hire・employ・recruit・engageの違い!英語で雇うの使い方
英語で「雇う」を表す時に用いる
hire・employ・recruit・engageは、
以下のような違いがあります。
・hire
一時的に「雇う」
・employ
長期的に「雇う」
正社員などを「雇用する」
・recruit
新入社員を「雇う」「採用する」
新規会員を「募集する」
・engage
ある仕事のために人を「雇う」
乗り物を「手配する」
脳に関連した情報をセットで
入力すると記憶しやすいので、
ここでは似た意味を持っている
hire・employ・recruit・engageの
違いと使い方について例文を用いて
詳しく解説します。
目次
hireとemployの違い
hireとemployには「雇う」
という意味がありますが、
hireは一時的に「雇う」、
employは長期的に「雇う」
という違いがあります。
これよりemployは正社員としてなど、
正式に雇用するという意味で用いられ、
hireは一時的に雇用するという意味で
用いられることが多いです。
そして、hireよりemployのほうが、
硬い感じになります。
hireとemployeeの発音は、
それぞれ以下になります。
・hire
・employee
それでは、以下に例文を用いて
hireとemployの違いと使い方
についてみていきます。
hireの例文と使い方
以下はhireを用いた例文ですが、
I hired him.
「私は、彼を雇いました。」
アルバイトなどとして一時的に
彼を雇ったということを表します。
そして、例えば派遣社員として
一時的に雇ったと言いたい場合は、
「~として」という意味の前置詞
asを用いて以下のようになります。
I hired her as a temporary staff.
「私は、派遣社員として彼女を雇いました。」
また、以下の例文のようにhireの
目的語は乗り物の場合もあります。
Let’s hire a bus for the trip.
「その旅行のためにバスを貸し切りましょう。」
この英文は、旅行のために
バスを貸し切るという意味の裏に、
バスの運転手を「一時的に雇う」
という意味が含まれています。
employの例文と使い方
以下はemployを用いた例文ですが、
I employed him.
「私は、彼を雇いました。」
正社員として正式に彼を雇用した
ということを表します。
hireの目的語は人と乗り物ですが、
employの目的語は人だけです。
正社員として雇ったと言いたい場合は、
前置詞asを用いて以下のようになります。
I employed him as a permanent staff.
「私は、正社員として彼を雇いました。」
正社員と言う時に、週40時間働く
「フルタイムの常勤者」という意味の
full-time workerやfull-time employee
を用いることもあります。
hireとemployの使い分け
hireは雇用契約を結ぶ感じになり、
employは働かせる感じになります。
例えば、女性を一時的に雇い、
その後で正式に雇った場合は
以下のような英文になります。
The employer hired the woman as a part time worker.
「その雇用者は、その女性をアルバイトとして雇った。」
One year later, he employed her as a full time staff.
「1年後、彼は彼女を正社員として雇用しました。」
ただ、アメリカでは人事部でも
hireが用いられるとのことです。
よって、使い分けが難しい場合は
基本的にhireを用いるようにして、
正規に(長期的に)雇用すると
硬い感じで言う時にemployを用いる
ようにすれば大丈夫です。
recruitとhire・employの違い
hireやemployとrecruitの違いは、
recruitが新入社員を「雇う」時に
用いられるという点です。
よって、recruitは「採用する」という
意味で用いられることが多いです。
recruitの発音は、以下になります。
それでは、以下に例文を用いて
hire・employとの違いと合わせて
recruitの使い方をみてみます。
recruitの例文と使い方
以下はrecruitを用いた例文ですが、
Our company started to recruit new employees.
「我が社は、新しい従業員を採用し始めました。」
recruitは新入社員を採用する場合や
新入会員を募集する場合に用います。
recruiting(リクルーティング)は、
人材などを募集する「採用(求人)活動」
という意味になります。
一時的に従業員を雇うという場合は、
以下のようにhireを用います。
Our company started to recruit new employees.
「我が社は、(一時的に)従業員を雇い始めました。」
長期的に従業員を雇うという場合は、
以下のようにemployを用います。
Our company started to recruit new employees.
「我が社は、(長期的に)従業員を雇用し始めました。」
engageとhire・employの違い
engageは人を「雇う」場合と、
乗り物を「手配する」という場合
の両方に用いることができますが、
契約して一定期間”拘束する“という
ニュアンスが含まれます。
よって、engageの「雇う」は、
hireとemployより強い意味です。
engageの発音は、以下になります。
それでは、以下に例文を用いて
engageの使い方をみてみます。
recruitの例文と使い方
以下のようにengageを用いると、
We engaged a taxi.
「私達は、タクシーを手配した。」
自分のためだけに運転してもらう
タクシーの運転手を雇ったという
感じになります。
このようなケースは稀で、
一般的にタクシーを手配する時は
一時的なので以下の例文のように
hireを用います。
We hired a taxi.
「私達は、タクシーを手配した。」
また、以下の例文のように、
engageの後ろにas ~「~として」や
to ~「~すること」が付くこともあります。
We engaged him as a guide.
「私達は、彼をガイドとして雇った。」
We engaged him to sell our products.
「私達は、彼を営業(我社の製品を売ること)で雇った。」
take onの意味と使い方
take onにも、「雇う」
という意味があります。
以下は、take onを用いた例文です。
They’re going to take on more workers.
「彼らは、もっと労働者を雇うつもりです。」
He is worth taking on.
「彼は、雇う価値があります。」
S be worth+動詞のing形で、
「Sは~する価値がある」
という意味になります。
take onの発音は、以下になります。
効率の良い英単語の覚え方
ここでは、似た意味を持っている
hire・employ・recruit・engageの
違いと使い方について解説しましたが、
脳は関連した情報をセットで覚えると
記憶しやすいことが分かっているので、
類義語を一緒に覚えると効率よく
英単語を記憶できるのでお勧めです。
以下では、脳の特性に沿って効率よく
英単語を覚える方法を解説しています。