discuss withは正しい?discussの後ろにaboutは間違い
discussには、「議論する」
「話し合う」「意見を出し合う」
といった意味がありますが、
「~とOを議論する」と言う場合は
discussの後ろに前置詞withを付けて
discuss O with ~ となります。
I will discuss it with him.
「私は、それについて彼と議論するつもりです。」
「Oについて議論する」と言う時に、
discuss aboutとするのは間違いで
discuss Oとなります。
×Let’s discuss about it.
○Let’s discuss it.
「それについて議論しましょう。」
理由は、discussは他動詞なので、
discussの後ろに直接目的語を置く
ことができるからです。
脳に複数の関連した情報をセットで
インプットすると記憶しやすいので、
ここでは、discuss withと合わせて
discussion・discusser・discussant
についても例文を用いて解説します。
目次
discussの正しい使い方
discussは「~について議論
する」という意味の他動詞で、
後ろに前置詞を置かずに直接
目的語を置くことができます。
そして、以下の例文のように、
We discussed the problem.
「私達は、その問題について議論しました。」
discussの後ろに目的語を置いて、
discuss Oで「Oについて議論する」
という意味になります。
discuss withの使い方
discuss O with ~ で、
「~とOについて議論する」
という意味になります。
ここでは、discuss withの使い方
について例文を用いて解説します。
以下の例文のように、
I discussed the problem with them.
「私は、その問題について彼らと話し合った。」
discuss O1 with O2という形で
「O1をO2と話し合う」という
意味になります。
discussとdiscussed(過去形と過去分詞形)
の発音は、以下になります。
「Oについて~と議論する」と言う場合、
discussは他動詞なので上の例文のように
discss O1 with O2が正しい言い方で、
以下のようにdiscuss about O1 with O2と
discussの後ろにaboutは置きません。
×I discussed about the problem with them.
discuss aboutは間違い
英語で「~について議論する」
と言う時に後ろにaboutを付けて、
discuss aboutとしてしまいがち
ですがこれは間違いです。
以下の例文のように、
×We discussed about the problem.
「~について議論する」と言う場合、
discussの後ろにaboutを置きません。
英検やTOEICなどの試験でも出題される
ことがあるので注意しましょう。
discussに関連する英単語
ここでは、discussに関連する英単語
の意味と使い方について解説します。
discussionの意味と使い方
discussionは名詞で、
以下の意味があります。
1.(…についての)話し合い、
議論、討論、(科学的な)考察
以下は、「評論家」という意味の
discussionを用いた例文です。
This is a discussion about our project.
「これはは、私達のプロジェクトについての話し合いです。」
2.(…についての)論文<on, of>
3.(飲食物の)賞味
discussionの発音は、以下になります。
☆discuss→discussionのように、
動詞にsionが付くと名詞になる
ことがよくあります。
例)decide[決める]→decision[決定]
conclude[結論を下す]→conclusion[結論]
discusserの意味と使い方
discusserは名詞で、
「討議する人」「討論者」
という意味があります。
以下は、「討論者」という意味の
discusserを用いた例文です。
Discussers gathered in the meeting room.
「討論者は、会議室に集まりました。」
discusserの発音は、以下になります。
☆discuss→discusserのように、
動詞にerが付くと人を表す名詞
になることがよくあります。
例)play[する]→player[選手]
run[走る]→runner[ランナー]
discussantの意味と使い方
discussantは名詞で、
「公式の討論会」「討論者」
という意味があります。
以下は、「公式の討論会」という
意味のdiscussantを用いた例文です。
A discussant was held in the building.
「公式の討論会が、そのビルの中で行われました。」
discussantの発音は、以下になります。
discussの正しい使い方まとめ
discussは後ろに前置詞なしで
目的語を置ける他動詞なので、
discuss aboutは間違いで
discuss Oで「Oについて議論する」
という意味で用いられます。
そして、「…と~について議論する」と
言いたい場合は、前置詞withを用いて
discuss ~ with … となります。
ここでは、discussの正しい使い方と
discussion・discusser・discussantの
意味と使い方について解説しましたが、
脳は関連した情報を一緒に覚えると
記憶しやすいことが分かっているので、
関連性のある英単語を一緒に覚えると
効率よく記憶することができます。
以下では、「言う」「話す」と似た意味
を持つsay・tell・talk・speakの違いと
使い方について解説しています。