fast・quick・rapid・swift・speedyの違い!英語で速いの使い方

英語で「速い」を表すfast・
quick・rapid・swift・speedyは、
以下のような違いがあります。
・fast
人や動物が走る速さが「速い」
乗り物の速度が継続的に「速い」
・quick
動作が瞬間的に「速い」
・rapid
電車などの乗り物や物事の
変化のスピードが「速い」
・swift
文語的な言葉で、音を立てずに
自然でなめらかに「素早い」
・speedy
物事にとりかかるまでが「迅速な」
何かが完了するまでが「速い」
脳に関連した情報をセットで
入力すると記憶しやすいので、
ここでは似た意味を持っている
fast・quick・rapid・swift・
speedyの違いと使い方について
例文を用いて解説します。
目次
fastとquickの違い
fastは、人や動物が走る速さ・
乗り物の速度が一定で継続して
「速い」ということを表します。
fastに対して、quickは動作が
瞬間的に「速い」という意味で、
quickには「素早い」「迅速な」
という意味もあります。
そして、fastとquickの発音は、
それぞれ以下になります。
・fast
・quick
それでは、以下に例文を用いて
fastとquickの違いと使い方について
詳しくみていきます。
fastの例文と使い方
以下はfastを用いた例文ですが、
The train is very fast.
「その列車は、すごく速い。」
その列車の速度がすごく速い
ということを表しています。
また、fastを名詞に付けて、
以下のような意味になります。
fast pitcher「速球投手」
fast reader「読書の速い人」
fast typist「タイプを速く打てる人」
fast music「(テンポの)速い音楽」
fast runner「(足が)速いランナー」
以下は例文ですが、
He is a fast pitcher.
「彼は、速球投手す。」
彼が速いボール(速球)を投げる
投手であることを表します。
quickの例文と使い方
以下はquickを用いた例文ですが、
He is quick to work.
「彼は、仕事をするのが速い。」
理解するという動作が素早い
ということを表します。
また、quick workerと
quickをworkerに付けて、
以下のように「仕事の速い人」
という意味になります。
He is a quick worker.
「彼は、仕事の速い人です。」
=「彼は、仕事が速い。」
以下は、quickを用いた
その他の例文になります。
She is a quick learner.
「彼女は、物覚えが速い。」
I made a quick decision.
「私は、迅速な決断をした。」
I need a quick answer.
「私は、迅速な回答が必要です。」
=「素早く回答して欲しい。」
fast・rapid・swiftの違い
fastは、走る速さや速度が一定で
継続して「速い」ことを表しますが、
rapidは、乗り物や物事の変化の
スピードが「速い」ことを表します。
swiftは、「速い」「迅速な」
という意味を持っていますが、
swiftは文語的な表現で
自然でなめらかに、音を立てずに
素早いという意味で用いられます。
そして、rapidとswiftの発音は、
それぞれ以下になります。
・rapid
・swift
それでは、以下に例文を用いて
fastとの違いと合わせてrapidとswiftの
違いと使い方についてみていきます。
rapidの例文と使い方
以下はrapidを用いた例文ですが、
The country needs rapid economic growth.
「その国は、急速な経済成長を必要としている。」
速いスピードでの経済の変化が
必要であることを表しています。
そして、「鼓動が速い」や
「脈拍が速い」と言う場合、
心臓の鼓動や脈拍の変化の
スピードが速いということから、
rapid heartbeatやrapid pulseと
rapidを用います。
また、「快速電車」と言う時に、
海外ではexpressが一般的ですが、
日本のアナウンスではrapid train
と言われることもあります。
ただ、「電車が速い」と言う時、
以下のようにfastは用いますが、
The train is fast.
「その列車(の速度)は、速い。」
以下のようにrapidは用いません。
×The train is rapid.
以下では、rapidと似た意味を持つ、
rapidly・rapidity・rapidnessの違いと
使い方について解説しています。
swiftの例文と使い方
以下はswiftを用いた例文ですが、
His action was swift.
「彼の行動は、迅速だった。」
彼の行動がただ速いだけでなく、
自然で素早かったというニュアンス
を含みます。
ただ、swiftは堅い言葉で、
文語(書き言葉)で用いられ、
会話では以下のようにfastが
用いられることが多いです。
His action was fast.
quickとspeedyの違い
quickは短時間で行われる
動作や動作「速い」という
意味であると解説しましたが、
speedyは「迅速な」という意味で
物事にとりかかるまでや、何かが
完了するまでのスピードが「速い」
という場合に用いられます。
speedyの発音は、以下になります。
それでは、以下に例文を用いて
quickとspeedyの違いや使い方
について詳しくみていきます。
speedyの例文と使い方
以下はspeedyを用いた例文ですが、
I hope his speedy recovery.
「私は、彼の早期回復を望みます。」
彼の病気や怪我が治るまでの
スピードが速くなることを望む
ということを表します。
また、以下の例文は、
I appreciate your speedy reply.
「私は、あなたの迅速な返答に感謝します。」
私が質問などを送ってから
相手がスピーディーに返答して
くれたことを表します。
speedyはquickと意味が近いので、
上の例文のspeedyは以下のように
quickに置き換えることもできます。
I appreciate your quick reply.
しかし、以下のように、
quick reply「迅速な返答」
quick answer「迅速な回答」
quick decision「迅速な決断」
「迅速な返答」「迅速な回答」
「迅速な決断」という場合は、
quickのほうをよく見かけます。
以下では、「速く」「早く」という意味を
持つ副詞のfast・quickly・early・rapidly
の違いと使い方について解説しています。
効率の良い英単語の覚え方
ここでは、似た意味を持っている
fast・quick・swift・rapid・speedy
の違いと使い方を解説しましたが、
脳は関連した情報を一緒に覚えると
記憶しやすいことが分かっているので、
類義語をまとめて覚えると効率よく
英単語を記憶することができます。
以下では、脳の特性に沿って効率よく
英単語を覚える方法を解説しています。