grill・broil・bake・toast・roastの違い!英語で焼くの使い方
英語で「焼く」と似た意味を持つ
grill・broil・bake・toast・roastは、
以下のような違いがあります。
- grill:網の上に乗せて下火で「焼く」
- broil:アメリカ英語で上火で「焼く」
- bake:ケーキやお菓子を「焼く」
- toast:パンなどの表面を「焼く」
- roast:直火で長時間かけて「焼く」
脳に関連した情報をセットで
入力すると記憶しやすいので、
ここでは似た意味を持っている
grill・broil・bake・toast・roastの
違いと使い方について例文を用いて
詳しく解説します。
目次
grill・broil・bakeの違い
grillは、オーブンの強い上火や
網の上に食材を乗せて強い下火で
「焼く」という意味になります。
grillは強い火で焼くことを表し、
食材に焦げ目や茶色い焼き色が
つくことが多いです。
例えば、コンロに内蔵された
オーブンに魚を置いて上火で焼く、
バーベキューの時に焼き網に
食材を乗せて下火で焼く場合に
grillが用いられます。
barbeque grillで、「焼き網」や
「バーベキュー用コンロ」という
意味になります。
イギリス英語ではオーブンの
強い上火で焼く場合も下火で
焼く場合もgrillを用いますが、
アメリカ英語ではオーブンの
強い上火で焼く場合にはbroil
が用いられます。
網などに乗せて下火で焼く場合に、
broilは用いません。
bakeはベイクドチーズケーキや
ベイクドポテトという言葉の通り、
ケーキやお菓子を焼いて作る時の
「焼く」という意味になります。
bakeは火を当てて焼くのではなく、
水分を足さずにオーブンの乾燥した
熱気で焼く調理方法になります。
bakeの焼くで調理すると水分が飛び、
表面はカリッとしいます。
grill・broil・bakeの発音は、
それぞれ以下になります。
・grill
・broil
・bake
それでは、以下に例文を用いて
grill・broil・bakeの違いと使い方
について詳しくみていきます。
grillの例文と使い方
以下はgrillを用いた例文ですが、
We grilled meat on barbeque grill.
「私達は、焼き網の上で肉を焼いた。」
網の上に肉を乗せて強い下火で
焦げ目がつくくらい肉を焼いた
ということを表します。
魚などをコンロに入れて、
上火で焼く場合にも以下のように
grillを用います。
She is going to grill fish.
「彼女は、魚を焼く予定です。」
「塩焼きにした」と言いたい場合は、
「塩を付けて」という意味のwith salt
を付けてgrill ~ with saltとなります。
She is going to grill fish with salt.
「彼女は、魚を塩焼きにする予定です。」
「火であぶる」という場合には、
grill on fireが用いられます。
以下は、例文です。
They grilled tuna on fire and ate it.
「彼らは、マグロを火であぶって食べた。」
broilの例文と使い方
以下はbroilを用いた例文ですが、
He broiled a chicken.
「彼は、直火で鶏肉を焼いた。」
直接、強い上火をあてて鶏肉を
焼いたということを表します。
broilはアメリカ英語で用いられますが、
同じことを表す時に以下のようにgrill
を用いるアメリカ人もいるようです。
He grilled a chicken.
「彼は、直火で鶏肉を焼いた。」
gillとbroilを使って表す食べ物を
以下に紹介します。
grilled ell・broiled ell
「うなぎのかば焼き」
grilled fish・broiled fish
「焼き魚」
grilled chicken・broiled chicken
「焼き鶏」
それぞれイギリス英語ではgrillを、
アメリカ英語ではbroilを用います。
bakeの例文と使い方
以下はbakeを用いた例文ですが、
I will bake some cakes on his birthday.
「私は、彼の誕生日にケーキを焼くつもりです。」
ケーキをオーブンで焼いて作る
つもりであることを表します。
以下のように、bake O1 O2と
第4文型の形も作ります。
She baked me cookies.
「彼女は、私にクッキーを焼いてくれた。」
以下も、母親がパンを焼いて
作るということを表します。
My mother will bake bread.
「私の母は、パンを焼くでしょう。」
そして、できあがったパンに
こんがり焼き色をつけるために、
トースターで焼くという時には
以下のtoastを用います。
bake・toast・roastの違い
bakeは、パンを作るために「焼く」
という時にも用いられます。
これに対し、toastはできあがった
パンの表面に焼き色をつけるために
オーブントースターなどで「焼く」
という意味になります。
roastは、オーブンの輻射熱や直火で
長時間かけてじっくり「焼く」という
調理方法になります。
そして、toastとroastの発音は、
それぞれ以下になります。
・toast
・roast
それでは、以下に例文を用いて
toastとroastの違いと使い方について
詳しくみていきます。
toastの例文と使い方
以下はtoastを用いた例文ですが、
I always toast bread before eating.
「私は食べる前に、いつもパンを焼きます。」
パンを食べる時にいつもトースターで
焼いてから食べることを表します。
こんがり焼くという場合には、
「きつね色になるまで」という
意味のunder goldenを用います。
以下は、例文です。
He toasted the bread under golden.
「彼は、そのパンをきつね色になるまで焼いた。」
「茶色になるまで」という場合は、
以下のようにunder brownになります。
He toasted the bread under brown.
「彼は、そのパンを茶色になるまで焼いた。」
ちなみに「パタートースト」は、
buttered toastと言います。
My son likes buttered toast.
「私の息子は、バタートーストが好きです。」
roastの例文と使い方
以下はroastを用いた例文ですが、
He roasted a chicken.
「彼は、鶏肉をじっくり焼いた。」
オーブンの輻射熱や直火で鶏肉を
長時間かけてじっくり焼いたという
ことを表しています。
ちなみに、「ローストビーフ」は
roast beef、「ローストポテト」は
roast potatoとなります。
以下では、「作る」「料理をする」と、
似た意味を持っているcookとmakeの違い
について例文を用いて解説しています。
効率の良い英単語の覚え方
ここでは、似た意味を持つgrill・
broil・bake・toast・roastの違いと
使い方について解説しましたが、
脳は関連した情報を一緒に覚えると
記憶しやすいことが分かっているので、
類義語をまとめて覚えると効率よく
英単語を記憶することができます。
以下では、脳の特性に沿って効率よく
英単語を覚える方法を解説しています。