recall・recollect・remember・remindの違い!思い出すを英語で
英語で「思い出す」を表す
recall・recollect・rememberは、
以下のような違いがあります。
- recall:意識して「思い出す」
- recollect:努力して「思い出す」
- remember:自然に「思い出す」
そして、remindは「思い出させる」
という意味があります。
脳に関連した情報をセットで
入力すると記憶しやすいので、
ここでは似た意味を持っている
recall・recollect・remember・
remindの違いと使い分け、使い方
について例文を用いて解説します。
目次
recall・recollect・rememberの違い
recallは「思い出す」
という意味ですが、
「呼び戻す」「取り戻す」
という意味もあるように、
過去の出来事を意識して
思い出す時に用いられます。
recollectはrecallより努力し、
忘れていたことを頭の中から
思い出す時に用いられます。
recollectは、記憶をだどって
頭の中から思い出したい情報を
探し出すニュアンスになります。
recallのように“意識して”や
recollectのように“努力して”
思い出すということではなく、
rememberは覚えていることを
自然に「思い出す」という意味で
用いられます。
よって、rememberは「思い出す」
という意味で一番よく使われます。
そして、rememberには「覚えている」
「覚えておく」という意味もあります。
recall・recollect・rememberの発音は、
それぞれ以下になります。
・recall
・recollect
・remember
それでは、以下に例文を用いて
recall・recollect・rememberの違いと
使い方について詳しくみていきます。
recallの例文と使い方
以下はrecallを用いた例文ですが、
She likes to recall the trip.
「彼女は、その旅行のことを
思い出すのが好きです。」
彼女が過去にした旅行のことを
意識的に思い出すことが好きで
あるということを表しています。
以下のように否定文でも用いられます。
I can’t recall anything about it.
「私は、それについて何も思い出す
ことができません。」
この例文は、意識してそれについて
思い出そうとしても思い出すことが
できないということを表しています。
recollectの例文と使い方
以下はrecollectを用いた例文ですが、
He recollected his childhood.
「彼は、子供の頃のことを思い出した。」
なかなか思い出すことができない
子供の頃のことを努力して思い出した
ということを表します。
この例文は、以下のように
recallを用いることもできますが、
He recalled his childhood.
「彼は、子供の頃のことを思い出した。」
recallは意識すれば思い出せる時に、
recollectは一生懸命思い出そうとして
思い出せるような時に用いられます。
また、recallとrecollectは以下のように
動名詞を目的語に置き「~したことを
思い出す」という意味になります。
He recalled meeting the president.
He recollected meeting the president.
「彼は、大統領に会ったことを思い出した。」
過去の出来事を思い出すという意味なので、
この場合、後で解説するrememberのように
不定詞を目的語に置くことはできません。
×He recalled to meet the president.
×He recollected to meet the president.
recallとrecollectとの違いと合わせ、
rememberの意味と使い方について
以下で解説します。
rememberの例文と使い方
以下はrememberを用いた例文ですが、
I remember what he said.
「私は、彼が言ったことを思い出した。」
彼が言ったことを覚えていて
それを記憶をたどって思い出した
ということを表しています。
rememberの「思い出す」は、
思い出す時にrecallやrecollect
のように努力は必要ありません。
また、以下のように否定文は、
「思い出せない」という直訳から
「覚えてない」という意味になります。
I don’t remember what he said.
「私は、彼が言ったことを思い出せない。」
日本人はよく「忘れた」と言うので
以下のようにforgotをよく用いますが、
I forgot what he said.
「私は、彼が言ったことを忘れた。」
厳密には、一旦脳に記憶されたことは
完全に記憶から消えることはないので
I don’t remember「思い出せない」と
言うのが自然です。
rememberの後ろに不定詞を置く場合と
動名詞を置く場合で意味が異なるので、
以下で例文を用いて解説します。
remember+不定詞
rememberは目的語に不定詞を
置いて「~することを覚えている」
という直訳から「忘れずに~する」
という意味で用いられます。
以下は、例文です。
I’ll remember to call him today.
「私は、今日忘れずに彼に
電話をするつもりです。」
He remembered to do the work.
「彼は、忘れずにその仕事をした。」
remember+動名詞
また、rememberは目的語に動名詞を
置いて、「~したことを覚えている」
という意味になります。
以下は、例文です。
I remember playing with her
in my childhood.
「私は子供の頃、
彼女と遊んだことを覚えています。」
He remembered meeting us.
「彼は、私達に会ったことを覚えていた。」
remind・reminder・rememberの違い
recall・recollect・rememberは
「思い出す」という意味ですが、
remindは「思い出させる」という
意味になります。
そして、reminderはremindの名詞で、
「思い出させる人(物)」「合図」
という意味です。
remindとreminderの発音は、
以下になります。
・remind
・reminder
remindの例文と使い方
以下は、remindを用いた例文です。
The photos remind me of the trip.
「その写真は、私にその旅行を思い出させる。」
The scenery of the town reminded him of his hometown.
「その町の景色は、彼に彼の故郷を思い出させた。」
これらの例文のように、
remindはremind 人 of ~ で
「人に~を思い出させる」
という意味になります。
reminderの例文と使い方
以下はreminderを用いた例文ですが、
This is a reminder of the meeting.
「これは、その会議のリマインダーです。」
reminderは「思い出させる物」
という意味から「リマインダー」
という意味で用いられます。
効率の良い英単語の覚え方
ここでは、似た意味を持つrecall・
recollect・remember・remindの違い
と使い分け方について解説しましたが、
脳は関連した情報を一緒に覚えると
記憶しやすいことが分かっているので、
類義語をまとめて覚えると効率よく
英単語を記憶することができます。
以下では、脳の特性に沿って効率よく
英単語を覚える方法を解説しています。