hardとdifficultの違い!英語で難しいの使い分けと読み方
英語で「難しい」と似た意味を
持っているhardとdifficultには、
以下のような違いがあります。
- hard:肉体的・精神的に「難しい」
- difficult:知識・技術的に「難しい」
脳に関連した情報をセットで
入力すると記憶しやすいので、
ここでは似た意味を持っている
hardとdifficultの違いと使い方
について例文を用いて解説します。
目次
hardとdifficultの違い
hardとdifficultは「難しい」
という意味では、両方とも
同じように用いられます。
ただ、細かい違いを説明すると、
以下のような違いがあります。
hardは、主に物事が物理的に厳しい、
肉体的・精神的に困難、過酷であり
難しいことを表します。
difficultは主に物事が認知的に複雑、
知識や技術的に理解しにくかったり
実現が困難で難しいことを表します。
そして、difficutのほうがhardより
フォーマルなニュアンスになります。
なので、hardは口語的な表現で、
difficultは正式な表現でよく使われる
傾向にあります。
ただ、気にしすぎることはなく「難しい」
という意味ではどちらも同じように使う
ことができます。
hardとdifficultの発音(読み方)は、
それぞれ以下になります。
・hard
・difficult
それでは、以下に例文を用いて
hardとdifficultの違いと使い方
について詳しく解説します。
hardとdifficultの使い分け
ここからは、例文を用いてhardと
difficultの使い方をご説明します。
例えば、以下のように言いたい場合、
「これは、難しいテストです。」
以下の例文のようにhardを用いると、
This is a hard test.
長時間のテストなど、肉体的・
精神的に困難で過酷なテスト
というニュアンスになります。
以下のようにdifficultを用いると、
This is a difficult test.
複雑で理解しにくい難しいテスト
というニュアンスになります。
さらに、色々な例文を用いてhardと
difficultの使い方について解説します。
hardの例文と使い方
以下はhardを用いた例文ですが、
It’s hard to carry these boxes.
「これらの箱を運ぶのは大変だ(難しい)。」
hardは肉体的・精神的に厳しい、
困難であることを意味するので、
この英文は箱を運ぶのが肉体的に
困難であることを表わします。
以下もhardを用いた例文ですが、
The marathon was hard, but I managed to finish it.
「マラソンはハードだった(難しかった)が、
私はなんとか終えた。」
hardは過酷であることを表すので、
この英文はマラソンが過酷である
というニュアンスになります。
そして、以下の例文のように、
The work is hard but the salary is good.
「仕事は大変だが、給料は良い。」
It’s hard for me to wake up early in the morning.
「私にとって、朝早く起きるのはつらい。」
hardは肉体的・精神的に難しいという
意味から「大変な」「つらい」という
意味でも用いられます。
また、以下の例文のように、
The apple is hard.
「リンゴは、硬い。」
The teacher is hard on her students.
「その先生は、生徒に厳しい。」
形容詞のhardには「硬い」「厳しい」
「厳格な」という意味もあります。
difficultの例文と使い方
以下はdifficultを用いた例文ですが、
It’s difficult to learn German.
「ドイツ語を学ぶのは難しい。」
difficultは物事が認知的に複雑、
知識や技術的に理解しにくい
ということを意味するので、
この英文はドイツ語が複雑で
理解しにくくて難しいことを
表わしています。
以下もdifficultを用いた例文ですが、
This math problem is difficult,
so he doesn’t know how to solve it.
「この数学の問題は難しいので、
私はどう解けばいいか分からない。」
difficultは実現が困難であることも表すので、
この英文は問題が複雑すぎて問題を解くことを
実現するのが彼には困難なことを意味します。
This math problem is difficultの部分は、
この数学の問題が複雑で理解しにくいほど
難しいと捉えることもできます。
hardとdifficultの副詞
hardlyやdifficultlyのように、
hardとdifficultにlyが付くと
副詞になり意味も変わります。
例えば、以下の例文のように、
He hardly goes to the gym.
「彼は、ほとんどジムに行かない。」
hardlyという副詞は「ほとんど〜
しない」という意味で使われます。
以下では、「ほとんど〜ない」と似た
意味を持つ、barely・hardly・scarcely
の違いと使い方について解説しています。
そして、以下の例文のように、
She walked difficultly in her new high heels.
「彼女は、新しいハイヒールでぎこちなく歩いた。」
difficultlyという副詞は「ぎこちなく」
「不器用に」という意味で使われます。
ここまでが、hardとdifficultの違いと
使い方についての説明になります。
hardとdifficultのまとめ
hardとdifficultは「難しい」
と似た意味を持っていますが、
日常会話で使用する際には状況に
合わせて使い分けることが必要です。
そこで、ここでは、hardとdifficultの
違いと使い方について解説しましたが、
脳は関連した情報を一緒に覚えると
記憶しやすいことが分かっているので、
類義語をまとめて覚えると効率よく
英単語を記憶することができます。
以下では、脳の特性に沿って効率よく
英単語を覚える方法を解説しています。