anyとsomeの違い!英語でいくつかの使い分け・疑問文での使い方
B!
英語で「いくつかの」と似た
意味を持つanyとsomeには、
以下のような違いがあります。
- any:否定文や一般的な疑問文で「いくつかの」
- some:肯定文やYesの答えを想定した疑問文で「いくつかの」
脳に関連した情報をセットで
入力すると記憶しやすいので、
ここでは似た意味を持っている
anyとsomeの違いと使い方について
例文を用いて解説します。
目次
anyとsomeの違い
anyとsomeは「いくつかの」
という意味を持っていますが、
以下のような違いがあります。
まず、someは肯定文で用いられ、
anyは否定文や疑問文で用いられる
という違いがあります。
ただし、Yesの答えが想定される
疑問文ではsomeが用いられます。
someは、「一定量の」という意味で
用いられることもあります。
また、anyが否定文で用いられる時、
not+anyで「全くない」という意味
になります(完全否定)。
そして、anyとsomeの発音は、
それぞれ以下になります。
・any
・some
それでは、以下に例文を用いて
anyとsomeの違いと使い方について
詳しく解説します。
anyとsomeの使い方
ここからは、例文を用いてanyと
someの使い方をご説明します。
anyの例文と使い方
以下はanyを用いた例文ですが、
I don’t have any money.
「私は、お金を全く持っていない」
I can’t find any information about this topic.
「このトピックに関する情報が全く見つかりません。」
anyは否定文で用いられ、
not+anyで「全くない」
という意味になります。
以下もはanyを用いた否定文ですが、
She doesn’t have any siblings.
「彼女には、兄弟姉妹はいません。」
not+anyの「全くない」という意味から
兄弟姉妹が一人もいないことを表します。
そして、以下の例文のように、
Do you have any questions?
「質問はありますか。」
anyは答えがYesかNoか分からない
場合の疑問文で用いられます。
ただし、以下の例文のように、
Can I have some water?
「水を少しいただけますか?」
Yesの答えを想定するような疑問文では
someが用いられます。
この疑問文では、水が欲しいので
聞き手にYesと答えて欲しいという
話しての気持ちが含まれています。
someの例文と使い方
以下はsomeを用いた例文ですが、
There are some cookies on the table.
「テーブルの上にクッキーがいくつかあります。」
someは一般的に肯定文で「いつくかの」
という意味を表す場合に用いられます。
以下もsomeを用いた例文ですが、
I want to buy some fruit.
「私は、フルーツを買いたいです。」
someは「一定量の」という意味で
用いられることもあります。
「一定量の」という意味で用いられる場合、
someは日本語に訳されないことも多いです。
そして、以下の例文のように
疑問文でsomeを用いると、
Would you like some desserts?
「デザートはいかがですか。」
相手にデザートを食べて欲しいという
気持ちが含まれ、Yesの答えを期待して
質問していることを表します。
以下では、anyとsomeを含み、
英会話でよく用いられる表現
について解説します。
any moneyとsome moneyの違い
someは肯定文で用いられるので、
以下の例文のようにsome moneyも
肯定文で用いられます。
I have some money.
「私は、お金を(いくらか)持っています。」
someは数えられる名詞の複数形に付くと
「いくつかの」という意味になりますが、
moneyのように数えられない名詞に付くと
一定量のというニュアンスで「いくらかの」
という意味で用いられます。
以下の例文のように、
I don’t have any money.
「私は、全くお金を持っていません。」
否定文ではanyが用いられ
not+anyで「全く~ない」
という意味になります。
「全くお金を持っていない」ではなく、
ただ「お金を持っていない」と言う時は
以下のようにanyを入れません。
I don’t have money.
「私は、お金を持っていません。」
そして、以下の例文のように
疑問文でsomeを用いると、
Do you have some money?
「あなたは、お金を持っていますか。」
相手がお金を持っていること
(Yesの答え)を期待して質問
している感じになります。
相手がお金を持っているか分からず
質問する場合、以下の例文のように
anyを用います。
Do you have any money?
「あなたは、お金を持っていますか。」
この文のようにanyを用いて質問すると、
いくらでもいいからお金を持っているか
全く持っていないのか、答えがYesかNo
か分からず聞いている感じになります。
any questionsとsome questionsの違い
someは肯定文で用いられるので、
以下の例文のようにsome questions
も肯定文で用いられます。
I have some questions.
「私は、いくつか質問があります。」
someは数えられる名詞の複数形に付くと、
「いくつかの」という意味になります。
以下の例文のように、
I don’t have any questions.
「私は、全く質問がありません。」
否定文ではanyが用いられ
not+anyで「全く~ない」
という意味になります。
以下のようにnoを用いても、
同じような意味になります。
I don’t have no questions.
「私は、全く質問がありません。」
普通に「質問がない」という場合は、
以下のように言っても大丈夫です。
I don’t have a question.
「私は、質問がありません。」
そして、以下の例文のように
疑問文でsomeを用いると、
Do you have some questions?
「あなたは、質問がありますか。」
相手が質問したいことがあると
(Yesの答え)を期待して質問
している感じになります。
相手がしたい質問があるか分からず
質問する場合、以下の例文のように
anyを用います。
Do you have any questions?
「あなたは、質問がありますか。」
このようにanyを用いて質問すると、
答えがYesかNoか分からず聞いている
感じになります。
ここまでが、anyとsomeの違いと
使い方についての説明になりますが、
anyとsomeは頻繁に使用される量詞で
文脈によって使い分けが必要です。
anyとsomeのまとめ
anyとsomeは「いくつかの」
と似た意味を持っていますが、
日常会話で使用する際には状況に
合わせて使い分けが必要です。
そこで、ここではanyとsomeの違い
と使い方について解説しましたが、
脳は関連した情報を一緒に覚えると
記憶しやすいことが分かっているので、
類義語をまとめて覚えると効率よく
英単語を記憶することができます。
以下では、英語で「たくさんの」と似た
意味を持つmany・much・a lot ofの違い
と使い方について解説しています。
以下では、someとmanyの違いと使い方
について解説しています。
以下では、脳の特性に沿って効率よく
英単語を覚える方法を解説しています。