most・almost・most of allの違い!英語でほとんどの使い方

most・almost・most of allの
3つは似ている英単語ですが、
意味は以下のように違います。
- most:「ほとんどの」
- almost:「ほとんど」
- most of all:「何よりも」
脳に関連した情報をセットで
入力すると記憶しやすいので、
ここでは似た意味を持っている
most・almost・most of allの違いと
使い方について例文を用いて解説します。
目次
most・almost・most of allの違い
mostは「ほとんどの」
という意味の形容詞、
almostは「ほとんど」
という意味の副詞、
most of allは熟語で「何よりも」
「とりわけ」という意味です。
most・almost・most of allの発音は、
それぞれ以下になります。
・most
・almost
・most of all
それでは、以下に例文を用いて
most・almost・most of allの
違いと使い方をみていきます。
mostとmost ofの使い方
以下はmostを用いた例文ですが、
Most people speak Japanese in Japan.
「日本では、ほとんどの人が日本語を話す。」
このmost「ほとんど」は形容詞なので
名詞のpeopleを修飾しています。
そして、mostは一般的な
不特定の対象に用います。
この例文は、日本に住んでいる不特定
の一般的な人々が日本語を話すという
ことを表します。
これに対し、most of「ほどんどの」は、
特定の人や物のという意味になります。
例えば、以下の例文は、
Most of the people speak Osakaben in Osaka.
「大阪で、ほとんどの人は大阪弁を話す。」
大阪に住んでいる”特定の人“が
大阪弁を話すという意味です。
most ofは特定の人や物を表すので、
most of the ~ と、most ofの後ろに
必ずtheが付きます。
mostとmost ofの使い方は、
物の時も同じです。
以下の例文のように、
Most cars will run on electricity in the future.
「将来、ほとんどの車は電気で走るだろう。」
Most carsとすると不特定の一般的な
「ほとんどの」車を表します。
そして、以下の例文のように、
Most of the cars in the country are made in Japan.
「その国の車のほとんどは、日本製です。」
Most of the carsとすると、その国の
特定の「ほとんどの」車を表します。
また、mostは名詞や副詞として
用いられることもあります。
以下は、名詞のmostの例文で、
It’s the most I can do.
「それは、私ができる最大限のことです。」
この文のthe mostは「最大限のこと」
という意味の名詞として用いられています。
そして、以下は副詞のmostの例文で、
She is the most beautiful in the class.
「彼女は、そのクラスで一番キレイです。」
この文のthe mostは最上級を表しますが
形容詞のbeautifulを修飾しています。
副詞は、動詞、形容詞、副詞、
文全体を修飾します。
以下の例文のように、
She is a most beautiful woman.
「彼女は、とても美しい女性です。」
a mostは副詞のveryと同じように
「とても」という意味になります。
この例文のa mostは、形容詞の
beautifulを修飾しています。
almostとalmost allの使い方
almost「ほとんど」は副詞で、動詞、
形容詞、副詞、文全体を修飾します。
以下はalmostを用いた例文ですが、
It’s almost ready.
「それは、ほとんど準備ができています。」
almostは「準備ができて」という意味の
形容詞readyを修飾しています。
almostのような程度を表す副詞は、
一般的に、be動詞、助動詞の後ろ、
一般動詞の前に置かれます。
以下は、助動詞の後ろに置かれる場合と
一般動詞の前に置かれる場合の例文です。
It will almost be ready before I arrive at the office.
「それは、私が事務所に到着する前に
ほとんど準備ができているだろう。」
We almost finished it.
「私達は、それをほとんど終えた。」
そして、almost allはalmostが
形容詞のallを修飾した形で、
以下の例文のように「ほとんど
全ての」という意味になります。
Almost all people speak Japanese in japan.
「日本では、ほとんど全ての人が日本語を話す。」
almost allの後ろにtheが付かないと
不特定の人々という意味になりますが、
以下のようにalmostの後ろにtheが付くと
特定の人や物の「ほとんど全て」という
意味になります。
Almost all the people speak Osakaben in Osaka.
「大阪では、ほとんど全ての人が大阪弁を話す。」
almost all of the ~ という形もあり、
意味はalmost all the ~と同じですが、
これはallが「全て」という意味の代名詞で
almostが形容詞でallを修飾しています。
以下は、例文です。
Almost all of the people speak Osakaben in Osaka.
「大阪では、ほとんど全ての人が大阪弁を話す。」
この例文のように、almostは形容詞
として用いられる場合もありますが、
almost poepleという言い方はないので
気をつけましょう。
「ほとんどの~」と言う時は、
most peopleと形容詞のmostを用います。
most of allとthe most of allの使い方
以下はmost of allを用いた例文ですが、
He likes English most of all.
「彼は、何より英語が好きです。」
most of allは「何より」という意味で、
何より→好きと動詞のlikeを修飾して
いるので副詞的な役割をしています。
the most ~ of all(…)は最上級を表し、
「全ての(…の)中で一番~」という
意味になります。
以下は、例文です。
This book is the most interesting of all.
「この本は、全ての(本の)中で一番面白い。」
She is the most beautiful of all students in our school.
「彼女は、私達の学校の生徒の中で一番美しい。」
効率の良い英単語の覚え方
ここでは、似た意味を持っている
most・almost・most of allの違いと
使い分け方について解説しましたが、
脳は関連した情報を一緒に覚えると
記憶しやすいことが分かっているので、
類義語をまとめて覚えると効率よく
英単語を記憶することができます。
以下では、脳の特性に沿って効率よく
英単語を覚える方法を解説しています。