find・notice・realize・recognizeの違い!気づくを英語で
英語で「気づく」という意味を持つ
find・notice・realize・recognizeには、
以下のような違いがあります。
・find
「(偶然または努力して)気づく」
「(偶然または努力して)見つける」
・notice
見たり・聞いたり・感じたり
五感を通じて「(ハッと)気づく」
・realize
「(頭で考えて認識するという
意味での)気づく」=「理解する」
・recognize
「(知っている情報を元に)気づく」
脳に複数の関連した情報をセットで
インプットすると記憶しやすいので、
ここでは似た意味を持っている
find・notice・realize・recognizeの違いと
使い分けについて例文を用いて解説します。
目次
find・notice・realize・recognizeの違い
findは、偶然に、または努力して
分からなかったことに「気づく」
という意味です。
findには、見つけたかったものを
努力して「見つける」「発見する」
といった意味があります。
noticeは、五感を通じてハッと
「~に気づく」「~が目に留まる」
「~を認める」という意味です。
realizeは、状況を理解して
「気づく」という意味です。
よって、realizeには「理解する」
という意味もあります。
recognizeは知っているものを
認識するというニュアンスから、
見覚えや聞き覚えがあって分かる
という意味での「気づく」です。
find・notice・realize・recognizeの
発音は、それぞれ以下になります。
・find
・notice
・realize
・recognize
find・notice・realize・recognizeの使い方
ここからは、に例文を用いて
find・notice・realize・recognizeの
違いと使い方についてみていきます。
findとnoticeの例文と使い分け
偶然「気づく」という意味で
noticeとfindは同じように用い、
努力して「気づく」という場合は
findを用います。
それでは以下の例文を用い、
「私は、彼がここを去ったことに気づいた。」
findとnoticeの違いと使い方
について解説します。
この日本語を英語にする場合、
偶然「気づいた」という意味では
以下のようにfindかnoticeを用います。
I found (that)he left here.
I noticed(that)he left here.
両方とも気づくという意味ですが、
noticeのほうが偶然ハッと(突然)
気づいたというニュアンスになり、
findは辺りを見回していると偶然
気づいたという感じになります。
細かくみるとfindとnoticeには
このような違いがありますが、
会話ではどちらを用いてもさほど
変わらないと思って大丈夫です。
次に、以下の場合は、
「私は、(私の)財布を見つけた。」
失くした財布を(努力して)探して
「見つけた」という意味になるので、
findを用いて以下のようになります。
I found my wallet.
noticeとrealizeの例文と使い分け
realizeは頭で考えて状況を認識した
という意味での「気づく」なので、
以下のように彼がいないという状況を
認識したという場合に用いられます。
I realized(that)he wasn’t here.
「私は、彼がここにいないことに気づいた。」
以下の例文のように、
I noticed(that)he left here.
「私は、彼がここを去ったことに
(ハッと)気づいた。」
ふと気づいたというような状況では
noticeを用います。
以下のようにrealizeを用いると、
I realized(that)he left here.
頭で考えて状況を理解して気づいた
という意味になります。
realizeとrecognizeの例文と使い分け
以下はrealizeを用いた例文ですが、
I realized him.
「私は、彼に気づいた。」
会ったことがなくても写真など、
事前に得ていた情報から理解して
彼に気づいたことを表します。
realizeに対し、recognizeは
以前会ったことがあったり
見たことがあったりして、
知っている情報から誰かや何かを
認識して「気づく」という場合に
用いられます。
よって、初めて会う場合に
recognizeは使われません。
小学校の友達に大人になってから
久しぶりに街で偶然出会った時に、
「私は、彼に気づいた。」という場合、
以下のようにrecognizeを用います。
I recognized him.
何によって「気づいた」のかを表す時は、
以下のようにby「~によって」を用います。
I recognized him by his clothes.
「私は、服装で彼に気づいた。」
find・notice・realize・recognizeのまとめ
findは、偶然または努力して
「気づく」「見つける」という
意味です。
そして、noticeは意識せず
五感を通してハッと「気づく」
という意味であるのに対し、
realizeは頭で考えて理解したり
状況をしっかり認識して「気づく」
という意味です。
recognizeは、知っている情報を
元に「気づく」という意味です。
ここでは、似た意味を持っている
find・notice・realize・recognizeの
違いと使い分けを解説しましたが、
脳は関連した情報を一緒に覚えると
記憶しやすいことが分かっているので、
類義語をまとめて覚えると効率よく
英単語を記憶することができます。
以下では、「知らせる」という意味を持つ
notify・notice・inform・announceの違いと
使い方について例文を用いて解説しています。