverの間に置かれます。

You should think it over.
「あなたは、それをよく考えるべきです。」

 

以下では、「思う」と似た意味を持つ、
think・guess・wonder・supposeの違い
と使い方について解説しています。

 

効率の良い英単語の覚え方

ここでは、think ofとthink aboutの
違いと使い方について解説しましたが、

脳は関連した情報をセットで覚えると
記憶しやすいことが分かっているので、

類義語を一緒に覚えると効率よく
英単語を記憶できるのでお勧めです。

 

以下では、脳の特性に沿って効率よく
英単語を覚える方法を解説しています。

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