feeling・emotion・sentiment・moodの違い!英語で感情の使い方

feeling・emotion・sentiment・moodの違い

英語で「感情」を表すfeeling・
emotion・sentiment・moodは、
以下のような違いがあります。

feeling

意識的な「感情」を表す。

emotion

無意識の「感情」を表す。

sentiment

悲しみや切なさなど、
感傷的な「感情」を表す。

mood

「気分」や「気持ち」など、
一時的な「感情」を表す。

 

脳に関連した情報をセットで
入力すると記憶しやすいので、

ここでは似た意味を持っている
feeling・emotion・sentiment・
moodの違いと使い方について
例文を用いて解説します。

feelingとemotionの違い

feelingとemotionには共に「感情」
「気持ち」という意味がありますが、

feelingは意識的(一般的)な感情、

emotionは身体の感覚に関連した
無意識な感情(情動)を表します。

 

そして、feelingは理性的な感情で
態度に表れることはありません。

また、feelingの理性的な感情とは
頭で考えて感じるとも言えます。

 

emotionは本能的に感じる感情で
feelingより強く態度に表れます。

 

feelingとemotionの違い

 

それでは、以下に例文を用いて
feelingとemotionの使い方について
解説していきます。

 

feelingの例文と使い方

以下はfeelingを用いた例文ですが、

I had a good feeling when I met him.
「私は彼に会った時、良い感情を持った。」

 

彼に会った時、態度には出ずに
理性的に良い感情が沸いたという
ことを表しています。

 

次に、以下の例文ですが、

I know the feeling.
「(その)お気持ちは分かります。」

 

このfeeling「気持ち(感情)」は、
目の前にいる人が外界の刺激により
感じている理性的な感情を察して、
気持ちが分かりますという意味です。

 

上のfeelingは特定の感情なので
theが付き単数形になりますが、

色々な感情が混ざった「感情」は
feelingsと複数形になります。

feelingの例文と使い方

 

以下はfeelingsを用いた例文ですが、

I have mixed feelings about the problem.
「私は、その問題について複雑な感情があります。」

複数の色々な感情が混ざりあって
複雑な感情があることを表します。

 

次に、以下の例文ですが、

He hurt her feelings.
「彼は、彼女の気持ちを傷つけた。」

このfeelings「気持ち(感情)」は、
彼の言葉や行為により彼女が理性的に
傷ついて悲しいなど複数の感情が湧いた
というニュアンスになります。

 

また、feelingは単数で用いられると、
予期するというニュアンスでの「感情」
という意味で用いられます。

I have a feeling that he will come here.
「私は、彼がここへ来る予感がします。」
=「私は、彼がここへ来る気がします。」

 

feelingの発音は、以下になります。

 

emotionの例文と使い方

以下はemotionを用いた例文ですが、

He has a strong emotion to her.
「彼は、彼女に強い感情を抱いている。」

好きや嫌いなど、彼の態度に出る程、
強い感情を彼女に対して持っている
ことを表しています。

emotionの例文と使い方

 

また、emotionを用いた以下の例文は、
天気は本能的に人々の感情に影響する
ことがあることを表しています。

The weather sometimes has an effect on people’s emotion.
「天気は、時々人の感情に影響を及ぼします。」

 

emotionの発音は、以下になります。

 

feeling・emotionとsentimentの違い

feelingとemotionが悲しい、
楽しい、怒り、興奮といった
色々な感情を表すのに対し、

センチメンタルという言葉があるように
sentimentは切ない「気持ち」や「感情」
を表します。

 

そして、sentimentは、切ない、
しんみり、感情に影響されやすい
といったニュアンスから、

「情緒」「感傷」「多感」という
意味も持っています。

feeling・emotionとsentimentの違い

 

それでは、以下に例文を用いて
feelingとemotionとの違いと合わせて
sentimentの使い方をみていきます。

 

sentimentの例文と使い方

以下はsentimentを用いた例文ですが、

There is no place for sentiment.
「感傷の入り込む余地はありません。」

直訳は「感傷のための場所はない」で、
感傷的な気分になっている暇はないほど
何かに没頭している時に用いる文です。

 

以下の3つの例文を比較して、
feeling・emotion・sentimentの
違いをみてみます。

It appealed to feeling.

It appealed to emotion.

It appealed to sentiment.
「それは、感情に訴えた。」

 

まず、以下の英文の場合は、

It appealed to feeling.

理性的な感情に訴えたという
ニュアンスになります。

 

次に、以下の英文の場合は、

It appealed to emotion.

無意識に湧き上がってくる強い感情に
訴えたというニュアンスになります。

 

そして、以下の英文の場合は、

It appealed to sentiment.

切ない気持ちや感情に訴えた
というニュアンスになります。

 

sentimentの発音は、以下になります。

 

moodの意味と使い方

moodは、特定の要因がなく
無意識に湧き出てくる感情や、

一時的に感じている感情を表し、

日本語で「気分」や「気持ち」と
訳されることが多いです。

moodの例文と使い方

 

それでは、以下に例文を用いて
moodの使い方をみていきます。

 

moodの例文と使い方

以下はmoodを用いた例文ですが、

I’m in a good mood today.
「私は、今日は気分がいい。」

特定の要因はないがなんとなく
いい気持であることを表します。

 

以下のmoodを用いた例文は、
一時的に悪い気持ちの中にいた
ということを表しています。

He was in a bad mood yesterday.
「彼は、昨日機嫌が悪かった。」

 

moodの発音は、以下になります。

 

効率の良い英単語の覚え方

feeling・emotion・sentiment・
moodの意味の違いと使い方を
例文を用いて解説しましたが、

脳は関連した情報を一緒に覚えると
記憶しやすいことが分かっているので、

類義語をまとめて覚えると効率よく
英単語を記憶することができます。

 

以下では、脳の特性に沿って効率よく
英単語を覚える方法を解説しています。

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