ago・before・sinceの違い!現在完了形で使えるのはどれ?
英語で「~前」と似た意味を持つ、
agoとbeforeの使い方は異なります。
脳に関連した情報をセットで
入力すると記憶しやすいので、
ここでは似た意味を持っている
agoとbeforeの違いをsinceの使い方
と合わせて例文を用いて解説します。
目次
agoとbeforeの違い
agoは、今を基準に「~前」
という意味を表します。
そして、beforeは今以外の
別の時を基準にして「~前」
という意味を表します。
agoとbeforeの発音は、
それぞれ以下になります。
・ago
・before
それでは、以下に例文を用いて
agoとbeforeの違いと使い方
についてみていきます。
agoとbeforeの使い方
以下はagoを用いた例文ですが、
He went to Tokyo two days ago.
「彼は、2日前に東京に行きました。」
彼が“今から”2日前に東京に
行ったことを表します。
以下はbeforeを用いた例文ですが、
He went to Tokyo two days before I went there.
「私が行った2日前に、彼は東京に行きました。」
agoのように“今”から2日前ではなく、
“私が東京へ行った”という過去の時点から
2日前に彼が東京へ行ったことを表します。
そして、beforeを使う時には、
beforeの後ろに“いつ”を基準にするのか
を表す単語や文章が必ず置かれるので、
two days before ~ という形になり、
×two days beforeとはなりません。
このように、agoは今から「~前」、
beforeは今以外の別の時から「~前」
という意味になります。
現在完了形で使えるのは?
ago・before・sinceのうち、
現在完了形で用いられるのは
beforeとsinceです。
beforeは「以前」という意味で、
現在完了形の経験の文で用いられ、
sinceは「~から」という意味で
現在完了形の継続で用いられます。
それでは、以下に例文を用いて
現在完了形でのbefore・sinceの
使い方についてみていきます。
現在完了形の経験+before
以下はbeforeを用いた例文ですが、
I have been to Kyoto before.
「私は、以前京都に行ったことがあります。」
beforeは現在完了形の経験の文で
「以前」という意味で用いられます。
疑問文は、以下のようになります。
Have you been there before?
「あなたは、以前そこへ行ったことがありますか。」
現在完了形の経験について、
詳しい解説が必要な場合は
以下を参考にしてください。
現在完了形の継続+since
sinceは「~から」という意味で、
現在完了形の継続で用いられます。
以下はsinceを用いた例文ですが、
She has lived in Okinawa since 2010.
「彼女は、2010年から沖縄に住んでいます。」
sinceは「~から」という意味で
継続が始まる時点を表します。
この例文では、彼女が2010年という
過去の時点から今まで沖縄に住んで
いることを表しています。
現在完了形の継続について、
詳しい解説が必要な場合は
以下を参考にしてください。
sinceの後ろでagoは使えない
現在完了形の継続の文で
sinceが用いられる時に、
×She has lived in Okinawa since ten years ago.
「彼女は、10年前から沖縄に住んでいます。」
というようにsinceの後ろで
agoを用いることはできないので
気をつけましょう。
以下では、前置詞for・until・beforeの
違いと使い方について解説しています。
以下では、前置詞by・before・withinの
違いと使い方について解説しています。
効率の良い英単語の覚え方
ここでは、似た意味を持つ
agoとsinceの違いとsinceの
使い方について解説しましたが、
脳は関連した情報を一緒に覚えると
記憶しやすいことが分かっているので、
類義語をまとめて覚えると効率よく
英単語を記憶することができます。
以下では、脳の特性に沿って効率よく
英単語を覚える方法を解説しています。