代名詞itとthatの違い!英語で「それ」「あれ」の使い分け

代名詞itとthatの違いと使い方

英語で「それ」「あれ」と
似た意味を持つitとthatは、
使い方に違いがあります。

 

脳に関連した情報をセットで
入力すると記憶しやすい
ので、

ここでは似た意味を持っている
代名詞のitとthatの違いと使い方、
使い分け
について解説します。

代名詞のitとthatの違い

代名詞のitは「それ」、

thatは「あれ」「それ」
と意味は似ていますが、

使い方に違いがあります。

 

まず、itは人称代名詞で、
物や動物などの英単語を言い
換える時に用いられます。

そして、thatは指示代名詞で、
前の文章全体を指します。

 

itとthatの発音は、以下になります。

・it

・that

 

代名詞のitとthatの使い方

それでは、以下に例文を用いて
itとthatの違いと使い方について
詳しく解説します。

代名詞のitとthatの使い方

 

物や動物を指すit

以下はitを用いた例文ですが、

A:He bought a red car.
「彼は、赤い車を買いました。」

B:It’s nice.
「それは、素敵です。」

二つ目の英文のitは一つ目の英文の
a red car「赤い車」を指します。

 

以下もitを用いた例文ですが、

A:She has a pretty cat.
「彼女は、可愛い猫を飼っています。」

B:I like it.
「私は、それ(その猫)が好きです。」

二つ目の英文のitは一つ目の英文の
a pretty cat「可愛い猫」を指します。

 

このように、itは物や動物などを
言い換える時に用いられます。

 

もう一つ、以下の例文のitは、

I do yoga every day because it’s good for my health.
「健康にいいので、私は毎日ヨガをしています。」

itより前にあるyogaという
英単語を言い換えています。

 

前の文全体を指すthat

上のyogaの例文と似ていますが、
以下の例文のthatは、

A:Why don’t you do yoga every day?
「ヨガを毎日してみたらどう。」

B:That’s difficult for me.
「それは、私には難しいです。」

Why don’t you do yoga every day
という一つ目の英文を指して、

私にはヨガを毎日するのは難しい
ということをBは伝えています。

 

以下に、もう一つ例文を用いて
thatの使い方をみてみます。

 

以下はthatを用いた例文ですが、

A:I’ll visit a beautiful lake this Sunday.
「私は、今週の日曜日に美しい湖を訪れるつもりです。」

B:That’s sounds nice.
「それは、素敵ですね(いいですね)。」

二つ目の英文のthatは一つ目の英文
I’ll visit a beautiful lake this Sunday
全体を指しています。

 

Aが今週の日曜日に美しい湖を訪れる
ことに対して、Bはそれはいいですね
と感想を述べています。

 

このように、thatは前の文章全体を
指す場合に用いられます。

 

あれ・あのを表すthat

thatは「それ」という意味の他、
「あれ」「あの」という意味で
用いられることもあります。

 

以下はthatを用いた例文ですが、

That is my pen.
「あれは、私のペンです。」

遠くにあるペンを指す時に「あれ」
という意味でthatを用います。

 

これに対し、近くのペンを指す時は
以下のようにthisを用います。

This is my pen.
「これは、私のペンです。」

 

「あの」という意味のthatは形容詞で、
以下のように名詞を修飾します。

That car is mine.
「あの車は、私のです。」

 

thatは遠くにある場合に用いられ、
近くにある場合は以下の例文のように
thisを用います。

This car is mine.
「この車は、私のです。」

 

その他のitとthatの使い方

これまで解説してきた以外の
itとthatの使い方を紹介します。

その他のitとthatの使い方

 

天気を表すit

以下の例文のように、

It’s sunny today.
「今日は、晴れています。」

It’s raining now.
「今、雨が降っています。」

It’s humid.
「ジメジメしています。」

天気や気候を表す場合は
主語にitが用いられます。

 

時刻を表すit

以下の例文のように、

What time is it?
「何時ですか。」

It’s 10 o’clock.
「10時です。」

時刻を表す場合も主語に
itが用いられます。

 

ただ、「今、何時ですか。」と聞く場合、
以下のほうがよく用いられるようです。

Do you have the time?

 

timeの前のtheを取り以下のように言うと、

Do you have time?

「今、時間ありますか。」と違う意味に
なるので使う時は気をつけましょう。

 

関係代名詞のthat

thatは、関係代名詞として
用いられることもあります。

 

関係代名詞のthatについては、
以下で詳しく解説しています。

 

形式主語・形式目的語のit

itは、形式主語や形式目的語として
用いられることもあります。

 

形式主語や形式目的語のitについては、
以下で例文を用いて解説しています。

 

効率の良い英単語の覚え方

ここでは、itとthatの違いと使い方、
使い分けについて解説しましたが、

脳は関連した情報を一緒に覚えると
記憶しやすいことが分かっているので、

類義語をまとめて覚えると効率よく
英単語を記憶することができます。

 

以下では、脳の特性に沿って効率よく
英単語を覚える方法を解説しています。

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