keep・retain・sustain・maintain・preserveの違い!保つを英語で
英語で「保つ」「維持する」
という意味を持つkeep・retain・
sustain・maintain・preserveは、
以下のような違いがあります。
- keep:ある状態や行動を「保つ」
- retain:keepよりフォーマルな「保つ」
- sustain:努力して高い水準を「維持する」
- maintain:一定の基準や状態を「維持する」
- preserve:容姿や健康を「維持する」
脳に関連した情報をセットで
入力すると記憶しやすいので、
ここでは似た意味を持っている
keep・retain・sustain・maintain・
preserveの違いと使い方について
例文を用いて解説します。
目次
keep・retain・sustainの違い
keepは、ある状態を「保つ」、
「維持する」という意味です。
keepには、「~を持ち続ける」
という意味もあります。
retainも「保つ」「維持する」と
keepと同じ意味を持っていますが、
retainはkeepよりフォーマルな
ニュアンスになります。
sustainにも「維持する」
という意味がありますが、
単に維持するのではなく
努力して高い水準を維持する
という意味です。
keep・retain・sustainの発音は、
それぞれ以下になります。
・keep
・retain
・sustain
それでは、以下に例文を用いて
keep・retain・sustainの違いと
使い方についてみていきます。
keepの例文と使い方
以下はkeepを用いた例文ですが、
Our teacher told us to keep quiet.
「先生は、私達に静かにしているように言った。」
quiet「静かな」状態を「維持する」
という意味から「静かにしている」
という意味になります。
動作を維持するという場合は、
keepの後ろに動詞のing形を置いて
以下のようになります。
He will keep swimming for a while.
「彼は、しばらく泳ぎ続けるだろう。」
また、「保つ」という意味でのkeepは、
以下のように第5文型でも用いられます。
She kept her room clean.
「彼女は、部屋をキレイにしています。」
この例文は、S:She、V:kept、
O:her room、C:cleanの第5文型で、
her room = cleanの関係が成り立ちます。
そして、彼女が自分の部屋をキレイな
状態に保っていることを表します。
また、以下の例文のように、
Keep the ball.「ボールをキープして。」
keepは「~を持ち続ける」という
意味でも用いられます。
以下はこの例文の直訳ですが、
「そのボールを保持し続けなさい」
サッカーなどのスポーツで味方に
ボールをキープして欲しい時に言う
フレーズです。
以下では、「続く」「続ける」と
似た意味を持つlast・keep・continueの
違いと使い方について解説しています。
retainの例文と使い方
以下はretainを用いた例文ですが、
I retain the right of gold member.
「私は、ゴールド会員の権利を保持している。」
ゴールド会員の権利を維持している
ということを表しています。
keepとretainには共に
「~を持ち続けている」
という意味がありますが、
retainは文脈からフォーマルな
ニュアンスの時に用いられます。
よって、この例文のケースでは
keepではなくretainを用いました。
一般的に、フォーマルな形で
何かを「保持する」という時に
retainが用いられるようです。
以下もretainを用いた例文ですが、
家具付きの家を表します。
The house retains furniture.
「その家は、家具を保持しています。」
=「その家には、家具が付いています。」
sustainの例文と使い方
以下はsustainを用いた例文ですが、
He sustains the company.
「彼は、その会社を維持している。」
会社が高い水準を維持するために
努力していることを表しています。
苦労までではなく通常の努力で
その会社を維持している場合は、
以下のようにmaintainを用います。
He maintains the company.
「彼は、その会社を維持している。」
以下のように否定文になると、
He can’t sustain the company anymore.
「彼は、その会社をもう維持できない。」
どんなに努力しても維持できず
会社を潰すしかない状態を表します。
以下のようにsustainを
maintainに置き換えると、
He can’t sustain the company anymore.
「彼は、その会社をもう維持できない。」
現状は維持することはできないが、
何かを改善すれば会社を維持できる
可能性はあることを表します。
keepとmaintain・preserveの違い
maintainもsustainと似ていますが、
maintainは状態を「維持する」や
動作を「持続する」という意味です。
ニュアンスの違いとしては、
共に維持に努力は必要ですが、
maintainの「維持する」より
sustainのほうが維持するために
努力が必要となる感じになります。
そして、keepは一般的に「保つ」
という意味で広く用いられますが、
preserveは性質・容姿・特徴などを
「保つ」という時に用いられます。
また、preserveは保つの他に
「保護する」や「貯蔵する」
といった意味も持っています。
maintainとpreserveの発音は、
以下になります。
・maintain
・preserve
それでは、以下に例文を用いて
maintainとpreserveの違いと使い方
についてみていきます。
maintainの例文と使い方
以下はmaintainを用いた例文ですが、
I want to maintain the right of gold member.
「私は、ゴールド会員の権利を保ちたい。」
コールド会員の状態を保ち続けたい
ということを表しています。
以下のmaintainを用いた例文は、
健康な体重である状態を維持する
ということを表しています。
To maintain my good health,
I do exercise everyday.
「健康を維持するために、
私は毎日運動をしています。」
上のsustainの例文と使い方でも、
sustainと比較しながらmaintainの
使い方について解説していますので
合わせて参考にしてください。
preserveの例文と使い方
以下はpreserveを用いた例文ですが、
She preserves her good look.
「彼女は、良い容姿を保っている。」
彼女が見た目が良い状態を守り続け
維持していることを表しています。
以下のようにkeepを用いると、
She keeps her good look.
「彼女は、良い容姿を保っている。」
容姿を守るというニュアンスはなく
普通に維持している感じになります。
このように、preserveを用いると、
何かを守る、保護するというような
ニュアンスを含みます。
以下の例文もそうですが、
We preserve the spirit of the group.
「私達は、そのグループの精神を
(失わずに)持ち続けています。」
そのグループの精神を守り続け
保っていることを表します。
効率の良い英単語の覚え方
ここでは、似た意味を持つkeep・
retain・sustain・maintain・preserve
の違いと使い方について解説しましたが、
脳は関連した情報を一緒に覚えると
記憶しやすいことが分かっているので、
類義語をまとめて覚えると効率よく
英単語を記憶することができます。
以下では、脳の特性に沿って効率よく
英単語を覚える方法を解説しています。