most・mostly・almostの違い!英語でほとんどの使い方
mostは「ほとんどの」
という意味の形容詞で、
mostlyは「たいてい(は)」、
almostは「ほどんど」という
意味の副詞です。
脳に関連した情報をセットで
入力すると記憶しやすいので、
ここでは似た意味を持っている
most・mostly・almostの違いと
使い方について解説します。
目次
most・mostly・almostの違い
mostは「ほとんどの」
という意味の形容詞で、
名詞を修飾します。
以下は例文で、
Most stores close at 8 p.m. in this area.
「この地域では、ほとんどのお店は午後8時に閉まる。」
mostは名詞のhouseを
修飾しています。
mostlyは「たいてい(は)」、
almostは「ほとんど」という
意味の副詞です。
副詞は、動詞、形容詞、副詞、
文全体を修飾します。
そして、mostlyは何かの全体の中で
大半を占めることを表します。
almostは、ほとんどある状態で、
何かが完了したり、達成されたりする
直前の状態を表します。
例えば、以下のmostlyとalmostを
用いた例文を比べてみます。
The homework is mostly done.
The homework is almost done.
まず、mostlyを用いると
以下のような意味になり、
The homework is mostly done.
「その宿題は、ほぼ終わった。」
全ての宿題のうち大部分は終わっている
というニュアンスになります。
そして、almostを用いると
以下のような意味になり、
The homework is almost done.
「その宿題は、もう少しで終わる。」
もう少しで終わりそうだが
まだ終わってはいないという
ニュアンスにになります。
most・mostly・almostの発音は、
それぞれ以下になります。
・most
・mostly
・almost
most・mostly・almostの使い分け
それでは、以下に例文を用いて
most・mostly・almostの違いと
使い方をみていきます。
mostとmost ofの例文と使い方
以下はmostを用いた例文ですが、
Most people speak Japanese in Japan.
「日本では、ほとんどの人が日本語を話す。」
このmost「ほとんど」は形容詞なので
名詞のpeopleを修飾しています。
mostは一般的な不特定の対象に用いるので、
この例文は日本に住んでいる不特定の一般的
な人々が日本語を話すということを表します。
これに対し、most of「ほどんどの」は、
特定の人や物のという意味になります。
例えば、以下の例文は、
Most of the people speak Osakaben in Osaka.
「大阪で、ほとんどの人は大阪弁を話す。」
大阪に住んでいる”特定の人“が
大阪弁を話すという意味です。
most ofは特定の人や物を表すので、
most of the ~ と、most ofの後ろに
theが付きます。
mostとmost ofの使い方は、
物の時も同じです。
以下の例文のように、
Most cars will run on electricity in the future.
「将来、ほとんどの車は電気で走るだろう。」
Most carsとすると不特定の一般的な
「ほとんどの」車を表します。
そして、以下の例文のように、
Most of the cars in the country are made in Japan.
「その国の車のほとんどは、日本製です。」
Most of the carsとすると、その国の
特定の「ほとんどの」車を表します。
また、mostは名詞や副詞として
用いられることもあります。
以下は名詞のmostの例文で、
It’s the most I can do.
「それは、私ができる最大限のことです。」
the mostは「最大限のこと」という
意味の名詞として用いられています。
以下は副詞のmostの例文で、
She is the most beautiful in the class.
「彼女は、そのクラスで一番キレイです。」
この文のthe mostは最上級を表しますが
形容詞のbeautifulを修飾しています。
以下の例文のように、
She is a most beautiful woman.
「彼女は、とても美しい女性です。」
a mostは副詞のveryと同じように
「とても」という意味になります。
この例文のa mostは、形容詞の
beautifulを修飾しています。
most of allは、「何より」という
意味の副詞です。
以下では、most of allと最上級を表す
the most ~ of all(…)の違いと使い方
について例文を用いて解説しています。
mostlyとalmostの例文と使い方
mostlyとalmostは両方とも副詞で、
似ている部分もあるので合わせて
使い方を説明します。
以下はmostlyを用いた例文ですが、
She mostly eats healthy food.
「彼女は、たいてい健康に良い食べ物を摂っている。」
食べている食事のうち大部分は
健康に良い食べ物が占めている
ことを表わします。
mostlyは「普段」という意味の
usuallyに近い意味になるので、
以下のように言っても同じような
意味になります。
She usually eats healthy food.
「彼女は普段、健康に良い食べ物を摂っている。」
以下はalmostを用いた例文ですが、
It’s almost ready.
「それは、ほとんど準備ができています。」
almostは形容詞のreadyを修飾し、
ほぼ準備ができている状態である
ことを表わしています。
almostのような程度を表す副詞は、
一般的に、be動詞、助動詞の後ろ、
一般動詞の前に置かれます。
以下は、助動詞の後ろに置かれる場合と
一般動詞の前に置かれる場合の例文です。
It will almost be ready before I arrive at the office.
「それは、私が事務所に到着する前に
ほとんど準備ができているだろう。」
We almost finished it.
「私達は、それをほとんど終えた。」
以下のように現在完了形では、
I have almost finished the work.
「私は、その仕事をほとんど終えた。」
haveを助動詞のように考えて
almostをhaveの後ろに起きます。
そして、まだ完全に終えていないけど
ほぼ終えていることを表わします。
この場合は、almostをmostlyに変えて
以下のように言うこともできます。
I have mostly finished the work.
「私は、その仕事をほとんど終えた。」
この場合、仕事の大部分が終わっている
というニュアンスになります。
mosltyとalmostには微妙な違いがありますが、
英語で会話をしている時は使い分けに神経質
になりすぎないようにしましょう。
風邪などから体調がほとんど回復して
「私はほぼ良くなった」という場合は、
以下のように言うことができます。
I mostly got better.
I almost got better.
most・mostly・almostのまとめ
この記事では、似た意味を持っている
most・mostly・almostの違いと使い方
について例文を用いて解説しましたが、
以下のような意味の違いがあります。
- most(形容詞):「ほとんどの」
- mostly(副詞):「たいてい」
- almost(副詞):「ほとんど」
almostlyという英単語はなく、
almostとmostlyがごっちゃに
なっているかと思われます。
脳は関連した情報を一緒に覚えると
記憶しやすいことが分かっているので、
類義語をまとめて覚えると効率よく
英単語を記憶することができます。
以下で、「ほとんど全ての」と似た意味の
almost all・almost all the・almost all of
の違いと使い方について解説しています。